以前、放送されていたテレビCMで、嵐の〇野くんが、美味しそうにパンに付けて食べるシーンが印象的な、大手オリーブオイルメーカーから売られている「オリーブオイル・エクストラバージン」
既に解散してしまいましたが、嵐のメンバーは皆、イメージ良かったですよね。
テレビの視聴者は、
この有名人が食べるんだから、美味しくない訳が無い!
と思う訳です。
しかし、悲報です。
残念ながらそのオリーブオイルは、国際規格に照らし合わせた時、本物の「エクストラバージンオリーブオイル」では無いかもしれません。
偽物の「エクストラバージンオリーブオイル」
の可能性も十分にあるのです。
え? そんな大企業が、偽物作っていいの?
と思うかもしれませんが、
日本では、違法では無いのでOK
ということになっています。
よーく見てみて下さい。
この商品は、「オリーブオイル・エクストラバージン」であって、「エクストラバージンオリーブオイル」とは書かれていません。
実は、これに限らず、日本を越えて世界的に見て、エクストラバージンオリーブオイルは、偽物だらけなのです。
刺激が強過ぎて、頭の理解が追い付かんぞ…
さまざまなメディアでもニュースになって取り上げられているので、ほぼ確かな情報だと考えてよいでしょう。
この記事では、
スーパーで売られている安いエクストラバージンオリーブオイルは、ほとんど偽物だった
と言う衝撃的な事実について紹介します。
ただし、「エクストラバージンオリーブオイルの偽物」なだけであって、食べたらお腹を壊すとか、ヤバい混ぜ物入っている、とか言うことでは決してありません。
有名メーカーのオリーブオイル・エクストラバージンは、味は確かに美味しくて、そして非常にお手頃価格なオリーブオイルなのは間違いありません。我が家も毎日のように、味の素のオリーブオイル・エクストラバージンを食べてますしね。
我が家では、味の素のオリーブオイル・エクストラバージンを、主に炒め物用に使っています。
本物のエクストラバージンオリーブオイルは、火を通さない料理、例えばサラダなどに使い、味の素のオリーブオイルは、火を通す炒め物用、といった使い分けをしています。
ちなみに、ボスコのオリーブオイルも試してみたので、ボスコのオリーブオイルを試してみようか迷っている方には参考になると思います↓
以上、余談でした。
では、参りましょう。スーパーで売られている安いエクストラバージンオリーブオイルは、実は本物のエクストラバージンオリーブオイルでは無かった!!
Contents
日本のスーパーで売られている安いエクストラバージンオリーブオイルは偽物
最近の健康志向ブームで、エクストラバージンオリーブオイルが人気になってきています。
日本のスーパーでも、よく見かけるようになりました。
冒頭で紹介した、味の素の「オリーブオイル・エクストラバージン」もその中の1つですね。
しかし、残念ながら日本のスーパーで売られている1リットル1000円以下の安いエクストラバージンオリーブオイルは、世界基準で見るとほぼ偽物なんです。
まずは、エクストラバージンオリーブオイルの定義から見ていきましょう。
エクストラバージンオリーブオイルの世界規格と日本規格の違い
世界では、エクストラバージンオリーブオイルの規格を決める組織があります。
それは、国際オリーブ協会(通称「IOC」)というオリーブオイル専門の政府間機関です。
このIOCで、エクストラバージンオリーブオイルと名乗って良いかを審査し、合格したオリーブオイルだけがエクストラバージンオリーブオイルとして売ってもよいことになっています。
実は、このIOCに、
日本は加盟していない
のです。
では、日本のエクストラバージンオリーブオイルの品質を決めるのは誰なのかと言いますと、
農林水産省が定める日本農林規格(通称:JAS規格)
が決めることになっています。
そして、驚くことに日本のJAS規格では、エクストラバージンオリーブオイルを定める規格がありません。
JAS規格にあるのは、「オリーブ油」と「精製オリーブ油」の2種類のみです。
そして、日本のオリーブオイル規格(JAS規格)と、世界のオリーブオイル規格(IOC規格)も異なります。
現在、日本でブームになっているエクストラバージンオリーブオイルが健康に良い! と言う情報は、実は世界基準のIOC規格で定められているエクストラバージンオリーブオイルが良いのであって、日本で売られている正体不明のエクストラバージンオリーブオイルと言う名のオリーブオイルでは無いのです。
日本と世界で、オリーブオイルの規格は異なる。
さらに、日本にはエクストラバージンオリーブオイルの規格そのものが無いので、オリーブオイルの基準さえ満たせば、自由にエクストラバージンオリーブオイルを名乗れてしまう。(違法では無い)
日本は、国際オリーブオイル協会IOCに加盟していないため、日本独自のJAS規格により「エクストラバージンオリーブオイル」と表記してもよいことになっている。
日本のオリーブオイル基準は、世界の基準よりも緩い
ここが問題の根本原因だと考えられます。
世界基準よりも日本の基準の方が緩く、世界の研究結果などで使われているエクストラバージンオリーブオイルの素晴らしい効果は、世界基準であるIOCのエクストラバージンオリーブオイルの効果であって、日本で売られている正体不明のエクストラバージンオリーブオイルでは無いのです。
当然、そんな事情を知らない人は、同じだと思って買いますよね。
エクストラバージンオリーブオイルは健康食品なんだから、スーパーで安く手に入るものを買おう、ってね。
しかし、当然、品質基準の劣る日本のエクストラバージンオリーブオイルでは、高い健康効果を得られません。
では、どうすれば本物のエクストラバージンオリーブオイルを、日本で手に入れられるのか?
本物のエクストラバージンオリーブオイルは、コレだ!
本物のエクストラバージンオリーブオイルは、世界的にみて希少価値が非常に高いです。
当然、値段は偽物よりも張りますが、その健康効果は折り紙付きです。
代表的な本物のエクストラバージンオリーブオイルを紹介しましょう。
(1)メルガレホ コンポジシオン プレミアム エキストラバージンオリーブオイル
世界的にも有名なオリーブオイルコンテスト、オリーブジャパンの2012年から毎年入賞しているモンスターオリーブオイルメーカーがメルガレホ社です。2020年は、最も位の高い最優秀賞を受賞しています。豊かな香りと苦味が特徴ですが、特にメルガレホのEXVオリーブオイルは、フルーティーな甘い香りが特徴です。
我が家のイチ押しのオリーブオイルです。こちらの記事も参考になると思います↓
(2)CARM プレミアム オーガニック エキストラバージン オリーブオイル
CARM プレミアム オーガニック エキストラバージン オリーブオイルは、ポルトガル産の最高級EXVオリーブオイルです。光によるオリーブオイルの酸化を防ぐため、漆黒に近い色のビンを使用しています。フルーティな味わいも特徴のひとつです。有機栽培により育てられたオリーブの実を使用しており、日本の有機JAS認定も受けています。Amazonの口コミ評価でも、星4.5を獲得している数少ないEXVオリーブオイルのひとつです。「Amazon’s Choice」にも選ばれています。
(3)サルバーニョ エクストラヴァージンオリーブオイル
サルバーニョ エクストラヴァージンオリーブオイルは、イタリアはヴェネト州で作られた本物のEXVオリーブオイルです。リピート率の高いオリーブオイルで、特にフレッシュな香りでトリコになるリピーターが多い最高級オリーブオイルです。Amazonの口コミ評価でも、星4つを獲得しています。「Amazon’s Choice」にも選ばれています。
(4)ゾットペラ エキストラバージンオリーブオイル
ゾットペラ社の有機エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブジャパン国際エキストラヴァージンオリーブオイルコンテスト6年連続金賞受賞した、日本で最も評価の高いオリーブオイルのひとつです。イタリアはシチリア州で作られ、日本以外の様々な国際大会でも数々の賞を受賞しています。正直、お値段はしますが、あなたの大事な身体と健康に投資したと思えば、決して高くは無い買い物です。
(5)ミラ スッド ラニエリ エキストラバージンオリーブオイル(運が良ければカルディでも買える)
MIRA(ミラ)のエクストラバージンオリーブオイルも本物のエクストラオリーブオイルです。本物のエクストラバージンオリーブオイルにして、とても安価に購入できます。輸入コーヒー専門店のカルディでも運が良ければ安く購入することができます。我が家もカルディでミラのエクストラバージンオリーブオイルを購入することがよくあります。また、MIRAのオリーブオイルは、レストランのサイゼリヤで使われているエクストラバージンオリーブオイルでも有名です。
こちらの記事で、サイゼリヤのオリーブオイルについて詳しく紹介しています↓
(6)キヨエのオリーブオイル
芸能人の藤原紀香さんもイチ押しのエクストラバージンオリーブオイルが、
キヨエのオリーブオイル
です。
オリーブの実は、オーストラリアとギリシャの2か国のオリーブを使い、それぞれ違った味わいのあるオリーブオイルとなっています。
オーストラリア産のオリーブジュース100%オイル・キヨエ
一つ目は、オーストラリアのアデレードで収穫されたオリーブオイルを使った、
「オリーブジュース100%オイル・キヨエ」です。
オレイン酸が豊富で、ノンフィルター製法を採用しているため、トランス脂肪酸はゼロという、とても健康に良いオリーブオイルです。
\ 贈り物用におすすめです! /
トランス脂肪酸ゼロでとても健康に良い、フレッシュなオリーブオイルです。一般的なオリーブオイルの製法と違い、数か月かけてじっくりオリーブオイルを絞り取る工程を採用しています。このじっくり絞り取る製法によって、野菜やジュースにそのまま使える飲むオリーブオイルを実現しています。
詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください↓
ギリシャ・クレタ島のキヨエ・オリーブオイル
二つ目は、ギリシャのクレタ島で収穫されたオリーブを使用した、
「キヨエ・オリーブオイル」です。
こちらは、特に
和食に合うオリーブオイル
です。
オリーブオイルと和食というと、ピンとこないかも知れませんが、キヨエ・オリーブオイルの特徴として、
雑味が少ない
つまり、クセが少ないために、和食とよく合うオリーブオイルとなっています。
例えば、冷ややっこに掛けても美味しいですし、うどんのつゆに掛けても美味しいです。
また、お味噌汁へひと掛けしても、美味しくいただけます。
和食に合う「キヨエ・オリーブオイル」、オススメです。
\ 和食と一緒にどうぞ /
キヨエ・オリーブオイルの特徴は、「和食にも合うオリーブオイル」という点です。醤油や出汁にもよく合います。豆腐サラダやみそ汁などにも掛けると美味しく頂けます。こちらのオリーブオイルもそのまま飲めるフレッシュなオリーブオイルです。和食に合うオリーブオイルをお探しの方は、是非お試し下さい!
まとめ|日本のスーパーで売られている安いエクストラバージンオリーブオイルは偽物だった!
少し衝撃的な記事となってしまいましたが、日本の安価なエクストラバージンオリーブオイルは、実は世界基準のIOC規格で見ると偽物だった、と言うことを紹介しました。
ただし、特に違法なことをやっている訳では無いので、特に日本では今のところおとがめは無いようです。
しかし、最近の健康ブームで、「エクストラバージンオリーブオイルは、健康食品だ」と言うことが認知されつつあります。この健康食品と言われているエクストラバージンオリーブオイルと、日本で売られている偽物のエクストラバージンオリーブオイルとでは、成分が別物なので、それを知らない消費者は、疑いも無く買ってしまいますよね。
この記事で最後に紹介しました本物のエクストラバージンオリーブオイルは、健康食品といって間違いありません。
偽物のエクストラバージンオリーブオイルの見分け方のひとつとして、簡単なものが、
1リットル3000円以下のエクストラバージンオリーブオイルは偽物の可能性が高い
と疑った方がよさそうです。オリーブオイルの偽物一覧のような便利なツールは存在しませんが、値段である程度のフィルターは掛けられると思います。
また、偽物のオリーブオイルを掴まされない有効な手段として、
「オリーブジャパンの受賞歴があるかどうか?」
をチェックするのも簡単で有効な手段です。
オリーブジャパンは、オリーブオイルの国際的なコンクールです。
近年は、オリーブオイルの本場、ヨーロッパに負けない大規模な国際コンクールへ成長し、注目されています。
我が家のオリーブオイルを選ぶ基準として、このオリーブジャパンの受賞歴はとても重宝しています。
最近、見つけたとてもコスパの良いオリーブオイル「コブラムエステート」もおすすめです。まだ試したことがない方は、是非試してみて下さい。我が家のリピート率第1位が「コブラムエステート」です。コブラムエステートの記事も参考にしてみて下さい↓
エクストラバージンオリーブオイルは、製造コストが非常に高い代わりに、あなたへ非常に高い健康を約束してくれます。
ちょっと高価ですが、キヨエのオリーブオイルもとてもおいしくてオススメです。
\大切な人への贈り物用に最適です!/
上品な味わいのオリーブオイルです。オリーブオイル特有の青臭さが無く、クセの少ない初心者向けのオリーブオイルです。
値段が高いだけの偽物も出回っていますので、その他の見分け方もチェックして頂けたらと思います。
これだけは知っておきたい! オリーブ・ポリフェノールの4つの健康効果の記事は、こちら↓
本物と偽物の見分け方を分かり易くまとめた記事は、こちらです↓
オリーブオイルの世界基準と日本基準の違いについて、分かり易くまとめた記事は、こちら↓
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。