皆さん、歯医者、好きですか?
好きな人、なかなかいませんよね。私も大の苦手です。
今日は、そんな皆さんが大嫌いな歯医者の話です。
私もつい先日、歯医者で虫歯の治療をしてきました。
3か月に1回の超間隔が狭い定期検診にも関わらず、3回連続で虫歯を発見されるという、意味が分からない記録更新中の人は、私です。はい。
3か月に1回のペースで虫歯を発見されると、虫歯の治療の段どりやら、この辺の歯の治療なら痛くないので全然楽勝、ここの歯は麻酔が効きにくいのでヤバい、くらいの知識がいつの間にかついてしまいました。
さて、今日は珍しく、需要のありそうな
「虫歯の治療で、麻酔が効かない原因」
について、紹介したいと思います。
この記事を読むと、
と思えるようになる記事です。
痛い思いをしたくない方、必見です。
Contents
麻酔が効かない歯は、下の奥歯
麻酔が最も効きにくいのは、
下の一番奥の歯
です。
下の歯の一番奥は、ヤバい
それだけは覚えておいて損はないです。
マジで麻酔が効きません。
麻酔の効きやすさは、人それぞれ多少の違いはあるようですが、人間の骨格の作りからして、下の奥歯だけは麻酔が効きにくくなってしまうようです。
下の奥歯だけは、虫歯にならないように何としても死守したいところです。
私は完全に手遅れですが。(死ぬ思いで治療に耐えました)
下の奥歯は、最も麻酔が効きにくい歯です。
何としても下の奥歯だけはピッカピカに磨いて下さい。
ちなみに、上の歯は、一番奥の歯でもなんとかなる場合が多いようです。
私の場合も、何とか麻酔が効いてくれました。
下の奥歯に麻酔が効かない原因
下の奥歯は、人間の歯の中で最も大きい歯なので、神経も奥深いところにあります。
実は、下の歯というのは、下あごの骨で支えられています。
歯ぐきに支えられていると思っていたぞ。
そうなんです。私も知りませんでしたが、歯は顎(あご)の骨で支えられているのです。
歯ぐきは、あくまで表面で支えているに過ぎません。
麻酔注射は、奥歯に比較的近い、この下あご付近へ注射し、歯茎の中を伝って奥歯の歯の表面から麻酔液が神経まで浸透すると、麻酔が効くことになります。
てっきり神経に直接麻酔液を注入しているかと思っていたぞ。
そうなんです。直接、ダイレクトに麻酔を打てないので、歯の周りの歯ぐきへ麻酔を打ち、徐々に時間を掛けて歯の神経まで麻酔が到達するのを待ちます。
さらに、奥歯の神経のある根っこ部分は、下顎の骨の奥深くに埋まっているので、麻酔液はあごの骨の中を浸透して、奥歯の根っこへ到達しなければなりません。
ここまで聞くと、何となく「奥歯の麻酔が効きにくい原因」が分かってきたと思います。
そうです。一番の問題は、
麻酔液を注射したポイントから、下の奥歯の神経までの距離が、すごく遠い
ことが原因のようです。
さらに麻酔が効きにくい原因として、
下の奥歯と下あごの骨は、とても硬い。
つまり、麻酔液が浸透しにくい
ことも大きな原因のようです。
下の奥歯も、下あごの骨も、人間の歯の中で最も強い力を受ける歯なので、めちゃくちゃ硬いそうです。
当然、麻酔液が歯の表面に行き渡ったとしても、奥歯の神経まで到達するのは至難の業です。
結果として、
下の奥歯の神経まで、麻酔液が届かない場合が多い
のが、麻酔が効かない原因のようです。
歯と顎の骨が、どんな感じで繋がっているのかをリアルに写真で説明しているサイトがありますので、気になる方は、こちらを参考にするとよく理解できると思います。
麻酔が効きにくい人=体の大きな人
ここで、体の大きな人へバッドニュースです。
体の大きな人は、麻酔が効きにくい傾向にあります。
どういうことかと言いますと、理由は簡単です。
体の大きな人は、骨格が大きい傾向がある。
つまり、麻酔液が神経まで到達する距離が長くなる。
だから、結果として麻酔が効きにくくなるようです。
実は、私も身体が大きい方なので、麻酔が効きにくいタイプのようです。
以上、体が大きい人への残念なニュースでした。
麻酔が効きにくい歯を治療中に聞きたくないセリフ
さて、麻酔が効かない原因が分かったところで、ここでちょっとブレイクタイム。
私が体験した、歯医者の治療中に聞きたくないセリフ、ベスト3を紹介したいと思います。
歯医者さんというのは、時に患者さんへ残酷な一言を気付かず言い放つ生き物です。
少しでも共感してもらえると嬉しいです。
第3位「痛かったら手をあげて下さい」
昔からよく聞くセリフですね。「痛かったら手を上げて下さい」
患者からすると、手をあげること、すなわち白旗を上げるということですよ。
そんなこと大の大人が容易く出来る訳ないでしょう。
完全に足元見られてる感がある言葉で、聞きたくないセリフ第3位です。
第2位「ちょっと痛いかもでーす」
「だったら止めて下さーい」
そう言い返したくなるセリフです。
私の通う歯医者の先生は、とても優しいお兄さんタイプの若い先生です。
きっと子供にも人気があるのでしょう。
そんな優しいお兄さん先生は、痛そうなことをする時は、いつもこう言います。
ちょっと痛いかもでーす(^^)
分かりますよ。
優しく、怖がらせないようにおっしゃって頂いているのは分かります。
でもですよ、
その優しさが逆に怖い
ですよ。
「ちょっと痛いかもでーす」。聞きたくないセリフ、第2位です。
第1位「ちょっとギリギリのところ触りまーす」
できれば触って欲しくありませーん。
と、言いたいところですが、そこは大人の対応です。
「・・・・(無言)」
無言しかありませんよね。今の私にできる最大限の頑張れることは、ひたすら耐えること。
歯医者で聞きたくないセリフ、第1位は、
「ちょっとギリギリのところ触りまーす」
です。
患者としては、嫌な言葉にもめげず、ただひたすら耐えるのみです。
何かもうこの「さわる」って言う表現も嫌ですね。
そもそも「さわる」っていうのは、
そっと手を触れる程度の行為
ですよ。
ここで先生がやってる行為は、
鋭利な刃物で骨を粉砕する行為
ですよ。
全然さわって無いですよ。
本当にお願いしますよ。ウソはいけません、ウソは。
分かりますけどね。優しく怖がらせないようにしてくれているのは。分かりますけど…。やっぱり怖いものは怖いです。
歯医者で聞きたくないセリフ、第1位は、
「ちょっとギリギリのところ触りまーす」
でした。
大人になって虫歯になりやすい歯
おじさん世代になって分かったことがあります。
それは、
虫歯になりやすい歯があること
です。
そもそも、
と思ったのが考えるきっかけでした。
その答えは、歯医者さんがいとも簡単に答えてくれました。
歯と歯の間は、歯ブラシが届かないので、実は磨けていない
という衝撃の事実です。
奥歯と奥歯の間の部分。歯の隙間は、基本的に歯ブラシで磨けていないと思った方が良い。ということです。
毎日、朝昼晩、食後に歯磨きを欠かさずこなしていても、歯と歯の間は40年間、磨けていなかった…。
愕然としました。
薄々、歯間ブラシ(フロス)の存在は気付いていましたが、まさか必須のツールだったなんて…。
それからと言う物、フロスを手放さなくなりました。
実際に自分でフロスをしてみると、
採れるとれる!
こんなに歯の隙間に食べかすが詰まってしまうものなんだ、と驚くほどに、歯間ブラシを通すと取れます。
40年間生きて来て得た教訓です。
フロス(歯間ブラシ)は超重要!!
あとは、これも意外だったのが、
歯と歯の隙間が狭い人ほど、フロスをすべき
と言うこと。
実は、歯の隙間が広い人は、歯ブラシの先が届いて磨けることが多いのですが、歯の隙間が狭い人は、歯ブラシで磨くことができません。
歯の隙間が狭いから、食べ物が詰まりにくいと考えていましたが、これは間違いです。
小さな食べかすが、ミクロン単位の小さな歯の隙間に入るので、これが虫歯の原因になります。
つまり、歯並びが良いからと言って、フロスをしないと虫歯になる!
これは間違いないと思います。
まだフロスを使っていないアナタ。今日からフロスを使うことを強くおすすめします。
フロス(歯間ブラシ)を使う人の割合
厚生労働省による平成28年度の歯科疾患実態調査によると、デンタルフロス、糸ようじ、歯間ブラシなどの「歯と歯の隙間を磨く」ことをしている人の割合は、
男性平均:30.6%
女性平均:46.3%
だそうです。
年齢別に見た詳しい表が、こちらです。
年齢別に見ると、20代以下の若い世代よりも、中高年の世代の方がフロスをしている傾向にあるようですね。
詳しい理由までは分かりませんが、きっと私と同じように、中高年になって大きな虫歯でひどい目に遭った人が、慌ててフロスを使い始める、というパターンも多いような気もしますね。
逆に、20代の若い時からフロスをする習慣ができている人は、大きな虫歯で苦しまなくてよいので、若い世代のフロス組は、勝ち組でしょう。
男性なら3人に1人、女性なら2人に1人くらいの割合でフロスを既に使っているということが分かりました。
個人的には、意外にフロスを使っている人は多いんだな、という印象です。
フロスを使わずに虫歯になってしまう負け組になる前に、今日からフロスを使って勝ち組になりましょう!
ちなみに、フロスを使ったことが無い方は、こちらがオススメです。
\ Amazon’s Choiceにも選ばれている人気のフロスです /
私もフロス初心者だった頃、フロスの使いにくさに苦労しました。そんな中、このフロスに出会って、悩みが解消されました。特に奥歯の糸を通しにくい部分の使い勝手が抜群に良いです。フロス初心者でも、簡単に使えるようになります。アマゾンの口コミ評判も、平均4.5点(280人)と非常に評価の高いフロスです。特に、糸が切れにくく、何度も洗って使えるところがコスパも良くておすすめです。
フロスを買うなら、コレで決まりです!
痛くない歯医者の選び方
次に、私がおすすめする痛くない歯医者の選び方です。
これまで、超ベテランの老舗歯医者から、つい最近できた若い先生の新しい歯医者まで、いろんな歯医者を経験してきた歯医者マニアがおすすめする、痛くない歯医者の選び方です。
では、どうぞ。
(1)若い先生の歯医者がおすすめ
1つ目のおすすめ歯医者は、若い先生の歯医者です。
若い先生が良い理由(1)最新の医療技術と医療知識を使って治療してくれる
歯医者経験の長いベテランの先生も、熟練の技術で治療してくれるのは期待できますが、最新の治療をしてくれない場合があります。(あくまで個人的な経験談です)
例えば、歯石除去。歯のお掃除。
新しい歯医者では、当たり前のように、定期検診のお知らせメールなどが届き、定期的に歯石除去などの歯のお掃除をしてくれます。
しかし、何十年と昔からある老舗歯医者では、歯石除去などはされたことがありませんでした。(こちらからお願いすれば、してくれると思いますが…)
素人の患者としては、歯石除去がどれほど大切なことなのか、あまりよく分かっていません。
そういった最新の医療知識を活かして、患者に提供してくれるのが、新しい歯医者さん、特に若い先生が院長の歯医者さんです。
という訳で、1つ目の理由は、最新の医療技術を使ってくれる、でした。
若い先生が良い理由(2)医療設備も最新式
2つ目の若い先生が良い理由は、設備が最新式なことです。
私の以前通っていた60代くらいのベテラン歯科医さんは、確かに治療は上手でしたが、設備は追いついていない印象でした。
例えば、電動麻酔注射器です。
電動麻酔注射とは、麻酔の注射を人間の手で押し出すのではなく、機械で麻酔の注入速度を一定に保って注射する設備のことです。
この電動が良い理由は、麻酔注射で痛いのが、麻酔液が歯ぐきへ注入されるときの圧力のようです。人の手で注入すると、どうしても注入速度が一定にはなりません。
そこで電動麻酔注射器の登場です。
ゆっくりと麻酔を押し流すことによって、患者の痛みを最低限に抑えてくれることができるようです。
こういった最新の機器が、老舗歯医者にはありませんでした。(あるところにはあると思いますが…)
新しい歯医者には、最新の設備を導入していると思いますので、選ぶなら新しい歯医者さんがおすすめです。
(2)子供歯科が意外とおすすめ
子育て世代のお父さんお母さんはご存知だと思いますが、意外と知られていないのが、
子供歯科は、大人でも治療してくれる
と言うことです。(子供しかダメっていう歯医者があったらごめんなさい)
子供歯科がおすすめな理由(1)痛くない治療に長けている
子供歯科の先生は、そもそも痛がりの子供を相手に日々治療しているので、痛みをどうすれば和らげられるのかを熟知している場合が多いと思います。
実際、私の通う歯医者も、子供歯科です。
きっかけは、我が家の娘をその子供歯科へ連れて行って、歯を診てもらったのがきっかけです。
そこで初めて知りました。
どうやら、子供歯科でも、大人も診てもらえるらしい。
子供の定期検診のついでに、親も診てもらえれば、時間的にも一石二鳥です。
特にお父さんお母さん世代におすすめです。
子供歯科がおすすめな理由(2)リラックスできる部屋の雰囲気
子供専門に扱っているだけあって、歯医者の部屋の中は、子供がリラックスできる雰囲気作りができています。
子供に緊張感を与えないようにしたものですが、これは大人も同じだと思いました。
リラックスできる部屋の壁紙や、ぬいぐるみなどが置かれていて、緊張が解けやすいです。
という訳で、子供歯科がおすすめな理由2つ目は、リラックスできる部屋の雰囲気でした。
子供歯科がおすすめな理由(3)子供に恥ずかしい姿を見せられないので頑張れる
最後に3つ目ですが、これは精神論になってしまいますが、これも重要なポイントだと思います。
子供と一緒に診察を受けることが多いので、
子供に恥ずかしい姿は見せられない。痛くても我慢できる(ような気がする)
です。
痛みはメンタルの部分も大きく影響するようなので、こんな点も良い影響を与えるような気がします。
歯医者の定期検診は、大人になってからこそ行くべし!
ここまで長々と歯医者について語ってしまいましたが、最後にひとつだけ言わせて下さい。
それは、
歯医者の定期検診は、大人になってからこそ受けるべし
です。
虫歯と言うのは、数か月でできる物ではありません。
年月を経て、少しずつ進行していく病気です。
なので、定期的に診てもらえば、必ず大きな虫歯にはならないものです。
小さな虫歯の状態であれば、麻酔さえ打てば、ほぼ痛みも無く完治することができます。
大きな虫歯にならなければ、歯医者も怖くありません。
という訳で、大人になってからこそ、歯医者の定期検診を受けよう!でした。
まとめ|歯医者で麻酔が効かない原因
歯医者で麻酔が効かない原因について紹介しました。
麻酔が効かない原因は、
虫歯が下の奥歯だから
でした。
下の奥歯は、麻酔液が浸透するまでに長い距離を伝わなければなりません。
つまり、そもそも麻酔液が奥歯の神経に届いていないために、麻酔が効かないのです。
なので、「下の奥歯は、何としても虫歯にしないこと。絶対死守!」です。
他の歯はどうでもいいけど、下の奥歯だけは毎日必ず磨く!(言い過ぎました…)
そして、これも超重要。フロス(歯間ブラシ)。
フロスも毎日欠かさずしましょう。
特に寝る前には、歯磨きとフロスを欠かさずした方が良いです。
歯医者マニアからの報告は以上です。
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。