3年前から生活習慣を見直しまくった結果、お寺のお坊さんみたいな生活を送っている、管理人ことゆうきちです。こんにちは。
先日、通勤途中の車のラジオで、面白い話題が流れていました。(この時、朝5時半過ぎ)
平安貴族は、朝3時に起床していた。
…らしい。
マジっすか。朝3時。
朝3時だとぉ!?
私と同じだ。
なんだよ。平安貴族も朝3時起きかよ。
ワシと同じじゃねぇかよ。なんだよ全く。
お前は、朝5時起きな。
くそー。負けたー。
悔しいー。
生活習慣を見直しまくり、現在、毎朝5時起き、5時半出勤の連続記録を更新中の私ですが、まさか平安貴族に早起きで負けるなんて…。
だってそうでしょ?
平安時代ですよ?
平安時代って、変な黒豆みたいな眉毛が流行ってたり、歯が虫歯だらけだったから歯を炭で黒く塗ってごまかしてた、あの時代でしょ?
マジかー。平安時代の貴族に負けたかー。
くそぅ、絶対に朝3時前に起きてやる。
と言うか、一気に平安貴族に興味が湧いて来ました。
ん?
あれ?
冷静に考えたら、貴族なのに規則正しい生活してたの?
もっとこう、ぐうたらな生活を送っていて、全員虫歯&ぽっちゃり体型だと思っていたよ。
あー、気になる。平安貴族は、なぜ超早起きしていたんだ。
という訳で、この記事では、
・平安貴族って、なぜ超早起きだったの?
・平安貴族の一日ってどんな生活だったの?
に迫りたいと思います。
さて、ここでクイズです。
答えは、記事の最後で紹介したいと思います。
では、参りましょう。平安貴族ってどんな生活を送っていたの?
Contents
平安貴族の朝
平安貴族は、超早起き。
文献によると、本当に朝3時に起きていたようです。
朝起きてやることは、
- 自分の生まれた年の北斗七星の星の名前を7回低い声で唱える
- 鏡で顔を見る
- 暦を見て…
1番目のやつ、サラッと流しそうだったけど、めちゃめちゃ怖くないか!?
え?何が?
- 自分の生まれた年の北斗七星の星の名前を7回低い声で唱える
自分の生まれた年の北斗七星の星の名前を、
7回、低い声で、唱える
めっちゃ怖いよ!それ。何?「低い声」って。
まだ日も昇らない、暗闇の中、ひとり目覚め、まずやることは、
低い声で、7回も、ひとり唱える。
うわー、怖ぁー。
変な習慣をこなし、簡単な朝粥を食べて、いざ宮中へ出勤です。
平安貴族の出勤は、もちろん「牛車」
平安貴族の出勤時間は、朝の6時頃だったそうです。
朝3時に起きるのに、出勤まで3時間も何をしていたんだ?
と思いたくなりますが、きっとのんびり支度をしていたのでしょう。だって平安貴族ですもの。
出勤の支度が整ったら、いざ牛車に乗って出勤です。
牛車の速度は、時速3キロほど。
だいたい人のゆっくり歩くスピードと同じです。
貴族の宿舎と、勤務地の宮中は、距離にしておよそ1.5kmの範囲内にあったらしいです。
平安京は、非常にこじんまりとした都だったようです。
牛車でゆっくりのんびり歩いて、30分掛けて出勤します。
30分と言うと、案外丁度いい距離に聞こえますが、1.5kmなんで、実際はめっちゃ近いです。走ると6分くらいで着いちゃいます。
だけど、そこはさすが平安貴族です。のんびりまったり牛歩で出勤します。
6時に家を出て、7時前に宮中へ到着し、だいたい7時頃から仕事を始めていたようです。
平安貴族のお仕事
宮中は、現代社会のお役所に当たります。
平安貴族は、現代の公務員の雑用のような仕事を任されていたとされています。
勤務時間は、4時間から5時間ほどで、昼の12時前には仕事を終えていたようです。
現代社会でも、出勤時間が早い人は、終業時間も早いですが、サラリーマンでは、さすがにお昼前に終わる人はいないと思います。
一日の就業時間が4時間なんて、まさに私の理想ではないですか!
俄然、平安貴族に興味が湧いてきましたよ。
平安貴族のお昼
お昼だけど、ここで初めて朝食を食べます。
宮中で午前中に全て仕事を終え、家に帰ってお昼を食べます。
朝も一応、簡単なおかゆを食べているので、昼ご飯と言ってもいいような気がしますが、専門家の間では、ここで初めて「朝ご飯」なんだそうです。
食べていたものは、基本的に美味しくは無かったようです。
平安貴族の午後
平安貴族の午後は、ズバリ
遊びの時間
のようです。
蹴鞠(けまり)や小弓(こゆみ)(※的当てゲームのようなもの)、和歌、すごろく、音楽などをして、まったりと遊んでいたようです。
平安貴族と言えば、遊んでるイメージしかない。
でも、実際は遊びと言っても、出世するのに必須な能力だったりしたようです。
蹴鞠が上手いだけで皇帝のナンバー2になった、水滸伝の高俅なんかもいましたね。
ある意味、理想の出世の仕方だったりしますね。(高俅は悪い人物として描かれていますが)
平安貴族の夕方
ここで夕飯を食べます。
時間にして、16時頃だそうです。相変わらずめっちゃ早いです。
この時代、電気も無いので、日が暮れると就寝するのが普通でした。
日が暮れるのは、季節によって時間帯が異なりますので、夏は19時頃、冬は18時頃だったのではないでしょうか。
それにしても、超早起きでも、きっちり8時間睡眠を確保しているところが素晴らしいですね。医学の発達する前の時代でも、8時間睡眠が人間の身体に良い、と、経験的に分かっていたのでしょう。
まとめ|平安貴族の生活は、私の理想の生活だった
平安貴族の生活について紹介しました。
平安貴族は、朝3時に起床し、6時に牛車で出勤。
11時には仕事を終え、自宅に帰って朝ご飯。
午後からは自由時間。蹴鞠や和歌を楽しんだようです。
夕方になると、夕飯を食べ、日が沈むと就寝しました。
超早寝早起きで、仕事も4時間で終了。午後からは自由時間。
平安貴族こそが、私の目指すべき理想像と言うことが分かりました。
クイズの答え
平安貴族は、朝3時に起床して、
そうです。
季節によって日没の時間は異なりますので、
夏では19時頃、冬では18時頃
だったのではないかと思われます。
という訳で、睡眠時間の短くなる夏で見てみると、
19時から3時までなので、睡眠時間は、合計8時間。
睡眠時間8時間と言えば、現代医学で推奨されている睡眠時間ですね。
はるか昔、平安時代では、理想的な早寝早起きを実践していたと言うことです。
これからは、私も3時起床、19時就寝を目標に、平安貴族を目指したいと思います。
もちろん、就業時間4時間も。
\ 平安貴族といえば牛車! /
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。