心が傷つきやすく、内向的な性格でお悩みのあなた、朗報です!
内向的でも全然OK!
むしろ、今の時代、内向的な性格が強力な武器になる時代になりつつあります。
いやいや、そんなことありません。
内向的な性格の人は、実は外向的な性格の人よりも「得意な分野」があるんです。
今回は、
内向的な性格の人は、外向的な性格の人に比べて、コレが強みだから、そのままで全然OKですよ!
と言うことを紹介したいと思います。
人見知りな性格で悩んでいるあなたに是非読んで欲しい記事です。
では、参りましょう。内向的な性格でも全然OKだぜ!
Contents
内向的な性格の人は、感性豊か
内向的な性格の人は、巷ではこんなイメージが先行しています。
- 人見知り
- 引っ込み思案
- 心が傷つきやすい
- 臆病
- 目立たない
- 暗い
しかし、実は長所もたくさんあることに気付いていない人が多くいます。
例えば、こんな長所です。
- 感性が豊か
- 思慮深い
- 慎重に行動する
- 努力家
特に注目すべきは、「感性が豊か」なところです。
内向的な性格の人は、感性が豊か。
感性が豊かと言う意味には、マイナス面で、
心が敏感で傷つきやすい
と言う特性がありますが、プラス面で見ると、
心が敏感で新しいアイデアを生み出せる
と言う特性も存在します。
私が思う内向的な性格の最大の強みは、この「感性豊か」なところだと思います。
確かに感受性が敏感すぎると、周りの人のささいな言葉に心が傷ついてしまうことが多々あります。
実際問題、会社の組織で一歯車として働くサラリーマンだと、デメリットばかりが目立ち、内向的な人の最大の長所である「オリジナリティ」を活かせないことが多いです。
個性を出しにくい「会社で働くサラリーマン」だと、内向的なあなたは活躍するのが難しい。
では、どうすればオリジナリティを活かせるようになるのか、次に見ていきましょう。
感性豊かな人は、個性を出せる環境で化ける!
内向的な人の最大の強みである「感性が豊か」なところを活かすには、どうすればよいか?
生活環境を変えて、自分の個性を出しやすい環境に身を置く
ことです。
会社の仕事で言えば、
企画部署、開発部署
などが内向的な性格の人に向いている思います。
しかし、会社の組織の中では、ハッキリと物を言わないと自分の意見が通らないので、内向的な性格の人にとっては、ストレスを感じる仕事になる可能性もあります。
そんな時は、
とっとと会社を辞めて、自分が社長になる!
という道がベストだと思います。
内向的な性格の人は、会社の組織でサラリーマンとして働くよりも、自分で自由に決められる仕事が向いています。
と言う人は、生活環境を少しずつ変えることをお勧めします。
会社の中の部署の異動であれば、お金に困ることもありません。
また、少しでも残業の少ない部署へ異動して、今まで残業で使っていた時間を、自分のスキルアップの時間へ充てるのも良いと思います。
特に朝の時間は、他人に邪魔されること無く使える唯一の時間です。朝の時間は、インプットに最適な時間です。朝の時間を有効に使って、自分磨きを加速させちゃいましょう。
朝活して、効率的にスキルアップしちゃいましょう!
このように、少しずつ自分の得意分野に生活環境をシフトしていくことで、内向的な人の持つ感性豊かな個性を十分に発揮できる世界へ、一歩近づけると思います。
今の時代、SNSの普及でブログやYouTubeで個人が発信できる時代です。
これからは、会社で生きるよりも個人で生きる方が強くなる時代です。
内向的な性格の人にとっては、長所を遺憾なく発揮できる時代に突入するのではないでしょうか?
人の性格は「遺伝する」という小話
自分の性格について悩むことって、誰でも1度はありますよね。
私も長い間、自分の性格について悩んできた一人です。
特に内向的な性格な自分が嫌で、無理して外向的な性格に変えようとしたこともあります。
結果的に、性格は変えられていませんが、性格に関する本を読んでみると、このままの性格でもいいかな?と思うようになってきました。
私が「このままでいいや!」と思うに至った経緯を、簡単に紹介したいと思います。
(1)性格は遺伝する
一つ目のお話は、
「子供の性格は、親の性格が遺伝する」
という話です。
とても分かり易い研究結果が公開されています。
遺伝を検証するのに最適なのは、双子の比較です。
- グループ1では、一卵性双生児
- グループ2では、二卵性双生児
これらのグループをさらに、
- 別環境
- 同環境
に分けます。
つまり、「一卵性 or 二卵性」と「別環境 or 同環境」の組合せの、合計4種類のグループに分かれて調査します。
結果、環境による性格への影響よりも、一卵性か二卵性か、つまり遺伝による影響が顕著に表れたのです。
これは非常に分かり易い研究結果ですね。
つまり、人の性格は、生まれつき備わっているものであり、
内向的な性格の人は、生まれながらにして内向的な思考回路になる才能を持っている
と言うことです。
確かに「子供の性格は、親に似る」とよく言いますが、これは生活環境のせいもありますが、それ以上に「遺伝」が原因だったんですね。
遺伝なら自分ではどうしようも無いので、素直に受け入れられる。
と言うのが私の「性格を無理に変えなくてもいいや!」と思った理由の1つ目です。
(2)遺伝子レベルで見ると2割が内向的な性格ができるらしい
二つ目のお話は、発達心理学者のジェローム・ケーガンが行った実験によると、
生後4か月の子供が音に対する刺激に対してどう反応するか?
について調べたところ、
- 2割の子供は、泣いたり手足をバタバタさせて高い反応を見せた(高反応グループ)
- 4割の子供は、落ち着きはらい(低反応グループ)
- 残りの4割は、その中間の反応を見せた
という結果でした。
これらの赤ちゃんを、2歳、4歳、11歳と追跡調査を実施し、どんな性格の子供に育っていくかを調査しました。
結果、
- 高反応グループは、内向的な性格
- 低反応グループは、外向的な性格
へ育つ傾向が強いことが分かりました。
つまり、
さまざまな外部の刺激に敏感な遺伝子ほど、内向的になり、
刺激に鈍感な遺伝子ほど、外向的になる、
傾向が現れたのです。
敏感に反応する子供の方が、内向的な性格になりやすいんだな。
妙に納得してしまう結果だ。
遺伝子レベルでこれらを考察すると、当然の結果とも言えます。
つまり、
外向的な遺伝子は、ストレスに対して強くて、怖さを感じにくいので、危険なことにも果敢に挑戦する反面、失敗するリスクも備えています。
そのため、外向的な遺伝子ばかりだと、種の絶滅を招く恐れがあるのです。
そこで、
臆病で内向的な遺伝子が登場した
という説です。
危険を察知して、外向的な遺伝子が絶滅しても、内向的な遺伝子は生き残る、という推測です。
人間という大きなくくりで見ると、
「外向的」も「内向的」も、どちらも重要!
と言うことが分かりますね。
これが私の「性格を無理に変えなくてもいいや!」と思った理由の2つ目です。
(3)内向的な性格を変えることは可能だけど、難易度高め
次に、「性格は遺伝の影響が大きい」と言うのは分かったけど、じゃあ「性格は変えられないの?」と言う疑問について見ていきたいと思います。
初めに結論から言いますと、
性格は変えられる(ただし、難易度高め)
と言うことが分かっています。
例えば、この表の視点を変えると、生活する環境によって性格が変わる可能性があることも見えてきます。
一卵性双生児が別環境で育つと、およそ2割の双子の性格が違ってくることが分かります。
つまり、この実験から分かる事は、
生活環境が変われば、性格も変わる可能性がある
と言うことです。
しかし、人間の生活環境を変えると言うことは、現代社会では非常に難易度が高いです。
例えば、子供の場合は、親の元で生活をし、その地域の学校へ行くことになるので、必然的に生活環境は、子供の意志とは無関係にほぼ決まってしまいます。
また、大人の場合でも、生活のために仕事をする必要があり、多くの場合、会社や役場などの組織の一員として働くことになります。
その結果、自分の意志とは無関係に職場の環境が決まってしまうことになります。
唯一自分で決められることと言えば、会社を自分で選ぶ権利があることですが、なかなか自分に適した環境の会社である、と言うことまでは、実際に中で働かない限り分かりません。
自分の仕事に関しては、サラリーマンでは無くて、独立して自分の会社を立ち上げる!
という選択肢があります。
実はこれが理想だと思いますが、ここでまた性格の壁が立ちはだかります。
内向的な性格の人は、慎重に行動する
という厄介な特性です。
独立する時にブレーキとなる思考回路です。
これを打破するのが、
毎日、コツコツと着実に準備して、時間を掛けて独立する
という思考パターン。
個人的には、外向的な性格の方が、独立するのに向いていると思いますが、内向的な性格の人が独立まで到達できれば、感性豊かでオリジナリティを遺憾なく発揮でき、努力家である内向的な性格の人の方が成功する、と思っています。
内向的な性格の人にとっては、時間の掛かる作業ですが、きっと成功できると思いますので、一緒にがんばりましょう!
内向的な性格の著名人
では、最後に内向的な性格の著名人を紹介したいと思います。
これまでご説明してきました通り、内向的な性格の特徴は、
感性豊かであること
です。
つまり、感性が鋭いと言うことは、すなわち独創的である、と言うことでもあります。
J・K・ローリング
ハリーポッターの作者:J・K・ローリングも内向的な性格とされています。
彼女は、実名を隠すために、初期の作品は、「ロバート・ガルブレイス」と言う男性名のペンネームを用いて作品を発表していました。
ちなみに、実はJ・K・ローリングもペンネームです。「ローリング」の部分は本名です。
アルバート・アインシュタイン
「20世紀最高の物理学者」と称されるアインシュタインも、内向的な性格の人とされています。
心理学者R・B・キャッテルの研究によると、偉大な科学者は、
「非社交的で、自分の世界をもち、懐疑的、几帳面、批判的」である傾向が強く、
「控えめ、まじめ、内省的で、くよくよと思い悩む」ことが多い
と記しています。
メンタリストDaiGo(ダイゴ)
メンタリストDaiGoも、内向的な性格の人とされています。
自身でも著書で、
実は私も、本来は超内向的な人間です。
(引用元:ワンコイン心理術、メンタリストDaiGo、PHP文庫)
と公言しています。
実は、私の尊敬するメンターの一人でもあります。(勝手に心の中で「師匠」と呼んでいます)
まふまふ
現在、人気急上昇中のまふまふも、内向的な性格の人とされています。
自身でも「ひきこもり」を公言するほどです。
まふまふは、ニコニコ動画などのソーシャルネットワークを介して有名になった一人です。
2017年には、「ひきこもりたちでもフェスがしたい!」を主催し、SNS仲間とツアーを大成功に導きました。
まふまふは、2019年スタートのポケモン新アニメOP主題歌を唄っています。
まふまふに関する記事は、こちら↓
まとめ|内向的な性格は遺伝で決まるので、無理に変える必要なし!
内向的な性格の人は、外向的な性格に憧れる傾向が強いですが、40年以上も内向的な性格の私が辿り着いた結論は、
内向的な性格でも、気にする必要は全く無い!(断言)
と言うことです。
生物学の視点で調べてみると、とても面白いデータがいくつも紹介されています。
その中でも一番内向的な性格の人に伝えたい事は、
人類の遺伝子レベルで、内向的な性格の人の存在が非常に重要で、
しかも、内向的な性格の人がいないと、人類は絶滅してしまう
それほど重要なタイプなのです。
お分かりいただけたでしょうか?
外向的な性格は、確かに現代社会からすると輝いて見えます。
私も何十年も内向的な性格で悩んできました。
しかし、今は違います。
内向的な性格でも全然OK!
むしろ、希少な内向的な性格の方が、現代社会で活躍できる可能性がある!
と考えています。
内向的な性格を大きな武器として、これからも活躍して頂けるよう、私も内向的なみなさんを応援しています。
内向的な性格の子供は、夜驚症になる可能性があります。夜驚症でパニックになっても、コレをすれば落ち着いて寝てくれますよ、と言う方法を紹介した記事は、こちらです↓
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。