「エキストラバージンオリーブオイルを摂ると、痩せるらしい!」
そんな噂を耳にしました。
確かに今までの常識では、「油(高カロリー)」=「太る」でした。
しかし、
その常識は間違いだったようです。
正確には、
「糖質(炭水化物)を取る」=「太る」
が正解のようです。
オリーブオイルには、
オレイン酸による便秘予防
という有名な健康効果があります。
実は、それ以外にも、ダイエット効果のある非常に大きな特徴を持っています。
ヒントは、
オリーブオイルと一緒にご飯を食べると、あるモノの上昇を抑えることができる
ことが分かっています。
詳しくは、この下の記事で詳しく説明します。
という訳で、この記事では、
について紹介します。
それでは参りましょう。
オリーブオイルは、なぜダイエット効果があるの?
Contents
オリーブオイルダイエットで1日に摂取する量は?
「Diabetes Care」の研究論文には、オリーブオイルの血糖値を抑える実験によると、
1日37グラムのエキストラバージンオリーブオイル
を摂取して、血糖値が抑えられる傾向にあると発表しました。
血糖値の上昇を抑えられると、ダイエット効果にもつながります。
血糖値の上昇とダイエット効果については、下でご紹介します。
37グラムと言うと、大さじ2杯より少し多めで、かなりの量に見えますが、これだけ摂っても太るどころか、ダイエット効果につながるようですね。
オリーブオイルダイエットの方法は、1日37g(大さじ約2杯)を取るだけ。
オリーブオイルは、血糖値の上昇を抑えてくれる、魔法の様な食材。
1日37g、オリーブオイルの摂り方
1日に37gと言うと、大さじ2杯くらいです。
大さじ2杯は、結構なボリュームのように見えます。
無理して生のオリーブオイルを大さじ2杯飲むのもアリですが、せっかくなので美味しくオリーブオイルを頂きたいですよね。
ここでは、毎日、無理なく大さじ2杯の量のオリーブオイルを食べるやり方を紹介したいと思います。
結論から言いますと、
野菜サラダ+オリーブオイル(大さじ1)
たったこれだけでOKです。
我が家も毎日、このメニューで無理なく、と言うよりも、とても美味しくオリーブオイルと食パン、サラダを食べています。
私の体重は、1年間で11kg減りました。77kg⇒66kgです。
私の場合、このオリーブオイルの量を毎日食べることだけではなく、同時に白飯の量を減らす糖質制限や、飲み物をミネラルウォーターに変えたりと、いろいろと詰め込んだ結果なので、一概にオリーブオイルダイエットだけの効果ではありませんが、このオリーブオイルダイエットは、体にも良いし、体重も減るので、はっきり言ってデメリットはありません。
…しいて言えば、デメリットは、エキストラバージンオリーブオイルを使うので、少し家計が苦しくなる程度でしょうか。
でも、自分の体は、この世にたった一つだけの最も大切な財産です。
そこに少しくらいお金を掛けても良いと思います。
むしろ、自分の体にお金を掛けなくてどうする? って話です。
自分の体は、最も見返りの大きな投資先
です。ギャンブルと違って、確実に自分に還ってきますからね。
是非、最も見返りの大きな投資先の自分へ、本当に良い本物のエキストラバージンオリーブオイルを投資してあげましょう。
1日37gのエキストラバージンオリーブオイルを摂って、最も見返りの大きな投資先の自分へ投資しよう!
オリーブオイルにダイエット効果がある3つの理由
オリーブオイルを食べるとダイエット効果があるのか?
結論から言いますと、
オリーブオイルを摂ると、痩せます。
徐々に体重を落とす健康的なダイエット効果があります。
なぜオリーブオイルを食べるとダイエット効果があるのでしょう。
理由は、以下の3つです。
血糖値の上昇を緩やかにする効果があるから
糖質ゼロだから
便秘予防効果があるから
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
(1)血糖値の急上昇を抑える効果
1つ目に紹介するのは、
血糖値の急上昇を抑える効果
です。
下の表を見て下さい。
医学誌「European Journal of Clinical Nutrition」で報告された実験データです。
パンだけ食べると、30分後に急激に血糖値が上がるのが分かると思います。
対する「パンとオリーブオイル」を見ると、血糖値の上昇が非常に緩やかになっています。
120分掛けてゆっくりと血糖値が上がります。
これがオリーブオイルの血糖値の上昇を抑える効果です。
オリーブオイルの主成分はオレイン酸で、全体の約75%を占めています。このオレイン酸の特性として、口から入って腸まで消化されずに届くというすごい特性があります。
このため、オリーブオイルと一緒に食べた食べ物は、オレイン酸の膜で守られながら、少しずつ消化されるので、結果として血糖値の上昇が抑えられるのだと推測します。
血糖値と痩せることは、密接な関係があります。
太る原因は、
血糖値が高いから
なのです。
血糖値が高いとは、すなわち、糖分を余らせている状態。
この余った糖分が、あなたの身体の「脂肪」に変わります。
肉や油(カロリー)を摂るから脂肪が付くのではなく、「糖質を摂り過ぎるから脂肪が付く」
のです。
食事の際は、積極的にオリーブオイルを掛けよう。
血糖値の上昇を抑えることができます。
特にパンやパスタなど、血糖値が上がりやすい炭水化物に掛けると、効果抜群です!
何も付けないパンよりも、オリーブオイルを付けた方が良いなんて魔法みたいですが、実際に魔法のように血糖値を抑えられます。
オリーブオイルは、血糖値の上昇を抑えてくれる。
特にパンやパスタなどの炭水化物に掛けると、効果大。
血糖値の急上昇を抑えて、健康的なダイエットが可能。
(2)糖質ゼロ~オリーブオイルは、太る原因にはならない~
次に紹介するのは、オリーブオイルは、
糖質ゼロ
という点です。
「糖質ゼロ」ということは、
太る原因にはならない
と言うことです。
オリーブオイルのダイエットについては、色々な所で「オリーブオイルの高カロリーに注意!」と言ったコメントを目にすることがあります。
しかし、
オリーブオイルのカロリーは、それほど気にする必要はありません。
近年、肥満の原因は、
カロリーではなく、ごはんやパンなどの「糖質の摂り過ぎ」が原因
だと言うことは、専門家の研究によって明らかになっています。
はい、その通りです。
実は肉や唐揚げなどの「タンパク質」や「脂質」は、食べても肥満の原因にはならないのです。
肥満の原因は、「糖質」、つまり「炭水化物」が原因
なのです。
炭水化物を摂ると、体の中で吸収され、血糖値が上がります。
上がった糖分は、
- 初めグリコーゲンとなり、筋肉細胞へ取り込まれ、
- 次に余った分を「中性脂肪」に変えて脂肪細胞に取り込まれ
ます。
つまり、高過ぎる血糖値が「中性脂肪」となって肥満の原因となるのです。
ちなみに、高い血糖値を放置していると、重度の糖尿病となり、糖分が中性脂肪に変換されずに「糖尿」のおしっことなって出てきます。こうなると、脂肪は増えないので、逆に痩せていきます。糖尿病の末期症状です。
と言うことで、オリーブオイルのカロリーは、ほとんど気にしなくてOK。
ただし、オリーブオイルを一度に食べ過ぎると、胃もたれを起こすので、食べ過ぎにも注意です。(前の方でも紹介しましたが、1日37gがおおよその目安です)
オリーブオイルは、糖質ゼロなので、太る原因にはならない。
カロリーが高くても、肥満の原因にはならない。
肥満に気を付けるべきは、糖質(炭水化物)です!
(3)便秘予防効果
オリーブオイルには、
便秘予防効果
もあります。
オリーブオイルの便秘予防効果は、
オレイン酸
という成分によるものです。
オリーブオイルの主成分は、オレイン酸です。
全体の約75%がオレイン酸と言われています。(※オリーブオイルの種類によって数値は変動します)
オレイン酸は、腸で吸収されにくい特性を持っています。
口からオリーブオイルと一緒になって入った食べ物が、胃から腸へ移動し、最終的には便となって出てきます。
便秘の原因は、消化されずに残った食べ物が、腸で詰まってしまうことが原因ですが、オリーブオイルの主成分であるオレイン酸が、潤滑油としての働きをしてくれます。
つまり、滑りの悪い腸の上にオイルの膜を張り、快便を促してくれます。
快便になることで、新陳代謝も良くなり、結果的にダイエット効果も期待できる、という訳です。
オリーブオイルの主成分「オレイン酸」は、便秘解消の効果あり。
新陳代謝が良くなり、ダイエット効果も期待できる!
おすすめのエキストラバージンオリーブオイル
ここからは、おいしいオリーブオイルを紹介したいと思います。
せっかくオリーブオイルダイエットをするなら、おいしくオリーブオイルを頂きたいですよね。
ここで紹介するオリーブオイルは、どれも普通のオリーブオイルとは訳が違います。
本物のエキストラバージンオリーブオイルを試して、感動のおいしさを味わってみて下さい。
おすすめのオリーブオイル(1)キヨエ
オリーブオイルダイエットで最もおすすめなのが、
キヨエのEXVオリーブオイル
です。
キヨエは、日本のオリーブオイルですが、オーストラリアのオリーブの実を使っています。
(ギリシャ産のEXVオリーブオイルもありますが、ここではオーストラリア産のEXVオリーブオイルについて紹介します)
キヨエのオリーブオイルは、
商品名で「オリーブジュース100%オイル」
と表記しています。
紛らわしいのは、この「オリーブジュース」という言葉ですが、正真正銘のエキストラバージンオリーブオイルです。
エキストラバージンオリーブオイルは、今でこそ「オリーブの実を搾っただけの、オリーブ100%ジュース」という理解度が得られていますが、10年前の日本では、オリーブオイルがどんな油なのか知られていませんでした。
そんなオリーブオイルの市民権が無い時代から作られていたので、きっと「オリーブジュース100%オイル」というネーミングになったのでしょう。(勝手な推測なので、間違っていたらごめんなさい)
キヨエのオリーブオイルの特徴は、
日本人の味覚に合った、雑味の無い上品な風味
です。
スーパーで売られている安いピュアオリーブオイルと比べると、ビックリするくらいの雑味の無い上品な味です。
キヨエを実際に試してみると、
パンや生野菜との相性が抜群に良い!
です。
特におすすめなのが、
食パン+キヨエのオリーブオイル
の食べ方です。
オリーブオイルに、お好みで挽き立ての黒コショウを加えると、さらに美味しいです。
朝食に食パンを食べるご家庭も多いと思います。
我が家も朝食は食パンで、毎日、EXVオリーブオイルに焼きたての食パンを浸して食べています。
ダイエットにも、健康にも、アンチエイジングにも良いEXVオリーブオイルを毎日食べて、健康的な生活を送っています。
\ おすすめです /
毎日の朝食が楽しみになる美味しさです!
キヨエについて、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になると思います↓
おすすめのオリーブオイル(2)メルガレホ
次におすすめするのは、
メルガレホのEXVオリーブオイル
です。
メルガレホは、スペインのオリーブオイルです。
オリーブオイルの国際コンテスト「オリーブジャパン」でも、毎年、受賞している有名なオリーブオイルです。
オリーブジャパン2020では、最も評価の高い「最優秀賞」に輝きました。
メルガレホの特徴は、
ガツンと来るフルーティーな風味
です。
EXVオリーブオイルの中でも、爽やかな甘みに関してはトップレベルだと思います。
我が家もメルガレホを初めて試した時は、衝撃を受けました。
おすすめな食べ方は、
食パンに浸して食べる
食べ方です。
フルーティーさが非常に強いので、青臭いオリーブオイルを食べていた人にとっては、衝撃を受けると思います。
ヨーロッパからの輸入品ということもあり、お値段は少々張りますが、それでも一度は食べてみる価値はあるオリーブオイルです。
一番のおすすめは、「コンポジシオン」というグレードです。
\ おすすめです /
お値段は多少張りますが、一度は食べる価値ありです!
メルガレホについて、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になると思います↓
おすすめのオリーブオイル(3)コブラムエステート
3つ目におすすめするのは、
コブラムエステート
です。
コブラムエステートは、オーストラリア産のオリーブオイルです。
オリーブオイルと言えば、ヨーロッパが有名ですが、実は今、オーストラリアのオリーブオイルもおすすめです。
一番の理由は、
ヨーロッパ産のオリーブオイルよりも、かなりお値打ち
だからです。
しかも、味も文句なしに美味しいです。
オーストラリア産は、まだ認知度が低いので、今が狙い目かもしれません。
コスパが非常に高いので、我が家でもこのコブラムエステートのリピート率が一番高いです。
\ おすすめです /
コスパ最強のオーストラリア産オリーブオイルです!
コブラムエステートについて、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になると思います↓
オリーブオイルの種類
上でも少しご紹介しまいたが、オリーブオイルの選び方で注意したいポイントがあります。
食用のオリーブオイルは、4つの種類に分けることができます。
- バージンオリーブオイル
- 精製オリーブオイル
- オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)
- オリーブポマースオイル
この4種類の中で、どれが一番健康によいオリーブオイルなのか?
結論から言いますと、
バージンオリーブオイルが最も健康によいオリーブオイルで、さらにバージンオリーブオイルの中でも一番高品質な「エキストラバージンオリーブオイル」が最も体に良いオリーブオイル
です。
その理由を詳しく見て行きましょう。
(1)バージンオリーブオイル
バージンオリーブオイルは、オリーブの実を搾っただけの100%オリーブジュースのことです。
オリーブの実は、その果実にたくさんのオイル成分を含んでいる、とても珍しい果物です。
なので、特別な精製処理をしなくても、新鮮な油を抽出できるのです。
バージンオリーブオイルの中でも、最も高品質なのが、
エキストラバージンオリーブオイル
です。
エキストラバージンオリーブオイルは、酸度が0.8%以下に抑えられて、且つ、オリーブ特有の香りや味を持った、上質なオリーブオイルです。
生で食べても美味しいオリーブオイルは、このエキストラバージンオリーブオイルだけです。
スプーンで2杯ほど、生で飲むのも健康に良いとされていますが、個人的にはパンやサラダと一緒に食べる方が、おいしく食べられておすすめです。
また、エキストラバージンオリーブオイルには豊富なポリフェノールを含み、身体の酸化から守ってくれるアンチエイジング効果もあります。
ポリフェノールの健康効果について、詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になると思います↓
エキストラバージンオリーブオイルは、積極的に摂りたい健康に良い食材のひとつですね。
他のオリーブオイルに比べて当然高価ですが、高くても選ぶだけの価値があります。
エキストラバージンオリーブオイルは、生で食べてもOK。
さらにアンチエイジング効果の高いポリフェノールを豊富に含む。多少高価でも、買う価値あり!
(2)精製オリーブオイル
次に紹介するのが「精製オリーブオイル」です。
食料品スーパーなどで、安価で手に入るオリーブオイルの多くが、この精製オリーブオイルです。
特徴として、サラダ油のように無味無臭が特徴です。(オリーブの果実の香りがほとんどしません)
精製オリーブオイルとは、バージンオリーブオイルで品質の悪いもの(例えば風味が悪かったり、酸度が高かったり)を原料にして、化学処理したオイルのことです。
一番搾りのバージンオリーブオイルとは異なり、1回化学処理してしまうので、オリーブ特有の風味や、健康効果の高いポリフェノールなどはほとんど失われてしまいます。
ただし、オリーブオイルの主成分である「オレイン酸」は残るので、この健康効果は期待できますね。
オレイン酸の健康効果は、
大腸がん予防、便秘予防、美肌効果(美容効果)、保湿・血行促進効果、骨粗しょう症予防
などがあります。
ダイエット効果のある便秘予防も含まれるので、精製オリーブオイルでもダイエット効果は期待できます。
しかし、せっかくオリーブオイルを食べるなら、ポリフェノールをたっぷり含んだ「エキストラバージンオリーブオイル」をおすすめします。
(3)オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)
日本独自の言い回しなのが、この「ピュアオリーブオイル」。
世界的には、普通に「オリーブオイル」と言うジャンルのものです。
食料品スーパーなどで安く手に入るオリーブオイルは、精製オリーブオイルに次いでピュアオリーブオイルが多いです。
つまり安く作れます。
精製オリーブオイルとは違い、若干のオリーブの実の香りがします。
「ピュア」と聞くと、一番上質なオリーブオイルなんじゃないか?
と勘違いしてしまいますが、実際は一番上質ではありません。(一番上質なのは、エキストラバージンオリーブオイル)
オリーブを搾っただけのオイルだと、品質にバラツキが発生します。
このバラツキを抑えるために、バージンオリーブオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたのが、ピュアオリーブオイルです。
混ぜる割合などは特に規定が無いので、メーカー毎に味や色が違うのは、そのためです。
精製オリーブオイルよりも、少しだけオリーブオイル特有の風味があるのはそのためです。
そのような理由から、ピュアオリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイルよりも安価に作ることが可能です。
メーカーの宣伝文句に「エキストラバージンオリーブオイルは、高温に弱いから、炒め物にはピュアオリーブオイルが最適」などと出ている場合もありますが、実際はそんなことありません。
エキストラバージンオリーブオイルの煙が出る温度は、約210℃です。
炒め物を調理する時の温度は、だいたい180℃なので、エキストラバージンオリーブオイルでも発火することはありません。
しかし、高温にするとポリフェノールが死んでしまうので、エキストラバージンオリーブオイルを使うなら「生食」が最もおすすめです。
ピュアオリーブオイルは、炒め物などの高温調理するときに使うと良いと思います。
(4)オリーブポマースオイル
オリーブポマースオイルとは、一度搾ったオリーブのカスを再利用して抽出されたオリーブオイルです。
いわゆる、
2番搾りのオリーブオイル
です。
再抽出される際に、溶剤などの化学薬品を使用するので、私なんかは正直、品質的にどうなのかが怪しいと思ってしまいます。
確かに値段はオリーブオイルの中でも一番安いですが、身体に良い物を摂るなら、やはりエキストラバージンオリーブオイルをオススメします。
オリーブオイルを買うなら、エキストラバージンオリーブオイルの一択!
もう少しオリーブオイルの種類について、詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になると思います↓
エキストラバージンオリーブオイルの選び方
エキストラバージンオリーブオイルの品質が良いのは、ご理解いただけたと思います。
では、次にどんなエキストラバージンオリーブオイルを選べば良いのか、順番に見ていきましょう。
基準(1)価格
オリーブオイルの価格で大体の品質レベルが分かります。
日本へ輸入されている上質のオリーブオイルは、ほとんどがイタリア産です。(イタリアは、世界3位のオリーブオイル生産国です。ちなみに1位はスペイン、2位はギリシャです)
イタリア産の高品質なオリーブオイルを購入しようとすると、生産者の農家が生活できる最低限のレベルや、輸送方法を船便では無く航空便にする必要もあります(理由は後で説明します)。
そんな最低限のコストを積み重ねると、1ミリリットル3円以下は、品質的にとても怪しいと言う情報もあります。安いオリーブオイルには、安いなりの理由があります。
と言う訳で、一つ目の基準は、お値段が怪しいくらい安すぎないこと。
しかし、1ミリリットル3円以上のオリーブオイルなんて買ったこと無いな。
確かにスーパーなどで売られているエキストラバージンオリーブオイルは、安さをうたった500mlで400円くらいの物がほとんどです。実は、これらの安いエキストラバージンオリーブオイルは、世界基準でみると、ほとんどが偽物のようです。こちらの記事も参考になるかと思います↓
ついつい安さに目が行ってしまいますが、あなたの健康より大切な物はこの世に無いと思います。
あなたの身体は、あなた自身にとっては当然大事ですし、何よりあなたを必要とするご家族や恋人にとっても、何事にも代えがたい高い価値があります。
ご自身の大切な健康のために、ほんの少し投資しても良いかと私は思うのです。
投資の賢い方法としては、まずあなたの健康に良く無い食べ物をできるだけ控えることがオススメです。健康に良く無い食べ物代表のソーセージに関する記事も参考になるかと思います↓
基準(2)航空便で輸入されていること
飛行機を使って輸送されていることが、2つ目の条件です。
オリーブオイルの品質は、大きく2つの条件で鮮度が落ちてしまいます。
- 温度
- 光
温度は、高温になると鮮度が落ちてしまいます。
また、光が当たるだけでも鮮度が落ちてしまいます。
通常、ヨーロッパの国から日本へ輸入される物は、一度に大量に運べる「船便」を使います。コストを安く抑えられるためです。
しかし、船便には大きなデメリットがあります。
それが、温度です。赤道直下の暑い地域を通ってくるので、オリーブオイルが高温にさらされます。結果、鮮度が失われます。
そこで、「航空便」です。
コストは高くつきますが、温度管理はほぼ不要です。
なので、鮮度が良いオリーブオイルを選ぶなら、航空便が一番です。
鮮度にこだわったオリーブオイルであれば、「空輸オリーブオイル」などとパッケージでうたってありますので、パッケージを目印に選ぶのも良いと思います。
温度管理が行き届く航空便の輸送を使用したオリーブオイルがおすすめ!
※船便でもちゃんと温度管理できるコンテナ輸送しているメーカーもたくさんあることがわかりました。よって、特に空輸でなくても温度管理できていればOKです。
オリーブオイルの保管方法
鮮度の良いエキストラバージンオリーブオイルを購入したはいいが、どうやって保管すれば鮮度が落ちないの?
(1)温度
オリーブオイルは、温度が高温な状態が一定時間続くと、急激に鮮度が落ちることが分かっています。
ただし、冷蔵庫の中のような冷蔵保存もNGです。
では、どうすればよいか?
基本は、冷暗所です。
おすすめは、台所のシンク(流し台)の下のスペースです。
水を扱うので、高温になりにくく、次に挙げる光も当たりにくいです。
オリーブオイルの保管場所は、冷暗所。
特に、台所のシンク(流し台)の下が最適です。
(2)光
オリーブオイルの黄緑色は、「葉緑素(クロロフィル)」の色です。
葉緑素は、光を吸収して光合成する物質です。植物の光合成と同じですね。
(植物は葉緑素を持っているので、植物と葉緑素は同じようなものと考えて良いと思います)
葉緑素が光を吸収して光合成をすると、酸素を出します。この酸素が原因となって、オリーブオイルも酸化してしまいます。
つまり、鮮度が落ちてしまいます。
色で見ると、酸化するとクロロフィルの新鮮な緑色から黄色寄りに変化します。
(※一概に黄色が鮮度が悪い訳ではありません。カロテノイドが多い場合は、鮮度が良くても黄色寄りの色になります)
葉緑素の光合成は、光を当てるだけで成立してしまうので、オリーブオイルの封を開けなくても光合成が進んでしまいます。なので、鮮度を保つために多くのオリーブオイルは、容器が透明ではなく、光が入りにくい暗い色をしているのはそのためです。
もし、オリーブオイルの容器が透明であった場合は、見栄えばかり重視して鮮度を重視していない商品の可能性が高いので、手を出さないようにしたいものです。
よって、保管場所は、やはり台所のシンク(流し台)の下がベストでしょう。
オリーブオイルの気になるポイント
ここでは、オリーブオイルで気になるポイントをいくつか紹介したいと思います。
オリーブオイルの辛味苦味は、高ポリフェノールの証拠
エキストラバージンオリーブオイルを生で食べると、苦みだったり辛みのような味を感じます。
これは、ポリフェノールが多く含まれている証拠でもあります。
初めは慣れない味で苦手な人も多いですが、慣れてくるとその苦みが美味しく感じるようになります。
ポリフェノールは、抗酸化作用が強く、老化を抑える効果があることで近年注目されている植物成分です。ほとんどの植物には、このポリフェノールが含まれているそうです。
ポリフェノールは、熱にも強いため、様々な料理に使うことができます。
なので、オリーブオイルで炒め物の料理をしても、ポリフェノールが失われることはありません。
苦いオリーブオイルの味を感じたら、それはポリフェノールが多く含まれているから身体に良い!と思って、積極的に摂ることをオススメします。
オリーブオイルの色は気にしなくてOK
オリーブオイルの色は、鮮度や味にあまり関係がないようです。
オリーブオイルに含まれるクロロフィル(緑色)やカロテノイド(黄色、橙色、赤色)の割合で色が違って見えるからです。
オリーブオイルを購入する際は、色よりも、上で挙げました価格や空路、容器の色などを目安に選ぶのが賢い選び方です。
ちなみに、オリーブオイルの専門家は、テイスティングの際には色の先入観を受けないために「青色のグラス」を使うそうです。
オリーブオイルの色は、美味しさや鮮度に関係なし。
それよりも容器の色が黒いオリーブオイルを選ぶべし。
容器が無色透明だったりすると、鮮度が落ちるので要注意!
【余談】サイゼリヤはエキストラバージンオリーブオイルをかけ放題!
余談ですが、ファミレスのサイゼリヤでは、セルフサービスでエキストラバージンオリーブオイルを使えます。
粉チーズや子供用の取り皿が置いてあるコーナーに、エキストラバージンオリーブオイルも置いてあります。
サイゼリヤには、エキストラバージンオリーブオイルが合うパスタやピザ、パンなどのメニューが沢山あります。
オリーブオイルをかけずに食べると血糖値がガツンと急上昇する食材ばかりです。
ここは賢く、エキストラバージンオリーブオイルをたっぷりかけて食べるのが健康にもダイエットにも正解です。
高価なエキストラバージンオリーブオイルを無料で使えますので、ここはお得に使わせて頂きましょう!
ただし、上でも書きましたように、掛け過ぎには注意です。
胃もたれを起こします…。
サイゼリヤのEXVオリーブオイルは本物かどうか? を検証した記事もありますので、ご興味がありましたら読んでみて下さい。
まとめ|オリーブオイルダイエットの量、1日37gを目安に。
エキストラバージンオリーブオイルで健康的に痩せられる記事を紹介しました。
オリーブオイルは、太るどころか、血糖値の上昇を抑えて逆に健康的に痩せることができる、魔法のようなダイエット食材です。
そして、EXVオリーブオイルの1日の摂取量の目安が、37g(大さじ約2杯)です。
多少お値段はしますが、あなたの健康を考えると、決して高い買い物ではありません。
我が家のイチ押しのEXVオリーブオイルは、キヨエのEXVオリーブオイルです。
雑味の無い上品な風味は、食パンとの相性が抜群です。
また、メルガレホのEXVオリーブオイルもおすすめです。
ヨーロッパからの輸入品なので、多少お値段はしますが、ガツンと来るフルーティーな味わいは、是非一度は体験して頂きたい逸品です。
オーストラリア産のコブラムエステートもおすすめです。
オリーブジャパン2020では、金賞を受賞しているオリーブオイルで、特にコスパが良いです。我が家は何度もリピートしています。
<この記事を書くにあたり参考にした書籍>
「医者が教える食事術」牧野善二著、ダイヤモンド社
著者の牧野さんは、テレビの金スマで何度も出演している有名なお医者さんです。糖尿病が専門で、人間の身体が痩せるメカニズムに精通しているお医者さんです。肉は食べてもいいけど、白米やパンなどの糖質は少なめにしましょう、という内容は、初めて読んだ時、衝撃を受けたのを覚えています。とても勉強になる食事の教科書なので、読んで損はありません!
ダイエットレシピとして、オリーブオイル納豆もおすすめです↓
オリーブオイルのカロリーが気になる方は、こちらもどうぞ↓
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。