東京オリンピック2020も間近です。コロナで大変な中、大会関係者の方々も大詰めの段階でしょう。
オリンピックの歴史を調べていると、何やらオリーブオイルと深い関りがあるようです。
本記事では、
を紹介します。
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オリーブオイルとオリンピックの意外な関係
オリーブオイルとオリンピックには、意外な関係がいくつもあります。本記事では、その中でも3つに絞って意外な関係を紹介したいと思います。
(1)金メダリストへ贈られる冠はオリーブの枝葉から作られる
オリンピックの金メダリストへ贈られる冠。
この冠は、オリーブの木から取れる枝葉から作られます。
いわゆる「オリーブ冠」です。
起源は古く、古代オリンピックで勝者に贈られたオリーブの枝が、現代のオリーブ冠へと変化したようです。
2004年のアテネオリンピックでは、ギリシャ・クレタ島のオリーブの木から取れたオリーブ冠を贈られたそうです。
実はそのオリーブ冠、とっても特別なオリーブの木でして、ギリシャのクレタ島にある、樹齢3000年と推定されるとんでもない木なんです。
現代からさかのぼること3000年なので、もちろん紀元前生まれの木となります。
ひょっとすると、地球上で最も長生きしている生物が、このクレタ島のオリーブの木ではないかと調べてみたところ、上には上がいました。
こちらのサイトで世界最古の木をランキングで分かりやすく紹介されています。興味のある方は、是非のぞいてみて下さい。
上には上がいるとはいえ、クレタ島のオリーブの木も樹齢3000年です。きっと現地で実際に見ると、神秘的なオーラを感じることでしょう。
クレタ島は、オリーブオイル発祥の地としても有名です。
6000年~7000年前にオリーブオイルの生産が始まり、現代に至ると言われています。3000年とか6000年とか、桁が違い過ぎてイメージできませんが、ひとつ言えることは、世界最高峰のスポーツの祭典、オリンピックには、オリーブ冠こそふさわしいということでしょう。
ちなみに、スポーツの祭典で金メダリストへ贈られる冠としては、「月桂冠」(香辛料のローリエの葉でも有名)も有名ですが、オリンピックに限っていうと、オリーブ冠と決まっているようですね。
ちなみに、オリーブの枝と言えば、旧約聖書に出てくるノアの方舟のエピソードも有名です。
ノアの放ったハトが、オリーブの枝をくわえて帰って来たことにより、近くに陸地があることを教えてくれた、あのエピソードです。
このノアの方舟のエピソードがきっかけで、ハトは「平和の象徴」として表現されることも多いですね。
オリーブオイルの歴史は、旧約聖書に登場することでもお分かりの通り、歴史はとても長いです。紀元前から人間とオリーブオイルは歴史があり、現代まで続いています。
オリーブの木も、寿命が長いことで有名です。歴史を調べていくと、オリーブの神秘的な存在感が、4年に1度のオリンピックにこそふさわしい冠なんだと、妙に納得してしまったりします。
オリンピックの金メダリストへ贈られる冠は、オリーブ冠。
(2)全裸で全身にオリーブオイルを塗っていた!?
古代オリンピックのレスリングでは、全裸で競技をおこなっていたようです。(全裸で戦う理由のひとつとして、当時、レスリングは男性のスポーツでしたが、女性もその中にまぎれこんでいる場合があり、男女の区別を簡単に見分けられるように全裸にした、という説もありますが、真相は分かっていないようです)
全裸で、しかも全身にはオリーブオイルを塗っていたようです。
<オリーブオイルを塗っていた理由>
・日焼け止め対策(実のところ、オリーブオイルに日焼け止め効果は無いようです)
・寒さ対策
・砂を全身に付けるため(滑り止め効果)
レスリングとスリリングが偶然かかってしまって恥ずかしいですが、確かにスリルを味わえる競技であったことは間違いなさそうです。選手側も観客側もドキドキです。
古代オリンピックのレスリングでは、全裸で全身にオリーブオイルを塗っていたのは本当らしい。
(3)IOCはオリンピックだけじゃない。オリーブオイルもIOC。
IOCと言えば、オリンピックだけと思っていませんか?
実は、オリーブオイルもIOCに関係があったりします。
・国際オリンピック委員会(International Olympic Committee)
・国際オリーブ協会(International Olive Council)
意図的に同じイニシャルにしたのか、はたまた偶然の一致なのか、真実は定かではありませんが、ひとまずそういうことのようです。国際オリンピック委員会も、国際オリーブ協会も、どちらも「IOC」です。
ちなみに、先ほど紹介した「ノアの方舟」のエピソード。ノアが放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってくる話ですが、実はこのハト。国際オリーブ協会の方のIOCのモニュメントでもあるのです。
調べれば調べるほど互いに深くかかわっているオリーブオイルとオリンピック。
オリンピックの方のIOCのバッハ会長(ドイツ)が、実はオリーブオイルの方のIOCの会長も兼任している、なんて事実が発覚すると面白いですが、今のところ兼任はしていないようですね。
ちなみにドイツ語の「バッハ」は、日本語に訳すと「小川」だそうです。つまり、トーマス・バッハ会長は、日本語に訳すと小川トーマスさんとも訳せます。
一気に親近感が増しました。これからは小川会長と覚えましょう。(冗談です)
偶然の一致か、意図した一致か?
国際オリンピック委員会も、国際オリーブ協会も、どちらも「IOC」
クレタ島にあるオリーブ最古の木
2004年のアテネオリンピックでは、金メダリストへクレタ島のオリーブ冠が贈られました。
そのオリーブ冠に使わている枝葉は、ギリシャのクレタ島で今もなお生きている、樹齢3000年(推定)のオリーブの木から作られました。
クレタ島と言えば、オリーブオイル発祥の地と言われており、とても歴史が古いですが、実は日本でも、クレタ島のオリーブオイルを買うことができます。
例えば、エキストラバージンオリーブオイルの「フシコス」。フシコスは、実は日本の会社のオリーブオイル。会社誕生のエピソードがとっても面白い。
福岡の菜種油屋三代目を祖父にもつ娘と、クレタ島でオリーブオイルを作るギリシャ人を父に持つカナダ人の男が恋に落ちました。そして、日本へクレタ島のエキストラバージンオリーブオイルを空輸して販売する「クレタ・シラキス」が生まれました。
日本の油屋さんと、ギリシャのオリーブオイル屋さんの、運命的な出会い。なかなか面白いエピソードですよね。詳しいエピソードは、フシコスの公式サイトでも読めます。気になる方は、是非、読んでみて下さい。
\公式ページはこちら/
そして、オリーブオイル「フシコス」です。日本ではあまり見ない、個性的な缶にオリーブオイルは入っています。ノズルの部分もとてもユニークですね。
早速、オリーブオイルマニアの我が家も試してみました。フシコス。
フシコスを試してみた感想
ここからは、我が家のフシコスを試してみた感想を紹介します。
・色:淡い黄色
・香り:控えめ
・フルーティーさ:控えめ
・苦味:ややあり
・青っぽさ:ややあり
・油っぽさ:やや強い
<おすすめの食べ方>
・卵焼き(フライパンへ卵を落とす前に、サッとオリーブオイルをひと掛け)
・野菜炒め(野菜を入れる前に、フライパンへサッとオリーブオイルをひと掛け)
・炒め物全般
やや油っぽさが強いので、食パンへ付けて食べる生食よりは、フライパンを使う炒め物の油として使うのがベストマッチです。
エキストラバージンオリーブオイルは、生食が王道ですが、油っぽさの強いオリーブオイルは、炒め物系によく合います。
サラダ油よりもずっと健康に良いので、是非、オリーブオイルをメインの炒め物用油としても使ってみて下さい。
\炒め物にベストマッチ!/
ギリシャ産エキストラヴァージンオリーブオイル「フシコス」
まとめ|オリーブオイルとオリンピックの意外な関係
オリーブオイルとオリンピックの意外な関係を紹介しました。
金メダリストへ贈られる冠は、実はオリーブの木から取れた冠でした。
オリーブ冠の歴史は古く、古代オリンピックの時代、勝者へ贈られたオリーブの枝が起源とのことでした。
また、古代オリンピックでは、レスリング競技でもオリーブオイルが使われました。全身へオリーブオイルを塗り、レスリングを戦ったようです。しかも全裸で。色んな意味でスリリングです。
さらに、国際オリンピック委員会のIOCと、偶然なのか意図的なのかは分かりませんが、国際オリーブ協会もIOCでした。何と言う運命的な一致なのでしょう。次期オリーブ協会の会長に、是非、バッハ会長が就任して欲しいものです。そして、オリンピックとオリーブオイル協会が統合する。(冗談です。ふざけ過ぎてごめんなさい)
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。