スラムダンク

【スラムダンク】キャラクターのモデルとなった実在の人物とは?

スラムダンク_キャラクターの実在モデルが存在するって噂は本当なのか

バスケ漫画の金字塔と言えば、1990年代に社会的バスケブームを巻き起こした「スラムダンク」でしょう。
連載終了した1996年から、長い歳月がたった今でも、その輝きは色あせません。

スラムダンクの魅力は、何と言っても強烈な個性を持ったキャラクターです。

これらの魅力的なキャラクターは、どのようにして描かれたのでしょう。
もしかしたら、漫画のキャラクターのモデルとなった実在の人物がいるのではないか?

いろいろと調べてみたところ、スラムダンク原作者の井上雄彦氏による公式コメントでは、実在モデルの存在については触れられていません。
しかし、1990年代当時、マイケル・ジョーダンの登場により、日本でもNBAブームが巻き起こりました。

当時の井上雄彦氏も、影響を受けないはずはありません。

という訳で、本ブログでは勝手に、

スラムダンクのキャラクターのモデルとなった実在の人物は誰なのか?

について予想したいと思います。

<この記事で分かること>
・スラムダンクのキャラクターのモデルとなった実在の人物(予想)

※あくまで本ブログ管理人の妄想ですが、ひょっとしたら当たっているかもしれません。

 

Contents

【スラムダンク】キャラクターのモデルとなった実在の人物とは?

スラムダンク_キャラクターのモデルとなった実在の人物とは

スラムダンクのキャラクターのモデルとなった人物は、これまでも色々と噂になってきました。

しかしながら、原作者の井上雄彦氏の公式コメントは残っていないようなので、ここは楽しみながらモデルとなった実在の人物を推測しようじゃありませんか。

もし、このキャラクターのモデルは、この人では無くて、この選手だと思うよ、などご意見ありましたら、お気軽にコメント頂けると嬉しいです。
本記事内容へ追加していきたいと思います。

(1)桜木花道のモデル

桜木花道の実在モデル

まず初めに紹介するのは、やはりこのキャラクター。
スラムダンクの主人公「桜木 花道(さくらぎ はなみち)」です。

元ヤンキーながら、女子には不器用で純粋な性格も垣間見える、人間味あふれる主人公です。

桜木花道の実在モデルだと思われるのは、

・連載初期:チャールズ・バークレー
・連載中期~後期:デニス・ロッドマン

です。

どちらかと言うと、スラムダンク連載中盤から後半にかけて、花道の成長曲線が急上昇するので、最終的なプレースタイルとしては、NBAリバウンド王7回のデニス・ロッドマンが最も近い実在モデルだと思われます。
(井上雄彦氏が桜木花道のモデルは、デニス・ロッドマンでは無いと明言したとか、桜木のモデルとなった実在の人物はいないとか、花道はどちらかというとチャールズ・バークレーだとか、色々な噂はありますが、それらの噂が本当なのかどうかは、公式コメントには残っていません)

デニス・ロッドマンは、1980年代から1990年代にかけてNBAで活躍したスタープレイヤーです。引退後もメディアへ露出することが多いので、現役時代を知らない人でも、ロッドマンをご存知な方は多いのではないでしょうか。

<デニス・ロッドマンのプレースタイル>
・ポジション:PF/SF(PF:パワーフォワード、SF:スモールフォワード)
・ディフェンスにおいて超一流
・得点能力は高くないが、身体能力は超一流。
・スリースローが苦手。
・1992年~1998年シーズン:7年連続リバウンド王
・ピストンズ時代、「バッドボーイズ」の一員として活躍。
・ピストンズでは、ロッドマンの背番号10は永久欠番。
・2011年バスケットボール殿堂入り

※バッドボーイズ:1980年~1990年初頭シーズンのデトロイト・ピストンズのこと。荒々しいプレースタイルと、タフなディフェンスで一世を風靡した。

<バッドボーイズ中核メンバー>
・アイザイア・トーマス(PG)
・ビル・レインビア(C)
・ジョー・デュマース(SG)
・リック・マホーン(PF)
デニス・ロッドマン(SF)

桜木花道とデニス・ロッドマンの共通点は多く、ほぼ同一人物と言ってもいいような気さえします。

<桜木花道とデニス・ロッドマンの共通点>
・得点能力は高くないが、身体能力は超一流。
・フリースローが苦手(花道は作中で下手投げを編み出し克服?)
・リバウンド王
・バッドボーイズの主力メンバー(湘北メンバーもそろいもそろって強面)

噂にもあるように、確かにチャールズ・バークレーが桜木花道の実在モデルだった説は否めません。
バークレーは、破天荒で一見こわもてなキャラクターだけど、人なつっこいキャラクターで、桜木花道のキャラクターに通じるところがあります。

さらにバークレーは、当時、NBA史上最高のPF(パワーフォワード)と称されることもあり、花道のポジションと同じであることから、原作漫画のキャラクター設定時に参考になっていた可能性は高そうです。

しかしながら、バークレーは得点能力も高かったため、スラムダンク中盤から後半の花道のプレースタイルとは若干異なります。

その点、破天荒な性格といい、天性のリバウンダー特性といい、フリースリーやシュートが苦手なところといい、スラムダンク中盤から後半の花道のキャラクターとロッドマンのキャラクターがピッタリ合っています。

という訳で、中盤以降の桜木花道のモデルは、デニス・ロッドマンが有力と推測します。

ちなみに、桜木花道が坊主頭にしたことで、ますます風貌までロッドマンと瓜二つになりますが、これは、たまたまの偶然だったようです。
時系列にするとよく分かります。

・ロッドマンが髪の毛を染めだした時期:
1993年後半~1994年前半のスパーズに在籍していた時期。(この時期、歌手のマドンナとの交際が話題になりました)

・桜木花道が坊主頭にした時期:
海南戦で湘北が負けた翌日(第133話「責任問題」)。第133話は、単行本15巻(1993年10月9日発売)に掲載されています。通常、単行本が発売されるのは、週刊少年ジャンプで掲載されてから数か月後なので、原作漫画で桜木花道が坊主頭を披露したのは、おおよそ1993年の前半であったと推測できます。

つまり、桜木花道が坊主頭にした時期のほうが、ロッドマンの赤頭にした時期よりもわずかに早いので、ロッドマンをモデルにして花道が坊主頭にした訳ではなさそうです。

グリーンマン
グリーンマン
なるほど。だとすると、もしかしたらロッドマンの方が桜木花道を真似たかもしれんのだな。

それが本当なら面白いですが、その説も可能性は低いです。
1993年当時は、スラムダンクの英語版は無いはずなので、ロッドマンが桜木花道を知っていた可能性は限りなく低いです。
まぁ、可能性はゼロでは無いと思いますが。ロッドマンが日本語のスラムダンクを読んでいたら、ですが。

桜木花道の実在モデルは、デニス・ロッドマンが有力。
ただし、連載当初の実在モデルは、チャールズ・バークレーだった可能性も高い。
ちなみに、花道の赤坊主頭と、ロッドマンの赤頭は、偶然の一致のようです。

ちなみに、スラムダンク連載前のキャラクター設定段階では、花道はキセルを口にくわえていたようです。(「週刊朝日MOOK ビー・ダッシュ 2018-2019」朝日新聞、井上雄彦×ベンドラメ礼生 対談記事より)

グリーンマン
グリーンマン
高校生がキセルって。
面白すぎるな。

連載前のキャラ設定では、花道はキセルをくわえていた、らしい。

(2)流川楓のモデル

流川楓の実在モデル

次に紹介するのは、流川 楓(るかわ かえで)です。

花道のライバルであり(流川はライバルと思っていないかもしれませんが、花道はライバル視している。バスケと恋の両面で)、1年生でありながら湘北高校バスケ部のエースとなった男です。

裏話ではありますが、スラムダンク連載前の読切では、桜木花道はまだ存在しておらず、流川が主人公でした。読切の作品名は、「楓パープル」。この作品が週刊少年ジャンプの「手塚賞」に入選し、井上雄彦氏は漫画家の道へ進むこととなります。

ちなみに、流川楓がスラムダンクの主人公に採用されなかった理由は、週刊少年ジャンプの編集部に「クールすぎる」と嫌がられたため、と井上雄彦氏は後に語っています。

ポジションは、SF(スモールフォワード)です。

流川楓の実在モデルは、マイケル・ジョーダンでしょう。

ジョーダンは、バークレーとプライベートでも仲が良いことで有名です。
スラムダンクの流川と花道の人間関係とは若干違いますが、ライバル関係という意味では重なる部分もあります。

<マイケル・ジョーダンのプレースタイル>
・ポジション:SG/PG/SF
・圧倒的なオフェンス能力で得点を量産。特に1on1で圧倒的。
・SGとしては3Pは少なかった。
・ナイキのエア・ジョーダンシリーズのモデル
※SG:シューティングガード、PG:ポイントガード、SF:スモールフォワード

今さらマイケル・ジョーダンを語るまでもありませんが、流川とジョーダンは、圧倒的なオフェンス能力、1on1で勝負を仕掛けるプレイスタイルで酷似しています。
また、流川のバスケットシューズが「エア・ジョーダン5」である点も、原作者が意識していたと読み取れます。

ちなみに、1990年代のナイキブームは凄かった。
特にエア・ジョーダンは人気で、店頭ではなかなか見ることができないほど人気でした。

エア・ジョーダンシリーズの中でも、流川が履いている「エア・ジョーダン5」は別格でした。1990年代当時、店頭では既にプレミア価格で売り出されるほど希少価値が高かったのを覚えています。

流川楓の実在モデルは、マイケル・ジョーダンと推測します。

 

(3)赤木剛憲のモデル

赤木剛憲の実在モデル

赤木 剛憲(あかぎ たけのり)は、桜木花道らが所属するチーム湘北のバスケ部キャプテンです。
風貌が分かりやすいゴリラ顔なので、花道は勝手にあだ名を「ゴリ」と名づけました。

赤木剛憲の実在モデルは、パトリック・ユーイングデビッド・ロビンソンだと予想します。

赤木の風貌:パトリック・ユーイングがモデルと推測
赤木のプレースタイル:デビッド・ロビンソンがモデルと推測

赤木の髪型がパトリック・ユーイングと瓜二つなので、パトリック・ユーイングが実在モデルと噂さることが多いです。

しかし、プレースタイルの面では、大きく違いそうです。

<赤木のプレースタイル>
・インサイドのオフェンス力が圧倒的
・インサイドのディフェンス力でも超優秀
・中距離からのシュートは下手。もちろん3Pシュートも打たない。
・フリースローは、高校入学当時、下手だったエピソードあり。

一方、パトリック・ユーイングはというと、

<パトリック・ユーイングのプレースタイル>
・ディフェンス能力に優れた選手
・オフェンス能力も優れ、インサイドと中距離シュートも得意
・フリースローも優秀

グリーンマン
グリーンマン
赤木よりもユーイングの方が万能プレイヤーって感じがするな。

赤木とユーイングを比較すると、特にミドルレンジのシュート能力が違いますね。スラムダンク作中では、最後まで赤木は中距離シュートを苦手としていました。

一方、プレースタイル面で、赤木の実在モデルは、デビッド・ロビンソンだと思われます。

ロビンソンは、1989年にデビューし、新人王にも輝いているので、スラムダンクの連載が始まる1990年当時、最も期待された選手の一人であったことから、赤木のモデルとして参考になっていた可能性が高いと推測します。

<デビッド・ロビンソンのプレースタイル>
・ポジション:C(センター)
・得点能力、リバウンド、アシスト、ブロックショット、ほぼ全ての能力において優秀
・センターには珍しく、アシスト能力にも優れる。
・真面目な性格

赤木とロビンソンのプレースタイルで酷似している点は、得点能力とリバウンド、ブロック能力の高さです。

しかしながら、ロビンソンは、1994年~1995年シーズンの重要な局面で敗北したことから、

・リーダーシップが無い
・土壇場に弱い

など、酷評されることも多く、スラムダンクの赤木の評価とは差が生じてしまった感が否めません。(スラムダンクでは、赤木はチーム湘北の絶対的大黒柱で、強烈なリーダーシップを最後まで発揮しました)

赤木剛憲の実在モデルは、風貌はパトリック・ユーイング、プレースタイルはデビッド・ロビンソンだと推測します。

 

(4)三井寿のモデル

三井寿の実在モデル

スラムダンクで流川楓と並ぶ人気を誇るのが、三井 寿(みつい ひさし)です。

三井は、スラムダンク単行本の第6巻で登場と、他の主要キャラよりも遅い登場でした。
しかも、登場時は、ロン毛の不良少年という設定。どう考えても人気キャラになる素質は見当たりませんでした。

しかしながら、そこがスラムダンクの面白いところ。悪役から一転して、チーム湘北の救世主と変貌します。
三井と安西先生のエピソードは、スラムダンクファンの間でも不動の人気を得ています。

まだ原作漫画のスラムダンクを読んだことが無い方は、少なくとも三井と安西先生のエピソードまでは読んで欲しい。

三井寿の実在モデルは、マーク・プライスだと思われます。

<マーク・プライスのプレースタイル>
・ポジション:PG(ポイントガード)
・NBAを代表する名シューターで、3Pシュート、フリースローが得意
・身体能力は低い(スピードが遅く、身長も183cmとNBA選手の中では小さい)
・3Pシュート成功率、シュート成功率、フリースロー成功率において圧倒的に優れる
・左足の怪我が原因で引退する。

<三井寿とマーク・プライスの共通点>
・どちらも名シューターであり、3Pシュートを得意とする。
・身体能力的には、周りの選手には劣る。
左足の怪我が原因で、バスケを引退している。(三井はその後、怪我を完治したが、すぐには現役復帰しなかった)

グリーンマン
グリーンマン
左足の怪我の共通点は、なかなか興味深いな。かなり一致している。

三井とマーク・プライスで違うところは、ポジションがあります。
三井はSG(シューティングガード)、マーク・プライスはPG(ポイントガード)ですが、三井は元々オールラウンドプレイヤーで、PG適正も高そうなプレイヤーです。
チーム湘北では、宮城リョータという正PGがいるので、チームバランスを考えて、SGへ落ち着いたのでしょう。

ちなみに、三井の実在モデルとして噂に上がるのは、マーク・プライスの他にも、レジー・ミラーがいます。天才3Pシューターのレジー・ミラーも、タイプ的には三井と近いですが、どちらかと言うと海南の神(じん)に近そうです。
神もレジー・ミラーも、身長は高く、なにより童顔なところがピッタリです。

三井寿の実在モデルは、マーク・プライスと推測する。

※スラムダンクの原作者である井上雄彦氏は、日本のBリーグで屈指の3ポイントシューター金丸晃輔選手との対談で、金丸選手の「三井寿のモデルは誰なんですか?」という質問に対し、次のように語っていました。

このキャラクター(三井寿)は、この選手というのではなく、いろんな人のプレーのいいところをもらってキャラクターを作りました。例えば、流川楓というキャラクターは、マイケル・ジョーダンに憧れているという設定だから、ジョーダンのプレーをマネしている。三井については、そこまで細かい設定はなくて、日本の部活にいるいいシューター、というイメージで描きました。(週刊朝日MOOK「ビー・ダッシュ 2019-20」朝日新聞、井上雄彦×金丸晃輔 対談)

グリーンマン
グリーンマン
三井のモデルが、「日本の部活にいるいいシューター」ってのは驚きだな。確かにやけに人間臭くて、親近感を覚えるところが三井の魅力なのかもしれん。

 

(5)宮城リョータのモデル

宮城リョータの実在モデル

チーム湘北5人目は、宮城リョータです。

三井寿と同様に、原作コミックスの第6巻で初めて登場するキャラクターです。

やんちゃな性格で、登場するやいなや、花道とケンカ(その後、親友に)、三井寿とは既にケンカ済みで三井の前歯をへし折っていた、というかなり血の気の多いキャラクターです。

その一方で、思いを寄せるマネージャーの彩子さんの一言で冷静さを取り戻したり、逆に落ち込んだりと、チーム湘北の中では、ムードメーカー的な役割も担っています。

宮城リョータの実在モデルは、ケビン・ジョンソンだと推測します。

 

<ケビン・ジョンソンのプレースタイル>
・ポジション:PG(ポイントガード)
・得点能力が高い。
・アシスト能力が高い。
・優れた身体能力を有し、特にスピードと跳躍力に優れる。
・NBAにしては185cmと低い身長ながら、スラムダンクを叩き込むことも。

ケビン・ジョンソンは、キャバリアーズへドラフトで指名され、入団しました。
キャバリアーズは、既にPGのマーク・プライスがいましたが、成績が低迷していたので、発破をかける意味で、ケビン・ジョンソンと競わせました。
この作戦がうまくいき、マーク・プライスが結果を出し始めたので、ケビン・ジョンソンはサンズへトレードへ出されます。

このマーク・プライスとケビン・ジョンソンのエピソードも、三井寿と宮城リョータと重なる部分があります。

スラムダンクでは、三井の方がバスケ部を去る展開にはなりましたが、二人の因縁関係みたいなものは通じるところがあります。

宮城リョータの実在モデルは、ケビン・ジョンソンだと推測する。

 

(6)小暮公延のモデル

小暮公延

チーム湘北のスーパーサブと言えば、副キャプテンの小暮 公延(こぐれ きみのぶ)です。

小暮は、連載当初はマジで影の薄い存在でした。
ホント、マジでどうでもいいキャラでした。

その証拠に、2年後輩の桜木花道からも、「メガネ君」と呼ばれる始末。
「メガネ君」ですよ。副キャプテンなのに。先輩なのに。

グリーンマン
グリーンマン
「メガネ」だけでもイラっとするのに、年下に「くん」付けされるのは相当屈辱だな…。

でも、ここが小暮の性格の良いところ。「メガネ君」と呼ばれても、普通に受け入れているのです。人間としての器が広い、メガネ君のエピソードでした。

さて、メガネ君こと小暮の実在モデルは、連載当初は想定されていなかったと思われますが、物語が進むにつれて、メガネ君のキャラクターが確立しつつありました。

メガネ君のキャラが強烈に現れたのは、インターハイ神奈川県予選大会の陵南戦でした。
原作漫画のコミックス第21巻、第183話「メガネ君」です。

グリーンマン
グリーンマン
スラムダンクは、各話の題名も面白いな。「メガネ君」って。分かり易いからいいけど。

湘北には、ゴール下の覇者・赤木と、オフェンスの鬼・流川がいます。
相手チームの陵南は、試合終了間際、絶対に得点を許してはいけないと、赤木と流川を徹底的にマークします。

そこへ、桜木花道からノーマークのメガネ君へパスが渡ります。
3Pラインの外からフリーでシュートを打つメガネ君。そのシュートは、綺麗な円弧を描き、ゴールネットへと吸い込まれました。

このシーンが、かつてブルズ最強時代のジョン・パクソンとぴたりと一致します。

ブルズとサンズのNBAファイナル第6戦。2点差でリードを許したブルズは、ポイントゲッターのジョーダン、ピッペン、グラントの3人ではなく、ジョン・パクソンへ最後のシュートを任せたのです。

意表を突かれた相手チームは、ノーマークのバクソンに3Pをゆるし、ブルズが勝利したのでした。

小暮公延の実在モデルは、連載当初は存在しなかったと思われますが、陵南戦の活躍では、ジョン・パクソンをモデルにされたと推測します。

 

(7)安西先生のモデル

最後に、安西先生の実在モデルを紹介したいと思います。

安西先生と言えば、「タプタプ」ですよね。ふくよかなアゴを花道がタプタプするアレです。スラムダンクファンなら誰しもあの「タプタプ」を体験したいと思ったはず。

そんな「タプタプ」こと、安西先生の実在モデルは、やはりこのお方、

カーネル・サンダース

ですよね。

グリーンマン
グリーンマン
突然、NBAからすげぇ離れたな。

<カーネル・サンダースのプレースタイル>
・アメリカの実業家
・ガソリンスタンドを経営し、その一角に「サンダース・カフェ」も営業。
・「サンダース・カフェ」の目玉商品は、フライドチキン。
・フライドチキンの調理法を教えることで儲ける「フランチャイズ」を世界で初めて実践したのがケンタッキー・フライド・チキンである。

何を隠そう、カーネルおじさんは、世界で初めてフランチャイズのビジネスで成功した実業家だったのだ。

グリーンマン
グリーンマン
くだらない話と思いきや、カーネルおじさんはすごい人だったんだな。

安西先生の実在モデルの噂は、カーネルおじさんの他にも、月刊バスケットボールの初代編集長・島本和彦氏や、熊本県の第二高校バスケ部の当時監督をしていた方だとか、いろんな噂はありますが、事実かどうかは定かではありません。

とりあえず言えることは、

安西先生の実在モデルは、カーネル・サンダースでよくね?

ということです。

安西監督の実在モデルは、カーネル・サンダースで良いと思います!

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(8)チーム湘北のモデル

さっき最後と言ってしまいましたが、もう一つだけ紹介させて下さい。チーム湘北の実在モデルについてです。

湘北高校のモデルは、3つ存在すると思われます。

・ユニフォームの実在モデル:シカゴ・ブルズ
・チームカラーの実在モデル:デトロイト・ピストンズ
・湘北高校校舎の実在モデル:都立武蔵野北高校

シカゴ・ブルズ

まず、シカゴ・ブルズです。

湘北高校バスケ部のユニフォームを見て、分かる人はすぐにピンときたでしょう。
ブルズと湘北のユニフォームは、ほぼ一致しています。

シカゴ・ブルズは、まさにスラムダンクの連載が始まった年、1990年~1991年シーズンに初優勝しました。
その原動力は、言うまでもなく、スーパースター「マイケル・ジョーダン」です。

ブルズのユニフォームは、湘北と同じ赤色がホームゲーム、白色がビジター用のユニフォームでした。

ちなみに、ブルズのチーム名の由来は、イリノイ州(シカゴのある州)で畜産業が盛んだったことから、畜産の牛をモチーフにしたチームロゴが作られたそうです。

牛の複数形で「ブルズ」です。

デトロイト・ピストンズ

ピストンズは、その執拗なラフなプレースタイルから「バッドボーイズ」と呼ばれました。
バッドボーイズの主なメンバーは、先ほど紹介した通り。

湘北高校バスケ部も、ガラの悪そうなスタメン5人が揃っています。

湘北の場合は、見た目が悪いだけで、ラフプレーはしないので、ピストンズとピッタリ一致するわけではありませんが、インターハイで王者「山王工業」と対峙する時は、自らを「悪役登場!」と皮肉っています。(このシーンがたまらなくカッコいい!)

という訳で、ちょっとガラの悪い集団という意味で、ピストンズもモデルになっていると推測します。

ピストンズのバッドボーイズ(外部リンク)

 

都立武蔵野北高校

そして、湘北高校の校舎のモデルとなったのは、都立武蔵野北高校と思われます。

スラムダンク原作漫画の作中でも、湘北高校の校舎がたびたび出てきますが、武蔵野北高校そのまんまです。

例えば、スラムダンク最終話の第276話でも湘北高校の校舎が登場しますが、武蔵野北高校でした。

一度、自分の目で見てみたい気持ちもありますが、巡礼地巡りで地元の方々に迷惑を掛けるニュースが後を絶ちません。今の世の中では、Googleマップで写真も観られるので、このような文明の利器を活用すると良いですね。

チーム湘北の実在モデルは、
・ユニフォーム:シカゴ・ブルズ
・チームカラー:デトロイト・ピストンズ
・校舎:武蔵野北高校
と推測。

 

スラムダンクをもう一度、読むべき理由

スラムダンクを再度読むべき理由

スラムダンクの連載が1996年に連載が終わって以来、20年以上の月日が流れた今も熱狂的なファンの多い漫画。
それがスラムダンクです。

スラムダンクを読んだ人たちが、スラムダンクを愛してやまない理由。
それは、桜木花道やチーム湘北のメンバーたちが日々成長する姿に、人生の教訓が凝縮されているからだと思うのです。

ちなみに、スラムダンクの本を手元に置いておきたい、と考える日本人が多いという面白いデータがあります。(データというか、エピソードに近いですが…)

片づけコンサルタントの近藤麻理恵さん(通称:こんまり)という方をご存知でしょうか。

テレビや雑誌で聞いたことがある方も多いと思います。大学在学中の2004年から日本で片づけコンサルティングの仕事を始め、2014年からは結婚と同時に米国へ活動の拠点を移し、Netflixで世界でもブレイクした凄い人です。

近藤麻理恵さんの著書で、面白いエピソードが描かれています。漫画本の片づけメソッドの章で、片づけ依頼主さんの、コレだけは手元に残しておきたい漫画について書かれたエピソードです。

ちなみにこれまでうかがったお客様の中で「殿堂入りときめきマンガ」に選ばれた回数がもっとも多いのは、某バスケマンガです。
(出典:「イラストでときめく片づけの魔法」近藤麻理恵(サンマーク出版)

もうお分かりかと思いますが、ここで紹介されている「某マンガ」は、きっとスラムダンクのことでしょう。

近藤麻理恵さんのコンサルタントする客層は、女性か、男性なら会社の社長さん限定です。

つまり、女性もスラムダンクを生涯読んできた漫画の第1位に選んだお客さんが多いし、男性なら、会社の社長さんになるような人がスラムダンクを選ぶ、ということです。

多くの人々に影響を与え続ける漫画「スラムダンク」。

少年時代に買った単行本を持っているあなたも、単行本を捨ててしまったあなたも、この機会にもう一度、あの感動を読んでみませんか?

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まとめ|スラムダンクキャラの実在モデル

まとめ_グリーンマン

スラムダンクの実在モデルについて紹介しました。

原作者の井上雄彦氏の公式コメントでは、実在モデルには触れられていないようなので、妄想をふくらましながら実在モデルを推測してみました。

・桜木花道:デニス・ロッドマン、チャールズ・バークレー
・流川楓:マイケル・ジョーダン
・赤木剛憲:パトリック・ユーイング、デビッド・ロビンソン
・三井寿:マーク・プライス
・宮城リョータ:ケビン・ジョンソン
・小暮公延:ジョン・パクソン
・安西先生:カーネル・サンダース
・チーム湘北:シカゴ・ブルズ、デトロイト・ピストンズ、武蔵野北高校

スラムダンクは、1990年代の漫画なので、自然と1990年前後に活躍した選手が多くなっています。1990年代と言えば、オリンピックへ初めてアメリカのNBA選手が参加した「ドリームチーム」ができた時代です。

今回紹介したスラムダンクの実在モデル選手たちも皆参加しています。初代ドリームチーム、2代目となるドリームチーム2を観ると思いますが、他の国とはレベルが違いますね。

こちらのオリンピック公式サイトから、初代ドリームチームの決勝戦を無料で観ることができるので、興味のある方は見てみて下さい。

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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。