仕事が終わってから子供と公園でリップスティックで遊ぶのが日課になりつつある、三度の飯よりリップスティックの人です。こんにちは。
リップスティックを始める時に、誰もがぶち当たる壁。
それは、
リップスティックの種類が多過ぎる…(立ち尽くす)
いざ、リップスティックを買いにお店へ行ったはいいが、お店でこの事実を知ると、愕然(がくぜん)とします。
よく似たキャスターボードがたくさん並んでいるけど、違いは何?
どれを買えばいいの?
初めて見る素人には、違いが全く分からないだろうな
そこで、今回は、
リップスティックの種類と違い
リップスティックの選び方
この2つを紹介したいと思います。
この記事を読むと、リップスティックを買う時、失敗しない選び方をすることができるようになります。
それでは参りましょう。リップスティックの種類と、失敗しないリップスティックの選び方。
Contents
リップスティックの種類が多すぎる!違いを分かりやすく解説!
リップスティックには、種類がたくさんありますが、大きく分けて2つの種類に分けて説明しなければなりません。
キャスターボードブランドの種類
リップスティックの種類と違い
では、ひとつずつ見ていきましょう。
キャスターボードブランドの種類
リップスティックの種類を紹介する前に、リップスティックの呼び方について、まず説明しなければいけません。
リップスティックは、実は商標(商品名)で、一般名称ではありません。
一般名称は、
「キャスターボード」
と言います。
キャスターボードの特徴は、
「2枚の板」をつないで、その板に車輪(キャスター)を付けた乗り物
という点です。
1枚の板に車輪を付けた乗り物は、みなさんご存知の「スケートボード」、通称「スケボー」ですね。
そして、キャスターボードのブランドは、4社あります。
日本の店頭で目にするのは、以下の4つのブランドです。
(正確には、メーカーと代理店が存在しますが、ここでは分かりやすくするためにブランドという表現をします)
ブレイブボード
エスボード
ジェイボード
日本で最も人気が高いのは、「リップスティック」のブランドです。
公園などで、子供たちが乗って遊んでいる物の大半が「リップスティック」だと思って良いと思います。
リップスティックは商標で、一般名称は「キャスターボード」が正解。
キャスターボードを販売しているブランドは、4つで、日本で最も有名なのが「リップスティック」。
リップスティックの種類と違い
次に日本で最も人気の高い「リップスティック」シリーズの種類を紹介します。
日本で購入できるリップスティックは、以下の4種類です。
リップスティックデラックスミニ(子供向け)
リップスティックデラックス(大人向け)
リップスター(子供向け)
リップスティックネオ(子供と大人兼用)
一つずつ詳しく見ていきましょう。
(1)リップスティックデラックスミニ
今、日本で最も親しまれているキャスターボードが、リップスティックデラックスミニです。
その通りです。この後の章で「デラックスミニ」ではない、ただの「デラックス」も紹介しますが、ここではまずは「デラックスミニ」の紹介です。
公園で見掛ける子供が乗っている物は、大半が「リップスティックデラックスミニ」と思ってよいと思います。
どの辺がデラックスなのかと言うと、
ベアリング部分の摩擦抵抗が少なくなった。
ダンパー(衝撃を吸収するバネ部品)を新たに搭載し、ガタガタ道に強くなった。
キャスター(車輪)部分の材質を、鉄からアルミへ変更して軽量化した。
デッキの裏面をハニカム構造のリブで強化することで、軽量化に成功した。
特に、ダンパー機能が付いたことで、ガタガタ道の乗り心地が良くなった点が、うれしいポイントです。
もちろん、軽量化した点も、体の小さな子供にとっては嬉しいポイントです。
\ 子供ならコレ! /
軽くて乗り心地も良い、理想的なボードです!
(2)リップスティックデラックス
そして、最も違いが分かりにくい「リップスティックデラックス」の説明です。
「リップスティックデラックス」は、「ミニ」とは違い、
大人用のキャスターボード
です。
<リップスティックデラックスの特徴>
足を乗せるデッキの面積が「デラックスミニ」よりも広い
重量は、「デラックスミニ」よりも1.35kgも重い
ダンパー機能が付いている
重量は、リップスティックデラックスミニ(2.05kg)よりも1.35kgも重いです。
体の大きな子供であれば、乗れるかも知れませんが、大人専用と思って買うのが良いと思います。
確かにデラックスミニよりも重いですが、デラックスの一番のポイントは、
足を乗せるデッキが広い
ところです。
デラックスミニだと、窮屈に乗っていたお父さんお母さんは、デラックスにすると一気に乗りやすくなります。
理由は、足と足の間隔を広くできるので、平衡感覚のバランスを取りやすくなるためです。
もし、リップスティックデラックスミニしか乗ったことのないお父さんお母さんは、一度、デラックスを試してみてはいかがでしょう。
ビックリするくらい簡単に乗れるようになると思います。
\ 大人にオススメ! /
デッキ面積が広いので、体の大きな人におすすめです!
「リップスティックデラックス」と「リップスティックデラックスミニ」との違いは、①重さ、②デッキの広さ。デラックスは大人用と思ってOK。
(3)リップスター
リップスターは、
超軽量キッズモデル
です。
<リップスターの特徴>
身長135cm以下の子供用に開発されたモデル
重量も2.0kgで、リップスティックシリーズで最も軽いモデル
小回りが利き、チョコチョコ乗りの得意な子供にピッタリのモデル
リップスターは、流通している数が少ないので、価格が高騰しやすい傾向にあります。
これは高過ぎるな? と感じたら、手を出さない方が賢明です。
\ 身長135cm以下の子供用 /
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小回りが利く、超軽量モデルです!
(4)リップスティックネオ
最後に紹介するのは、リップスティックネオです。
<リップスティックネオの特徴>
日本限定モデル(本家アメリカでは発売されていない)
デッキサイズは、リップスティックデラックスとデラックスミニの中間サイズ
重量は2.5kgで、リップスティックデラックスとデラックスミニの中間サイズ
リップスティックネオは、大人も子供も乗れる、とても使い勝手のよいモデルです。
しかし、残念ながら流通している数が少なく、手に入れにくいモデルとなってしまっています。
流通量を増やしてくれると、価格も安定するので、ユーザーとしては助かるんですけどね。
リップスティックネオは、今ではほとんど流通していないレアなモデル。子供も大人も乗れる、使い勝手の良いモデルです。
(5)リップスティックの派生モデル
ここで、リップスティック派生モデルも紹介したいと思います。
リップスティックの人気がうかがえるな
リップスティックの派生モデルとして、以下ような商品が発売されています。
リップスティックエアー(1ボード)
リップサーフ(サーフィンボードの陸上バージョン)
リップスケート(ローラースケートのタイヤ2個、縦並びバージョン)
ソールスケート(スケボーのタイヤ3個バージョン)
リップスティックジェッツ(ローラースケートのタイヤ2個、横並びバージョン)
リップスクート(キックボード)
リップスティックエアーミニ
リップスティックエアーミニは、リップスティックのように板が2つに分かれている訳ではなく、1ボードに繋がったモデルです。
リップスティックエアー
板が1つに繋がったモデルで、こちらは大人用です。
リップサーフ
リップサーフは、サーフィンボードの陸上バージョンです。
リップスケート
リップスケートは、ローラースケートのタイヤ2個、縦並びバージョンです。
ソールスケート
ソールスケートは、スケボーのタイヤ3個バージョンです。
リップスティックジェッツ
リップスティックジェッツは、ローラースケートのタイヤ2個、横並びバージョンです。
リップスクート
リップスクートは、キックボードですね。
リップスティックを乗りこなせるようになった子供やお父さんお母さんは、これらの派生版へ移って、乗りこなせるリップスティックの幅をドンドン広げていく傾向にあります。
それぞれのリップスティックで、違った楽しみ方ができるので、気になる方は、ぜひ派生版もチェックしてみて下さい。
リップスティックには、派生版も7種類、存在する。
それぞれ種類によって、楽しみ方が違ってくる。
リップスティックの選び方
次に日本で最も人気の高い「リップスティック」の選び方を紹介します。
結論から言うと、
子供なら、リップスティックデラックスミニ
大人なら、リップスティックデラックス
を選べば、間違いありません。
\ 子供はデラックスミニ /
\ 大人はデラックス /
また、もし店頭で売られているのであれば、
子供なら、リップスター
子供と大人兼用で、リップスティックネオ
を選んでも、問題ありません。
ただし、「リップスター」と「リップスティックネオ」は、市場に出回っている数が非常に少ないので、ほとんど見ることがありません。
たまにAmazonや楽天で売られていることがあるので、気になる方はAmazonや楽天をチェックして頂くと良いと思います。
注意したいポイントとして、市場に出回っている数が少ないので、転売屋による高額な値段で売られていることも多いです。
リップスティックが日本で急速に広まった2019年には、ほぼ全てのリップスティックが品切れ状態の日が続きました。
そして、希少価値が高まった頃に湧いてくるのが、不当な価格で販売してくる転売屋です。
2019年には、この転売屋による販売が多く見られました。
2020年に入ると、「リップスティックデラックスミニ」の流通量も安定して、転売屋は見かけなくなりましたが、一時期は、定価10,450円(税込み)のリップスティックデラックスミニが、15,000円~20,000円まで高騰した時期もありました。
「リップスター」と「リップスティックネオ」を購入の際は、特に気を付けて下さい。
子供なら、リップスティックデラックスミニ
大人なら、リップスティックデラックス
リップスティックの歴史
ここでは、リップスティックの歴史について、紹介したいと思います。
リップスティックは、上記で紹介したように、4つのブランドがひしめき合うと言う複雑な業界です。
どのブランドが先駆者で、どのように世界的に広まったのか、などを紹介したいと思います。
キャスターボードの歴史は、この2社から始まった
キャスターボードを作っている会社って、沢山ありそうだなぁ
と思ってしまいますが、実は歴史をさかのぼると2つのメーカーに辿り着きます。
2つのメーカーとは、
「エスボード」を手掛ける、Slovie社
「リップスティック」を手掛ける、JD社グループ(※1)
です。
(※1)正確には、リップスティックを手掛けるのはJD社傘下のRazor社。詳細は後ほど説明します。
現在出回っているキャスターボードの大半は、この2社のどちらかに属するキャスターボードとみて良いでしょう。
では、どのようにキャスターボードが広まっていったのか、時系列で見てみましょう。
(1)エスボードの誕生
韓国で発売されたSlovie社の
エスボード(EssBoard)
が、キャスターボードの元祖と言われています。
通称「エスボー」とも呼ばれています。
年代で見ると2000年代に発売されていたようです。
エスボードは、キャスターボードの元祖ではありますが、日本では、
リップスティックの廉価版
と言う立ち位置に甘んじています。
現に、エスボードの価格は、リップスティックよりもかなりお買い得です。
クチコミ評価によると、リップスティックよりも壊れやすいのでは? と言うクチコミもありますが、リップスティックとほぼ同等、お買い得! と言うクチコミもあります。
さまざまな意見があるので、一概に良い悪いは言えませんが、ひとまず、
リップスティックよりも、価格面でお買い得!
と言うのは間違いなさそうです。
まず初めはお試しで買いたい! と言う人は、いきなり高価なキャスターボードよりも、こちらのエスボードがおすすめです。
\ おすすめです /
まずは、お試しでキャスターボードを楽しみたい人におすすめです。
(2)ジェイボードの誕生
韓国のエスボードの次に登場したのが、JD社が手掛けるキャスターボード、
「ジェイボード(J-Board)」
です。
通称「ジェイボー」とも呼ばれています。
JD社は、キックスクーターでも有名な会社です。
お父さんお母さん世代は、子供時代、キックボードで遊んだことがある方も多いのではないでしょうか。
「ジェイボード」は、JD社の「JDBUG」というブランドから販売されています。
JD社は、日本でキャスターボードの有力特許を持っています。これについては、後ほど詳しく紹介します。
ジェイボードブランドの魅力は、何と言っても
安い!
ことです。
韓国のエスボードと同じく、リップスティックのバッタ物扱いされがちのジェイボードですが、実はリップスティックよりも歴史は深いです。
ユーザによるクチコミ評価もとても高いので、信頼できる商品だと思います。
\ おすすめです /
リップスティックよりも知名度は低いですが、元をたどれば親会社は同じJD社のキャスターボードです。クチコミ評価も平均して高いコスパの良いキャスターボードです。
(3)リップスティックの誕生
ジェイボードが誕生した後、JD社が新たに米国へRazor(レイザー)社を設立しました。
このレイザー社から発売されたキャスターボードが、
「リップスティック」
です。
分かりやすく整理すると、
韓国で発売されたのが「ジェイボード」
アメリカで発売されたのが「リップスティック」
です。
このリップスティック、値段は高価ですが、アメリカで大流行しました。
そのアメリカの流れが日本にも影響して、現在、日本のキャスターボードブームに至っていると言われています。
さて、ここからまたややこしい話をします。
米国のレイザー社が手掛けるリップスティック、これを日本で販売することを許可されている正規輸入代理業者が、2社あります。
2社
です。
その2社というのが、
(1)ラングスジャパン社
(2)ビタミンアイファクトリー社
です。
正規代理店、一つ目の「ラングスジャパン社」から発売されているキャスターボードは、本家のレイザー社が使用している商標「リップスティック」のままです。
なので、ラングスジャパン社が販売しているキャスターボードは、
「リップスティック」
です。
\ おすすめです /
(4)ブレイブボードの名前でリップスティックを販売
米国レイザー社のリップスティック正規代理店、二つ目は、
ビタミンi(アイ)ファクトリー社
です。
この会社が保有しているキャスターボードの商標(商品名)が、
「ブレイブボード」
です。
その通り。
ブレイブボードは、米国のリップスティックを日本で単に販売しているだけなので、
「ブレイブボード」と「リップスティック」は、全く同じもの
なのです。
ちなみに、このビタミンアイファクトリー社は、キックバイクの「へんしんバイク」シリーズも手掛けています。
「へんしんバイク」とは、初めは「ペダル無し自転車」のキックバイクとして使い、乗り慣れてきた頃に、ペダルを後付けして、普通の自転車としても使用可能な乗り物のことです。
キックバイクに興味のある方は、こちらの記事も参考になると思います↓
子供向けの乗り物に強い会社なので、小さいお子さんをお持ちのお父さんお母さんは、チェックしてみてはいかがでしょう。
キャスターボードの特許事情
このように非常に複雑なキャスターボード業界ですが、さらにややこしいことに、
特許を取得している国によって勢力図が異なる
ようです。
例えば、流行の発祥地である米国では、エスボードのSlovie社が有力な特許を保有しているようです。
一方、日本に目を向けてみると、ジェイボードを手掛けるアトラスオート(JDジャパン)社がキャスターボードの主要特許を押さえているようなのです。
日本での勢力が強いJD社系列のブランド「ブレイブボード」が一番人気なのもうなずけますね。
まとめ|リップスティックの種類が多すぎる!違いを分かりやすく解説!
リップスティックの種類と違いを紹介しました。
まず初めに、キャスターボードの種類は、メーカーで見ると、以下の4つのブランドがありました。
エスボード
ジェイボード
リップスティック
ブレイブボード
次に、日本で最も人気なリップスティックの種類で見ると、以下がありました。
リップスティックデラックス(大人向け)
リップスティックデラックスミニ(子供向け)
リップスター(子供向け)
リップスティックネオ(子供と大人兼用)
また、リップスティックの派生として、このような商品も発売されています。
リップスティックエアー(1ボード)
リップサーフ(サーフィンボードの陸上バージョン)
リップスケート(ローラースケートのタイヤ2個、縦並びバージョン)
ソールスケート(スケボーのタイヤ3個バージョン)
リップスティックジェッツ(ローラースケートのタイヤ2個、横並びバージョン)
リップスクート(キックボード)
上記のように、リップスティックには、ブランドと種類がたくさんあり、その上、派生した種類も数多く発売されています。
このようにラインナップが多いと、初めてリップスティックを買う人にとっては、違いが分からず、どれを選べば良いか迷ってしまいます。
結論としては、
大人なら「リップスティックデラックス」
を選べば間違いありません。
デラックスミニとデラックスの違いは、主に2つ。
①重さ、②デッキの広さ
一方、とにかく安く買いたい人は、「エスボード」や「ジェイボード」を選ぶと、安い値段で買えます。
ただし、安いキャスターボードを選ぶと、リップスティックデラックスミニのような「ダンパー機能(クッション性)」が無かったり、性能が低い場合があるので、買った後で後悔しないためにも、事前の確認をおすすめします。
そして、キャスターボードの歴史についても紹介しました。
日本で最もメジャーな「リップスティック」と「ブレイブボード」は、全くの同じものでした。(販売する代理店が違うだけです)。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。