近年、注目を浴びている「オイルヒーター」
エアコンのように風を使わないので、乾燥せずに暖められると評判です。
本記事では、そんな疑問にお答えする内容となっております。
オイルヒーターと電気ストーブ、どっちがお得なの?
では、始めましょう。
オイルヒーターと電気ストーブ、正直な話、どっちがお得なの?
Contents
オイルヒーターと電気ストーブでは、暖める原理に違いがある
まず初めに、オイルヒーターと電気ストーブの原理の違いを見ていきましょう。
オイルヒーターと電気ストーブでは、根本的に暖める原理が異なります。
- オイルヒーター: 暖められたオイルの「熱」で、ヒーターに接している「空気」を暖める。
- 電気ストーブ: 熱線から発生する「遠赤外線」で、「人」を暖める。(空気はほとんど暖まらない)
全く意識したことは無かったが、そういうことなのか
電気ストーブの近くにいると、強烈な熱を感じますよね。
これは、人に効果のある電波帯域である遠赤外線(4,000nm~100万nm)を使った電気効率の高い暖め方だからです。
逆に言うと、人は暖まるけれども、空気は暖まりません。空気が暖まってしまうと、人に届く熱が少なくなり、効率が悪い、という考え方です。
これがストーブの考え方です。
対するオイルヒーターは、ヒーター周辺の空気を少しずつ暖めます。
オイルヒーターは、多くのフィン(放熱板)を持ち、そのフィンの内部をパイプが通ります。
パイプの中には、電気で熱せられたオイルが通ります。
結果、熱せられたフィンの表面から空気へ熱が伝わり、オイルヒーター周りの空気が少しずつ暖められます。
オイルヒーターの電源を入れても、なかなか部屋が暖まらないのはそのせいです。
しかし、一度空気が暖まってしまうと、簡単には熱が逃げないので、春の日向に当たっているような心地よい感覚を味わうことができます。
これがオイルヒーターの原理です。
オイルヒーターとストーブは、どちらも風を起こさない暖房機器ですが、暖房する対象が違う、と言うことです。
オイルヒーターと電気ストーブでは、暖める原理が違います。
オイルヒーターは、周りの「空気」をゆっくりと暖めます。だから包み込むような柔らかい暖かさを感じる。
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オイルヒーターと電気ストーブ、どっちがお得?
では、本題に入りましょう。
オイルヒーターと電気ストーブでは、どっちがお得なのでしょう?
結論を言いますと、
・部屋全体を暖めたい場合は、オイルヒーター、
・人がいる所だけピンポイントで暖めたい場合は、電気ストーブ、
このように用途に合わせて使うのが正解です。
暖房機器は、それぞれ長所と短所を持ち合わせています。
その時々のシチュエーションによって、最適な使い方は異なりますので、効率的に使うためには、その時々で使い分けるのが賢い使い方です。
(1)部屋全体を暖めたい場合: オイルヒーター、エアコン、ファンヒーター、床暖房
(2)人がいる所だけ部分的に暖めたい場合: 電気ストーブ、こたつ、電気カーペット
オイルヒーターの特別な効果として、一度暖まった空気は、簡単に冷えない、という効果です。
また、オイルヒーター自身の熱も一度暖まってしまえば、なかなか冷めないので、電力MAXを使うのは、実は初めの1時間程度だけです。
その後は、部屋の温度が上がり過ぎないように省エネ運転するので、消費電力は長時間の場合、意外と安価になります。
オイルヒーターは、初めの1時間は電気代が高いが、1時間以上の使用は省エネ運転されるので、実は電気ストーブよりも電気代がお得。
オイルヒーターと電気ストーブの電気代比較
気になる電気代ですが、どちらも高いです。
例えば、家電量販店で売られているオイルヒーターと電気ストーブの料金を見ると、だいたいこの程度になります。
・オイルヒーターの消費電力:300kW~1500kW
・電気ストーブの消費電力:400kW~1000kW
電気代:1kWh=約20円
※1)1kWh=20円とは、1kWを1時間使った場合の電気代が20円、という意味。
※2)上の電気代は、120kWh/月までの場合の料金。
中部電力だと21.05円、東京電力だと19.88円です。(2019年時点)
夜の一家団欒の時間や就寝中など、長時間の暖房が必要な場面では、初めの1時間以降はエコ運転が可能なオイルヒーターが省エネで効率的です。
逆に、朝の30分から1時間程度の時間であれば、電気ストーブの方が効率的です。
長時間、電気ストーブを使う場合、オイルヒーターよりも電気代が掛かることが多いです。
短時間で暖まり、長時間でもエコ運転が可能な点で、エアコンやファンヒーターは汎用性の高い電気代の掛からない暖房器具と言っていいでしょう。
電気代は、使用する時間によって、どちらがお得か変わります。
・長時間(1時間以上)の場合は、オイルヒーターがお得
・短時間(1時間未満)の場合は、電気ストーブがお得
オイルヒーターを使う時は、タコ足配線に注意!
上記の通り、オイルヒーターは、使い初めの消費電力が非常に高いです。
他の消費電力の高い家電、例えば電気ストーブや電気ケトルなどと同じ延長コードで使用すると、すぐに延長コードの消費電力スペックをオーバーしてしまいます。
よって、オイルヒーターを使う際は、必ず他の家電と同時に使わないこと。
タコ足配線は、厳禁です。
火事になってしまっては元も子もありません。
注意の仕方としては、「熱を発する機器」は、ほぼ消費電力が高いと考えて間違いないです。
家電を使う際の目安として、覚えておくと良いと思います。
暖房器具は、全般的に消費電力が大きい。
延長ケーブルなどで、タコ足配線は厳禁!(火事の原因になります)
オイルヒーターとエアコンの暖房原理は異なる
次に、オイルヒーターとエアコンの暖房原理についても見てみましょう。
オイルヒーターは、電気抵抗による熱を使い、オイルを暖めます。
エアコンは、ヒートポンプ効果による熱移動によって、空気を暖めます。
熱の取り出し効率は、圧倒的にヒートポンプが有利です。
だからエアコンは、電気代が安いのです。
オイルヒーターは、空気が綺麗なままに温められる
オイルヒーターのメリットとして、
綺麗な空気のまま、暖められる
ことが挙げられます。
石油ストーブや石油ファンヒーターは、石油臭くなります。
対するオイルヒーターは、オイルを使いますが、使いまわして使うオイルなので、オイル臭くなることはありません。
オイルヒーターは、オイルを使うが、石油ストーブのようにオイル臭くならない。
オイルヒーターは、空気が乾燥しにくい
次に紹介するのが、オイルヒーターの一番嬉しいポイント、
空気が乾燥しにくい暖め方
です。
電気を使うエアコンやファンヒーターは、気流が発生するので、乾燥しやすいです。
オイルヒーターは、無風暖房のため、乾燥しにくい暖房器具として優秀です。
オイルヒーターは、無風暖房のため、部屋が乾燥しにくい。
オイルヒーターのデロンギは、なぜ人気なの?
近年、日本でもオイルヒーターの注目が高まってきています。
オイルヒーターの中でも、「デロンギ」というメーカーのオイルヒーターが特に人気です。
デロンギは、イタリアに本社のある電気機器メーカーです。
日本では、数年前からオイルヒーターの分野で約80%のトップシェアを誇りますが、オイルヒーターの他にも、ファンヒーターやパネルヒーター(オイルを使わない)も作っています。
また、エスプレッソマシンなどのコーヒーメーカーも作っています。
デロンギの人気の秘訣は、イタリアならではのデザインだと思われます。
イタリアと言えば、世界的にも高級ブランドが多い国で有名です。
プラダ、ヴェルサーチ、ドルチェ&ガッバーナ、グッチ、ブルガリ、フェラガモ…、
家具では、B&B、カッシーナ、カルテル、など、
数えればキリがありません。
インテリアとしても、すっきりとした落ち着きのあるデザインなので、日本の部屋の雰囲気にマッチするのでしょう。
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寒い日本の冬を快適に乗り切るには、デロンギがおすすめです。包み込むような柔らかい暖かい空間で、寒い日本の冬を快適に乗り切りましょう。
まとめ|オイルヒーターと電気ストーブは、どっちがお得?
オイルヒーターと電気ストーブの違いは、暖める原理がそもそも違う、という物でした。
- オイルヒーター:暖められたオイルの「熱」で、ヒーターに接している「空気」を暖める。
- 電気ストーブ: 熱線から発生する「遠赤外線」で、「人」を暖める。(空気はほとんど暖まらない)
そして、どっちがお得なのかと言うと、
- オイルヒーター:1時間以上の長い時間使うとき、お得
- 電気ストーブ:1時間未満の短い時間使うとき、お得
という結果でした。
オイルヒーターは、暖め初めの1時間は暖まりにくいのを許容できれば、オイルヒーターは最強の暖房器具です。
最も効果的な使い方は、暖め初めの1時間は電気ストーブやエアコンと併用し、オイルヒーターが暖まった1時間後からは、オイルヒーターのみで暖房する、と言う使い方です。
空気が乾燥する寒い季節、オイルヒーターと加湿器を使って部屋の乾燥を防ぐのも賢い使い方です。
オイルヒーターを賢く使って、寒い冬を快適に乗り切りましょう!
\ オイルヒーターならデロンギ です/
オイルつながりの記事で、エキストラバージンオリーブオイルで健康的にダイエットできることを分かり易くまとめた記事は、こちら↓
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。