こんにちは、歴史マニアの管理人です。
先日、松江城へ行ってきましたので、おすすめの駐車場を紹介します。
初めての松江城でしたが、噂にたがわぬ名城でした。
これまで40ほどのお城を巡ってきましたが、間違いなく5本の指に入る名城でした。
この記事では、お城好きならではのマニアックな視点が多々あると思いますが、「あぁ、この人、お城好きなんやなぁ」と温かい目でスルーして頂けると幸いです。
では、参りましょう。国宝・松江城。写真も多めで紹介します。
Contents
松江城の場所
松江城は、島根県の端っこ、鳥取県との県境あたりに位置します。地図で見るとこんな感じ↓
あ、水木しげるロードのある境港市の近くじゃん!とお気付きのあなた。
正解です。水木しげるロードからの、松江城ルートで旅行して来ました。
松江城の駐車場|島根県庁の駐車場がおすすめ
駐車場は、松江城大手前駐車場が一番近いですが、収容台数が少ないので、すぐに満車になってしまいます。我が家が着いたのは9時ごろでしたが、既に満車でした。なので、その他の駐車場を探す必要があります。
おすすめなのが、島根県庁の駐車場。(土日、祝日のみ)
我が家が行ったのは、土曜日だったので駐車できました。
しかも無料です。ちょっと得した気分になりました。
この島根県庁の駐車場から見る松江城もすばらしかったです。
木々の隙間から見える櫓。そして石垣。映えわたる青い空。お堀の水面。
この風景だけで白飯2杯いけます。
駐車場から3分ほど歩くと、お城です。
松江城の見所をマニア目線で紹介
松江城は、日本のお城の中でも有数の冠詞を持つお城です。
・国宝天守5城
・現存12天守
・日本三大湖城
国宝天守5城:
姫路城(兵庫)、松本城(長野)、彦根城(滋賀)、犬山城(愛知)、松江城(島根)
現存12天守:
弘前城(青森)、松本城(長野)、丸岡城(福井)、犬山城(愛知)、彦根城(滋賀)、姫路城(兵庫)、松江城(島根)、備中松山城(岡山)、丸亀城(香川)、伊予松山城(愛媛)、宇和島城(愛媛)、高知城(高知)
日本三大湖城:
松江城(島根)、膳所城(滋賀)、高島城(長野)
現存天守が多いのは、四国のようですね。行きたいなぁ、四国。
駐車場のある島根県庁から、さらにお城へ近づくと、
石垣!お堀の水面!
おお。これは、かの有名な堀尾吉晴ではありませんか。
信長の野望では、可もなく不可もなくの平凡な秀吉の配下だった堀尾吉晴さんではありませんか。
ゲームでは、平凡な能力ですが、実際は武士から大名まで一代でのし上がった大人物であることには変わりないですね。豊臣政権時代は、三中老の一人として政権を支えていました。今で言うエリート官僚ですね。
松江城の大手門です。ここから中に入ります。
おっと、その前に大事なことを忘れるところだった。
石垣チェック。ムフフ。よい石垣ですなぁ。ムフフ。
白飯、3杯いけます。
ただの変態だな
この石垣を400年前の人たちが造ったんだなぁ。ていうか、この石垣はきっと最近造り直した物だろうけど、そんなこたぁどうでもいいんだ。この石垣の重ね合わせが何とも言えず美しい。ムフフ。
おお。これまた天にも届くかのごとき見事な石垣。
石垣の下から上を見上げると、これまた立派な「石落とし」ではありませんか。
白飯、おかわり。
敵が攻め込んできた時、石垣を登ろうとする敵の頭から石を落として攻撃するための窓。
いやはや、すばらしい景色ですなぁ。緑が一面に広がる風景。芝生も丁寧に手入れされておる。いやはや、素晴らしい。白飯、4杯追加で。
この虎口もさすが、松江城、とでも言いましょうか。
あの窓の隙間から弓矢や鉄砲で攻撃されたいですなぁ。誰か白装束持ってきてくれ。
ドーーーン!
松江城のお目見え。すばらしい。これが400年以上も前に造られたのか。すごいなー。
白飯、15杯だなぁ。
松江城の築城にまつわる逸話は数多く存在します。大抵は、人柱(ひとばしら)にまつわる話で、日本的な怪談話が多いです。私はその手の話はちょっと苦手、というかかなり苦手なので、ここでは触れませんが、興味のある方は、「松江城 盆踊り」でググってみて下さい。松江市で盆踊りを踊らない理由がそこに書かれているはずです。ああ怖い!
松江城の中からの風景。これは鉄砲狭間(鉄砲で敵を攻撃するための窓)ですかね。この窓から400年前の人も外の風景を見ていたんだなぁ。その頃の風景ってどんなだったんだろう。
現存天守なので、当時の階段の角度そのままなんですよね。
めちゃめちゃ急角度です。傾斜が半端ない。
足の不自由なご年配の方は、支えてくれる人と一緒じゃないと無理ですね。意外と小さい子供は、こういうのは平気です。うちの娘も遊具のように軽快に登っていきました。あと、女性の方は、こういう古いお城に来る時は、必ずズボン系の履物でお願いします。見えちゃうので。
松江城の天守閣の最上階は、吹き抜けのフロアのみです。
景色を見るためだけにここまで登ります。
名古屋城や大阪城みたいに売店とかはありません。そこが良い。実に良い。吹き抜けのフロアなので、風通りが良く、地上の風よりも爽やかでとても心地よかったです。
松江城、サイコーーー!!
松江城の周辺も、これまた良い
松江城の周辺も素晴らしく整備されていました。ちらほら掃除をしている人を見かけたので、おそらくボランティアなのでしょう。このお城が愛されている感じが伝わってきました。見て下さい、この整備された景観。これ、普通の民家ですよ。信じられません。
また、クルマの行き来はさすがに多いですが、都市部のようなごちゃごちゃした感じがありません。周辺も商業施設ではなく、民家が多いのも特徴的です。商業施設が少ないから、目障りに広告などが目に入らなくて、景観としてもすばらしいのでしょう。田舎と言ったら失礼かもしれませんが、田舎は田舎ならではの良さがあります。ここ、松江城は、田舎の良さを十分に利用したすばらしいお城だと感じました。
この松の木も素晴らしかった。樹齢も相当な感じ。人が下を通れるように意図的にしたのか、偶然なのかは分かりませんが、とにかくこの松の木も味があってよろしいですなぁ。
船でお堀を周回することもできます。船は何隻もあって、結構なお客さんが乗っておりました。ウチの娘も当然、「乗りたい!」ですが、もうこれ以上の出費は死活問題。これもみんな貧乏が悪いんだ。父ちゃん頑張ってお金稼ぎます。ちなみにブログ収入は先月2円(遠い目)。
散歩には最適ですね。食べ物屋も良くみたらあります。古風な造りなので、街の風景に溶け込んでいて、一見しただけでは気付きません。いいなぁ、この町。
ちなみに、この日は38℃の真夏日でした。木陰があったので助かりましたが、夏場の散策は控えた方が良さそうです。
この日は、休日だからか武士の格好をしたボランティア?がいました。観光ツアーなのか、ご年配の方々が話を熱心に聞いていました。お城の観光が栄えるかどうかは、ボランティアのレベルによると言っても過言ではないと思います。とにかく、この松江城のボランティアさんは、お城を愛していてレベルが高い!と思いました。
松江歴史館|こちらも駐車場から近いです
松江城の隣に松江歴史館があります。こちらも、とても綺麗な施設です。
館内に入った時の畳の大広間は必見です。インパクト大です。思わず「おお!」と声が出てしまいました。
屋内なので疲れを取るための休憩として利用もありだと思います。お茶屋さんも館内に入っています。お値段は、ちょい高めですが、和菓子好きなら良いかもです。
松江城の築城エピソードを、映像で分かり易く解説してくれます。松江城について理解が深まり、こちらもとても有意義な時間を過ごせました。
まとめ|松江城の駐車場は、島根県庁の駐車場をおすすめします
松江城へ車でお越しの方は、無料で止められて、お城にも近い島根県庁の駐車場をおすすめします。
山陰地方へ行くのは初でしたが、完全に好きになりました。山陰最高。
田舎ならではの良さが十分に観られる名城でした。
松江城の周辺を散策するのも計画に入れて頂くと、さらに松江城の良さが見えてくると思います。
次、来るときは、最低2泊はできるように計画したいと思います。
近くの大山(だいせん)もめちゃめちゃ綺麗だったなぁ。大山も登りたい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。