ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、通称”逃げ恥”では、専業主婦の無償労働について考える場面があります。
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第1話で、主人公の一人、森山 みくり (新垣結衣)が、もう一人の主人公、津崎平匡(つざき ひらまさ)に専業主婦として雇われる訳ですが、このハチャメチャな展開の中にも夫婦生活を送る上で大切な、考えさせられるテーマが潜んでいます。
この記事では、
について、真面目に考えたいと思います。(いつも真面目です)
では、早速参りましょう。ドラマ”逃げ恥”に学ぶ、専業主婦の無償労働について!
Contents
専業主婦の無償労働とは
無償労働とは、
収入を伴わない無給の労働。その範囲には、(1)家事(炊事、掃除、洗濯、縫い物、編み物、家庭雑事)、(2)介護・看護、(3)育児、(4)買い物、(5)社会的活動(ボランティア、献血、婦人活動、消費者活動、住民運動等)、がある。
(上村協子 東京家政学院大学教授 / 2007年)
出典:https://kotobank.jp/
という意味だそうです。
収入を伴わないので、つまり賃金が発生しないという訳で、いくら働いても、直接お金には繋がらない仕事ということですね。
ドラマ”逃げ恥”には、上の(1)~(5)まで、全て主人公の みくり の体験談としてストーリーに出てきます。
特に(1)の「家事」については、専業主婦の妻を持つ夫としては、考えさせられる場面が多いです。
ここでは、
(1)専業主婦の年間無償労働(つまり、お給料)
(2)専業主婦の年間無償労働時間(つまり、どれだけ時間を拘束されているか)
(3)専業主婦業を仕事として換算した時の月給
について、紹介したいと思います。
専業主婦のお母さん、専業主婦の妻を持つお父さんは、何か感じて頂けると思います。
(1)専業主婦の年間無償労働は304.1万円
1つ目は、専業主婦の年間無償労働の金額についてです。
結論としては、総務省2011年調べによると、
専業主婦の無償労働は、304.1万円
だそうです。
この金額を多いと思うか、少ないと思うかは、人それぞれだと思いますが、私の印象は納得の金額でした。
おそらく、専業主婦と言っても色んな専業主婦の環境があって、例えば、生まれたばかりの子供がいる専業主婦と、大学卒業した子供がいる専業主婦とでは、仕事量が全然違うと思いますし、一概に「304.1万円」とひとくくりにするのも妥当でないと思います。
一例に過ぎませんが、我が家の体験談として考えてみると、
・子供が0歳児の頃: ほぼ24時間労働で疲弊。(睡眠時間もろくに取れない)
・子供が1歳~3歳の頃: 変りなくほぼ24時間労働で疲弊。(なかなか寝てくれない子で、睡眠時間は依然として少ない)
・子供が4歳~6歳の頃: 睡眠時間はマシになるけど、幼稚園での問題に頭を悩まして疲弊。(幼児期に発症しやすい、吃音、登園拒否、円形脱毛症、極度の人見知り、など)
と、まぁ子供は何歳になっても、親の心配はなくなることもなく、ひとつ大きな壁を乗り越えたと思ったら、また次の新たな壁が立ちふさがる、というエンドレスゲームの状態。
お子さんと真面目に向き合えば向き合うほど、その労働時間は増えていきます。
という訳で、専業主婦の給与は、単純に304.1万円! とは言えないと思います。特に小さなお子さんがいる専業主婦の皆さまは、400万円でも500万円でも足りないくらいという印象です。(すごく大変な思いをしてきているのを、いつも見てきました)。
専業主婦のみなさま、いつもお勤めありがとうございます。
専業主婦の年間無償労働は304.1万円
(2)専業主婦の年間無償労働時間は2199時間
次に専業主婦の年間無償労働時間についてです。
結論から言うと、
専業主婦の年間無償労働時間は、2199時間
だそうです。こちらも2011年の総務省の統計によるものです。2199時間を1か月で換算すると、約183時間、1日当たりの労働時間は、約6時間です。
これもあくまで平均値なので、一般的な家事(料理、掃除、洗濯など)以外に、小さな子供がいる場合は、「育児」という非常に重い仕事が加算されます。
生まれたばかりの0歳児を育てている専業主婦の場合、3000時間や4000時間まで働いていることもよくあると思います。
小さなお子さんを育児されている専業主婦の皆さま、いつも頑張ってくれてありがとうございます。
専業主婦の年間無償労働時間は2199時間
(3)専業主婦業を月給に換算すると25.3万円
3つ目に紹介するのは、専業主婦の月給です。
上で紹介した年間無償労働と時間から計算すると、
専業主婦の月給は、約25.3万円
です。
専業主婦の皆さんは、これだけの価値ある仕事を毎日している訳なので、会社で仕事をしているお父さんサラリーマンよりも、場合によっては給料が高いかもしれません。
実際、小さな子供を持つと、25.3万円どころではなく、30万~40万円か、それ以上の働きをしてくれていると感じます。
このことを覚えておかないと、専業主婦を持つ旦那さんは、奥さんに大きな不満やストレスを与えることになります。
我が家も、何度も同じ失敗をしてきました。私が会社で疲弊して帰ってくると、いつもはこなしている家事を怠けてしまうのです。
会社の仕事は会社の問題なのに、心の弱い私は家庭まで会社の仕事を引きずってしまうことがよくあります。会社の仕事は、確かにしんどいかもしれませんが、それはそれ。家庭の仕事も大事なお仕事なのです。
サラリーマンのお父さん、会社の仕事と家庭の仕事、どちらも大事ですよ! 会社の仕事しか見ていないと、会社での評価は確かに上がるかもしれないけど、家庭の仕事をおろそかにすると、家庭の評価は下がる一方ですよ!
あなたの人生にとって、会社が大事か、家庭が大事か、さぁ、どっち!?
専業主婦業を月給に換算すると25.3万円
”逃げ恥”のみくりの月給
ドラマ”逃げ恥”では、 みくり の給料は、1日あたり7時間労働を前提として、
1か月19.4万円
で、食費、光熱費等の生活費は、二人で折半としています。
一人の独身サラリーマンが、月19.4万円で家事代行サービスを依頼するには、少々ハードルが高そうだと思ってしまうのは気のせいでしょうか…。
私が考えるに、 みくり の給料19.4万円というのは、独身サラリーマンだから払える芸当だと思います。子供ができると、おそらく19.4万円というのは無理です。
小さい子供がいる家庭では、月19.4万円の家事代行サービスは成立しないかも
ここで妄想タイムです。ドラマ”逃げ恥”で設定されている みくり の月給19.4万円というのは、小さな子供のいる家庭では無理だと思っています。
理由は、次の通り。
小さな子供のいる家庭では、正直、お母さん一人では面倒を見切れません。
ひと昔前だと、実家のおじいちゃんおばあちゃんが家にいて、お母さんの育児のサポートや、家事のサポートをしてくれたことでしょう。
しかし、今の日本では、核家族が大部分を占めています。つまり、ひと昔前のおじいちゃんおばあちゃんのサポートを受けられない環境です。
こうなると、専業主婦であるお母さんの仕事量が激増します。正直、家事と育児の両方を100%こなすのは無理だと思います。
そこで、お父さんの登場です。お母さんの普段こなしている家事を、お父さんが受け持つのです。当然、お父さんの仕事も増える訳なので、お父さんもお父さんでしんどいはず。
ひとつの解決方法として、思い切って会社の仕事を減らすのもアリだと思います。残業に頼らず、基本給のみで生活費を稼ぎ、家族も養う作戦です。
残業を減らす代わりに、家庭の仕事を増やします。
つまり、会社の残業代が出ないので、結果としてお父さんの給与が減るので、みくり の月給19.4万円を払い続けるのは、かなりしんどい。
実際、会社の残業を減らせるお父さんは、少ないと思います。
残業に頼らず、基本給のみで生活費を稼ぎ、家族も養う、という目標自体が、今の日本社会ではハードルが高い目標なのかもしれません。
確かに私も20代30代は、残業漬けの毎日で、当然のように休日出勤もしていました。おかげで確かに給料は増えました。みくり の給料を支払えるだけの給料をもらっていたと思います。
しかし、独身時代の時代の時間の使い方と、家庭を持った後の時間の使い方とでは、大きな違いがあります。家に帰ってから、独身時代は、自分の好きなことができます。ゲームをするのも、スポーツするのも、本を読むのも、勉強するのも、全部自由です。
しかし、家庭を持つと違います。愛する奥さんのため、愛する子供のために、家での時間を全て捧げなければいけません。しかし、現実はそんな理想とはほど遠く、子供に捧げる時間が増えれば増えるほど、いつの間にか自分の中でモヤモヤしたストレスが溜まっていき、いつしか爆発して家族に迷惑を掛けるの繰り返し。
いまだにこれは!と思う解決策は見つけられていませんが、これからも奥さんと話し合って、お互いモヤモヤの少ない夫婦生活を目指していきたいと思っています。
夫婦生活10年以上かけても、いまだに心のモヤモヤが少しずつ溜まってしまうけど、これからもモヤモヤの少ない理想の夫婦生活を目指して頑張る!
まとめ|専業主婦の無償労働について
逃げ恥に学ぶシリーズ「専業主婦の無償労働」について紹介しました。いかがでしたでしょうか。
専業主婦の無償労働は、OC法に基づく試算によると、
・年間労働賃金:304.1万円
・年間労働時間:2199時間
※総務省「社会生活基本調査・2011(平成23)年版」を元に試算
のようです。つまり、専業主婦の月給に換算すると、
・専業主婦の月給:25.3万円(小数点以下切り捨て)
となるようです。
こうして数字として示されると、専業主婦も立派な仕事だと再認識することができます。いつも家事してくれて、ありがとう。お母さん。
私自身、専業主婦の妻と子供を持つ夫ですが、妻の立場で、専業主婦の立場で物事を考えていたつもりでしたが、まだまだ理解できていない面も多いんだろうなぁ、と”逃げ恥”を見て考えさせられました。
この主婦の無償労働問題については、ドラマ”逃げ恥”の後半部分でも重要なテーマとして物語が展開していきます。
特に主婦のお母さん、主婦を養っているお父さんは、何かを感じて頂けると思います。夫婦生活のモヤモヤが溜まっているなぁ、と感じている夫婦の皆さま、特に必見です。(新垣結衣演じる みくり と、星野源演じる平匡とのムズキュンシーンも勿論見逃せません!)
2016年当時、リアルタイムで見ていたあなたも、まだ”逃げ恥”を見たことがないあなたも、この機会に是非、見てみて下さい。心温まること、間違いなしです!
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「逃げ恥」の原作漫画とドラマは、こんなにも違っていた!?
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。