明日、会社だから早く寝ないといけないのに、眠れない…。
布団に入って、目を閉じても、頭が冴えてしまって眠れないことってありますよね。
こんな時、最近、私はこんな行動をとるようにしています。
それは、
読書
です。
単に読書といっても、読む本のジャンルによって、眠くなるどころか脳みそが興奮して目が覚めてしまう本もあるので、注意が必要です。
人によって、眠くなるツボは違ってくると思いますが、
私の場合は、98.7%の高確率(科学的な根拠なし)で寝落ちしましたよー。
と言うのを紹介したいと思います。
という訳で、
※はじめの設定では、寝るまでに3秒かかっていたのび太君でしたが、最新の情報によると、0.93秒で眠りにつくまで達人の域に達したようです。さすがです、のび太君。
では参りましょう。この本でアナタの脳ミソは眠くなる…。
Contents
初めに|眠れない時に読んではいけない本
眠くなる本の紹介の前に、
こんな本は読まない方が良い
と言う本を紹介します。
それは、
自分の好きな興味のあるジャンルの本
です。
自分の好きなジャンルの本だと、普通に楽しく読めてしまいます。
脳ミソが活性化して、逆にさらに眠れなくなってしまうのです。
ワタシみたいな読書マニアなら、好きな本を読み始めると何時間でも読めてしまいます。
ごめんなさい。言い過ぎました。いくら好きな本でも3時間とか4時間とかは飽きます。
でも、やっぱり好きな本を読み始めると、頭が冴えてしまって全然眠れませんでした。
いろいろと読む本を変えて、試行錯誤した結果、導き出された眠くなる本が、次から紹介する本です。
初めにお断りしておきますが、決してつまらない本ではありませんからね。
どれも超有名な本なのですが、夜、頭が疲れている時に読むと、あら不思議。
まぶたが自然と重たくなり、いつの間にかソファーで座ったまま寝落ちしている…。
そんな夜は、数多くありました。
何度も言いますが、決して面白くない本と言うことではないですからね!
いいから早く本を紹介しなさい。
では行きますよ。私個人の経験を元に、第1位から発表したいと思います。
眠れない時に読む本|第1位
堂々の第1位は、
「アラン幸福論」アラン著、神谷幹夫訳(岩波文庫)
です。パチパチパチ。
アラン幸福論とは、「3大幸福論」と呼ばれる幸福論の本のひとつです。
幸福を追い求めて3年半。
私の辿り着いたのが、この「3大幸福論」でした。
アラン幸福論は、3大幸福論の中でも2番目に世に出た本です。
時代で見ると1925年です。世界が目まぐるしく移り変わっていく時代で、ドイツではナチス党のアドルフ・ヒトラーが頭角を現し始めた時期で、その4年後、1929年には世界恐慌が始まります。
そんな世界が混とんとし始めた時代に、このアラン幸福論は誕生しました。
本の内容はと言うと、アランの考える幸福について、93の短編集の形式を取っています。
ひとつの章は、3ページから4ページほどの短い文章で、ほんの数分でひとつの章を読めてしまいます。
ところがどっこい、アランの文章は、とても詩的なのです。
抽象的で、難解で、一度目を通しただけでは、私の場合、理解するのがほぼ不可能でした。
「ん? これどういう意味だ?」
「え? これ何の話?」
本を読み進めていくたびに、頭の中で疑問符が次々と発生していきます。
そして、必然的に脳ミソが疲れてきます。
…
はい、寝ましたー。
この「アラン幸福論」の良いところは、短編集の形式を取っているので、前回、寝落ちしてしまっても、次に読み始める時は、また一から読み始めてもOK、と言うところです。
1話完結の「ちびまる子ちゃん方式」ですね。
前回、寝落ちしても、次もまた挑みやすいこのハードルの低さが、眠たくなる本「第1位」たる所以(ゆえん)なのである。
はい、という訳で、眠たくなる本、堂々の第1位は、「アラン幸福論」でしたー。
眠れない時に読む本|第2位
はい、どんどん行きますよー。
眠れない時に読む本、第2位は、コレだ。
「幸福論(第一部)」ヒルティ著、草間平作訳(岩波文庫)
幸福に飢えている管理人だけあって、幸福を語る上では、この本も欠かせません。
幸福には飢えていますとも。飢えているけど、難しいことはワシには分からん。
だから、寝る。
このヒルティの幸福論も、3大幸福論の一つです。
一番初めに世に出た幸福論で、時代でみると1891年に発行された本のようです。
この本も、難解な本です。
アラン幸福論よりは、具体的で読みやすいと思いますが、まぁ…、
眠りますね。
という訳で、眠たくなる本、第2位は「ヒルティの幸福論(第一部)」でしたー。
眠れない時に読む本|第3位
はい、次々行きますよー。眠れない時に読む本、第3位は、
「幸福論(第二部)」ヒルティ著、草間平作・大和邦太郎訳(岩波文庫)
です。
そうです。鋭い人はお気付きでしょう。ヒルティ幸福論は、
3部構成になっている
のです。
第一部が眠くなるんだから、第二部も眠くなるに決まっている。
いや、辿り着いていない。
もっと言うと、第一部の半分にも辿り着いていないっ!!
この第二部へ辿り着くのはいつになることやら。
という訳で、眠くなる本、第3位は「ヒルティ幸福論(第二部)」でしたー。
眠れない時に読む本|第4位
眠れない時に読む本、第4位は、ここまで読み進めてきたアナタであれば、もう分かりますよね? そうです、第4位は、
「幸福論(第三部)」ヒルティ著、草間平作・大和邦太郎訳(岩波文庫)
です。
もちろん。当然です。
第一部の半分も読めていないのに、第三部なんて読める訳が無いでしょう。
という訳で、眠たくなる本、第4位は、「ヒルティ幸福論(第三部)」でしたー。
眠れない時に読む本|第5位
眠れない時に読む本、第5位は、
「MONEY(マネー)」チャールズ・ウィーラン著、山形浩生・守岡桜訳(東洋館)
フフフ…。残念だったな…。
第5位は、ラッセル幸福論ではなく、一変してお金の本だ。
どうだ? 悔しいだろ?
このマネーという本も、お金の基礎を教えてくれる素晴らしい本なのですが、いかんせん
お金に興味が無さすぎる。
お金に対して知識も無ければ、お金も無い。
私が必要としている知識は、幸福とは何か? だ。お金では無い。
お金について、最低限知っておいた方が良いことが詳しく書かれた名著だと言われて買ってみたは良いが、
見よ! この分厚さっ!
全459ページの大作だ。
4ページくらいならまだ耐えられるが、459ページは無理だ。
という訳で、眠たくなる本、第5位は、「マネー」でした。
キミはこの難敵に耐えられるかっ!?
ちなみに、三大幸福論の3つ目「ラッセル幸福論」は、先ほど紹介したアランとヒルティに比べて、かなり読みやすい本です。
個人的には、今の時代にも全然通じる考え方だと思っています。
なので、ラッセル幸福論は、残念ながら眠くなる本ではランクインされず。
でも、おすすめな本には違いありませんね。
ラッセル幸福論、普通におすすめです。
今も昔も変わらぬ「幸福とは?」について、多くの気付きを与えてくれます。
まだ読んだことが無い方は是非読んでみて下さい。
眠れない時に読む本|第6位
最後に紹介するのは、眠れない時に読む本、第6位。
「「週4時間」だけ働く。」ティモシー・フェリス著、田中じゅん訳(青志社)
です。
お前の好きそうなテーマだな。
幸せを追求する上で欠かせない要素ですよね。労働時間。
1週間でたった4時間しか働かなくて良いなんて、素晴らしいじゃないですか。
買いましたよ。即買い。
そして、
はい、寝ましたー。
内容については、詳しくは語りませんが、見て下さい。
この分厚さを。
全637ページですって。
こんな分厚い本、辞書以外で初めて見ましたよ。
さっきの「マネー」の本も凄かったですが、こっちの本はそれより200ページ弱多いですからね。相当好きな本じゃないと読破できませんよ。
この本に限っては、一生読破できる気にはなれません。
という訳で、眠たくなる本、第6位は「「週4時間」だけ働く。」というめっちゃ分厚い本でしたー。
まとめ|眠れない時に読む本
眠れない時に読む本を、独自の視点で選びました。
どれも決して面白くないわけではありませんが、とにかく眠くなります。
私はこの本たちのおかげで、多くの熟睡という幸せをおすそ分けしてもらいました。
皆様も眠れない夜がありましたら、是非これらの名著を手に取ってみて下さい。
白目向いて寝落ちしますから。
では、最後におさらいです。眠たくなる本、第1位から6位まで、ダイジェストでどうぞ。
第1位「幸福論」アラン著
第2位「幸福論(第一部)」ヒルティ著
第3位「幸福論(第二部)」ヒルティ著
第4位「幸福論(第三部)」ヒルティ著
第5位「MONEY(マネー)」チャールズ・ウィーラン著
第6位「「週4時間」だけ働く。」ティモシー・フェリス著
\ 特におすすめです /
眠れない夜、深い眠りへといざなう名著です。真面目に私はこの本のおかげで、夜眠れないストレスから解放されました。おすすめです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。