ワンオペ育児で辛い日々を送っている専業主婦の皆さん。
分かります。気持ちは、よーく分かります。
見た目はオッサン、頭脳は専業主婦です。
冗談はさておき、そんなワンオペ育児で悩んでいる専業主婦の皆さんを救うヒントとなるのが
「サンキューシステム」
です。
サンキューシステムとは、社会現象にもなった「逃げるは恥だが役に立つ」、通称「逃げ恥」の原作漫画に出てくる、主人公 みくり が提案するシステムです。
実際に我が家でもこの「サンキューシステム」を約4年間使い、絶大な効果があったので紹介したいと思います。この記事がワンオペ育児に悩む専業主婦の皆さんの助けになると嬉しいです。
では参りましょう。「逃げ恥」に学ぶ、ワンオペ育児で辛い専業主婦を救う「サンキューシステム」とは!?
Contents
逃げ恥に学ぶ|ワンオペ育児で辛い専業主婦を救え!~サンキューシステムの導入!~
ワンオペ育児で、日々辛い思いをしている専業主婦の皆さんへ、その辛い悩みを解消するための提案です。それは、
サンキューシステムの導入
です。
ワンオペ育児で辛い原因は、ズバリ夫の育児放棄ではないでしょうか。さらに、育児を手伝ってくれない夫は、家事も手伝ってくれないことが多いと思います。
家事や育児は、家庭内の仕事です。家庭内の仕事は、当然夫婦で協力しあってこなすべき仕事です。会社の仕事も生活費を確保する意味で大事ですが、家庭の仕事も大事ですよね。
会社の仕事は自分以外でも出来ますが、家庭内の仕事は、自分たちしかできません。
(1)ワンオペ育児とは
ワンオペ育児とは、
一人で家事、育児をおこなうことで親が極度に疲弊して追い詰められることがある。ワンオペから派生して「ワンオペ育児」と呼ぶ。
「ワンオペ」の元々の意味は、コンビニ店員の仕事などを一人で全てこなす「ワンオペレーション」の略で、和製英語のひとつです。
コンビニ店員と同様に、本来複数人(夫婦や祖父母、親せきなど)で分担すべき育児を、現代社会の核家族が大部分を占める日本では、夫がいない間、妻一人で育児をする、いわゆる「ワンオペ育児」を課せられるお母さんがとても多いようです。
ワンオペ育児を任せられるお母さんは、家事も負担することがほとんどで、家事と育児のダブルパンチで辛い日々を送っているのが現状です。
漫画「逃げ恥」では、そんなワンオペ育児で辛い専業主婦を助けるヒントが隠されています。
それが、漫画「逃げ恥」第9巻に登場する「サンキューシステム」です。
(2)サンキューシステムとは
漫画「逃げ恥」の中でも、第9巻で主人公の みくり が提案しています。(残念ながらドラマには出てこない話題ですので、是非漫画を読んでみて下さい)。夫婦お互いで家事分担をしたとしても、完全な休日にはなりません。
そこで、 みくり は「39システム(サンキューシステム)」を平匡に提案します。
みくり の提案するサンキューシステムとは、
・午前9時~午後3時まで半休
・午後3時~午後9時まで半休
これらの半休をお互い交代で取る。つまり、会社の半休と同じで、完全なる休日です。
てっきり出産時の産休のことかと思った。
もちろん産休も掛かっています。このサンキューシステムは、前提が、
育児で日々疲弊しがちな、お父さんお母さんのためのシステム
だからです。
家事や育児に協力的なお父さんのご家庭は、お父さんお母さん双方に有意義な半休をお互いに取れます。
一方、家事や育児に協力的でないお父さんのご家庭でも、このサンキューシステムをお父さんがが体験することにより、大きなメリットが生まれます。サンキューシステムのメリットについては、この後に詳しく紹介します。
ちなみに、遅めの半休を取りたい時は、「イイGOシステム」も提案しています。
・午前11時~午後5時まで半休
・午後5時~午後11時まで半休
この「イイGOシステム」の場合、友人や会社の付き合いで、夜の会食にも対応可能です。
サンキューシステムで半休中の親は、家事はもちろん、育児も免除されます。自由にショッピングへ行くのも良し。友人と遊びに行くのも良し。一人で趣味の時間に没頭するのも良し。という訳です。
月に一回や二回、サンキューシステムを取り入れることで、
家事疲れや育児疲れによるストレスを、お互い発散しよう
という訳です。
(3)サンキューシステムのメリット
サンキューシステムには、いくつものメリットが存在します。
(メリット1)家事疲れや育児疲れによるストレス発散
特に真面目に頑張り過ぎる夫婦によくあるパターンが、家事疲れと育児疲れによるストレスです。ストレスという物は、目に見えないので非常に厄介です。気付いた時には、対処しきれないほどストレスが膨れ上がっていたり、時にはストレスが爆発するまで気付かないこともあります。
ストレスが爆発してしまうと、夫婦喧嘩になったり、時にはメンタルを病んでしまったりもします。こうなると修復するのに長い時間を要します。
ストレスは、多かれ少なかれ溜まっていくものなので、日々、溜めない工夫と、日々、発散する工夫が必要です。サンキューシステムは、機械的に夫婦の半休を決めてしまうので、自分では気付かないようなストレス発散にも効果があります。
一見、効果として感じにくいですが、地味に効果絶大なメリットです。
(メリット2)家事や育児の大変さを理解できる(特にお父さん)
サンキューシステムのメリット2つ目は、家事や育児の大変さを理解できることです。これは特に普段、家事の役割や育児の負担が少ない、主にお父さんにメリットがあります。
逆にお母さんは家事や育児の大変さを知っているので、新たな気付きは少ないですが、お父さんが家事や育児の大変さを理解することで、間接的にお父さんのサポート意識が広がり、お母さんにもメリットの大きいシステムだと思います。
2021年現在の日本では、ひと昔前の家事育児は全くやらないお父さん世代に比べ、ずいぶんと家事育児をするようになりました。しかし、実態はまだまだお母さんの負担が圧倒的に多いのが現状のようです。
厚生労働省の調査(2016年)によると、夫と妻がこなす家事の割合は、こんな感じです。
(引用元:総務省統計局、平成28年社会生活基本調査の結果、https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/kekka.html)
<家事の時間>
(1)夫婦共働きの場合
・夫の家事:15分 (※仕事等:8時間31分)
・妻の家事:3時間16分 (※仕事等:4時間44分)
(2)妻が専業主婦の場合
・夫の家事:10分 (※仕事等:8時間16分)
・妻の家事:4時間35分 (※仕事等:6分)
この結果から見えてくることは、
① 夫は、夫婦共働きであろうと、妻が専業主婦であろうと、家事をするのはたったの10分~15分のみ。
② 家事は、ひと昔前から変わらず、妻に頼っているのが現状。
いやいや、実は、「仕事」と「家事」以外に、重要な要素が上の時間には欠けています。それが「育児」です。
<育児の時間>
(1)夫婦共働きの場合
・夫の育児:16分 (※家事+仕事等:8時間46分)
・妻の育児:56分 (※家事+仕事等:8時間00分)
(2)妻が専業主婦の場合
・夫の育児:21分 (※家事+仕事等:8時間26分)
・妻の育児:2時24間分 (※家事+仕事等:4時間41分)
つまり、「仕事」「家事」「育児」の3つをトータルすると、
<仕事+家事+育児の時間>
(1)夫婦共働きの場合
・夫:9時間02分
・妻:8時間56分
(2)妻が専業主婦の場合
・夫:8時間47分
・妻:7時間05分
このようになります。妻が専業主婦の場合でも、実際は夫の労働時間と比べて2時間弱しか変わりません。その上、主婦業のつらいのは、何年主婦を続けようが、キャリアアップできないこと。自身の労働対価が、一向に向上しないのです。
これは、給料が上がらないサラリーマンと同じです。普通の人間であれば、労働賃金の向上しない職場で、モチベーションを維持するのは難しいと思います。
自分の心から好きな仕事で、給料は最低限生活費だけもらえれば満足! なんて人であれば、モチベーションを維持できそうですが、そんな人間はほとんどいないのではないでしょうか。
一方、専業主婦でもモチベーションを維持できるごく稀なパターンとしては、おそらく夫との関係が円満な時でしょう。妻の家事や育児を、夫が妻へ日々、心から感謝を伝える。そんな夫婦円満な家庭であれば、専業主婦でも幸せかもしれません。
しかし、現実はそんな理想の旦那は、絶滅危惧種並みにレアな存在だと思います。普通の男であれば、会社の仕事で心身を消耗し、家に帰った時には、妻の家事や育児の状態まで気を配る余裕すらないことがほとんどだと思います。これでは専業主婦の頑張りは、報われることはありません。
そこで、サンキューシステムの登場です。サンキューシステムで、夫が妻の普段こなしている家事と育児を同時に体験します。そして理解します。なんて大変な仕事なんだと。こんな大変な仕事をグチひとつこぼさずこなしてくれていたのかと。
一番痛感するのは、育児です。子供の世話、相手をするのが、これほど大変だとは思いもよらなかったでしょう。
学校の勉強や会社の仕事は、周りが教えてくれます。しかし、育児は誰も教えてくれません。育児の方法を学校でも教えてくれたらいいのに、と、ふと思ったりもしますが、学校の先生もほとんどの先生が育児を体験していないので、教えることができないのでしょう。
とまあ、いろいろ小言も言ってしまいましたが、とにかく育児は体験してみないと分からない大変さがあります。子供の性格も十人十色なので、こんな対応をすればOK! みたいな攻略法もありません。だからこそ、毎日子供と向き合って、時間を掛けてその子に合った接し方を、親である私たち自身が身につけなくてはいけないのです。
ワンオペ育児の脱却!我が家のサンキューシステム体験談
我が家では、子供が生まれてすぐに夫婦ともに疲弊してしまいました。子育てがこんなにも大変だなんて。子育てがこんなにも辛いなんて。
とにかくこの辛い状況を早く抜け出すために、夫婦でいろんなことを試しました。父親である私も、意識的にできるだけ家事と育児をこなそうと努力しました。
平日の夕飯後の皿洗い、子供のお風呂、風呂掃除、子供と遊ぶ時間、寝る前の子供へ絵本を読み聞かせ、子供と添い寝。休日には、掃除、家族でお出掛け、子供と公園で遊ぶ、食材の買い出し、などなど。
365日、ほぼ24時間体制で家事と育児を頑張りました。特に我が家の子供は、夜寝ない子供だったので、睡眠時間を取れずに辛い思いをしていたのを思い出します。5歳の時は夜驚症も発症して、本当に辛かったです。(夜驚症の記事はこちら)。
しかし、頑張ればすぐに結果がでる訳でもなく、日々、ストレスが溜まっていたと思います。そんな時、夫婦のどちらから提案したのかは覚えていませんが、お互い育児を休む時間を作るようになりました。
父親である私の休日には、私が子供と半日家を出て遊びに行き、子供が家にいない間、妻は育児から解放されるのです。そう、「逃げ恥」で みくり の提案している「サンキューシステム」を、何から学ぶ訳でもなく、本能的におこなうようにしていたのです。夫である私が育児をすることもあれば、妻が子供と出掛け、夫である私は半日の自由時間をもらえます。
これが息抜きになって、とても良い!
一週間の内、1回か2回しかない貴重な半休です。好きなテレビをボーっと観続けてもいいし、好きな漫画を読み続けてもいい。
昼寝をしたり、何もせずにダラダラしても怒られません。何か目標に向かって勉強する時間に当てるのもいいですね。とにかくこの貴重な時間を使って、自分の中で充実感が出ればOKな感じがします。ボーっとしてストレス解消できるなら、それだけでも充実した時間ですよね。
という訳で、我が家ではすでに4年ほど「サンキューシステム」を実践していて、妻のワンオペ育児疲れも避けられるし、夫である自分も家庭の時間を大切にできるし、得られる効果は絶大だと感じています。(こんな記事を書いている時も、妻は子供を連れて私に半休をくれています。感謝!)
夫婦生活で、家事分担ができるようになって、ひと安心。と思いきや、ひと息つく間もなく子供も生まれます。夫婦生活で大変になるのが、この育児が始まるところから。と言うのが私の印象。ワンオペ育児を解消し、夫婦円満の秘訣となるのが、この「サンキューシステム」だと思います。是非、試してみて下さい!
食事は宅配サービスで楽するのもアリ!
ワンオペ育児で辛い専業主婦の味方になるのが、食材の宅配サービスです。
スーパーで買うよりも価格は高めですが、夫婦の時間を節約する上で、値段以上の価値があると思っています。
仮に週末、夫婦でお互いの時間を使って、スーパーやショッピングモールへ買い出しに行くと、ざっくり午前か午後の半日がつぶれる、なんてこともあると思います。半日普通に働くと、夫婦で1万円は稼ぐことができます。
食材の買い出しだけで、1万円を支払っていると思うと、多少価格が高くても、良い素材を使った宅配サービスを使うのもありだと思います。むしろ、長い人生を考えたら、ものすごいお得だと思います。
上で紹介した「サンキューシステム」で、半休をもらったお母さん。しかし、旦那さんは子供の育児と食材の買い出しまでは出来そうにない。仕方なく半休中ではあるが、お母さんが食材の買い出しへ出掛ける。結果、1時間や2時間を使ってしまい、休む時間を奪われる。
そんな状況を我が家でもたくさん体験してきました。なので、我が家では半休中の場合、買い出しも免除されます。その代わり、子供の世話をしている方が、お惣菜や回転ずしの持ち帰りなどでご飯の準備も担当します。最近では、宅配サービスのオイシックスなども活用して、上手にやりくりしています。育児世代で大切なのは、お金よりも時間です。
時間 > お金
宅配サービスを試したことが無い方は、一度試してみてはいかがでしょうか。おすすめは、オイシックスです。オイシックスは、ややお高い高級食材が多いですが、品質は折り紙付きです。
お試しセットは1家族に1回しか使えませんが、まだ試したことが無いご家庭は、是非試してみて下さい。
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まとめ|ワンオペ育児で辛い専業主婦を救え!
漫画「逃げ恥」に学ぶ、ワンオペ育児で辛い専業主婦を救う方法を紹介しました。いかがでしたでしょうか。
2019年、ニューヨークタイムズに掲載された記事で、日本でワンオペ育児に悩むお母さんが多いことを掲載したところ、米国でも話題になりました。ニューヨークタイムズ社へ寄せられた反響は大きく、「これでは家庭内過労死する」といった意見もあったようです。
ワンオペ育児で辛い環境にある専業主婦の皆さんを助けるひとつの提案が、「サンキューシステム」です。夫が会社の休日の時に、午前9時~午後3時の半日、又は午後3時~午後9時までの半日を、夫婦交代で育児と家事の半休を取る、という提案です。
専業主婦の場合、家事と育児から完全に離れることは、普通に生活していては無理だと思います。そこで、強制的に夫婦交代制で、お互いに半休を取り合うのです。完全な休日というのは、ストレス発散に大きな役割を果たします。
そして、食事の準備も家事で大変な仕事のひとつです。食事は、今の社会では宅配サービスというとても便利なサービスがあります。多少値段は張りますが、その分、品質とあなたの時間という大きなメリットを持っています。まだ宅配サービスを使ったことが無い方は、一度試してみてはいかがでしょうか。5000円相当の食材が、初回お試し価格で1,980円(税込み、送料無料)でお試しできます。
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そして、「逃げ恥」です。夫婦生活や育児の悩みを解決するヒントが散りばめられています。ドラマも漫画もとても役に立ちますし、なによりストーリーがとんでもなく面白いです。まだ観たこと無い方、漫画を読んだことが無い方は、是非見てみて下さい。これからの夫婦生活のヒントになること間違いなしです。
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。