育児

【夜驚症の体験談】楽しい出来事があった日の夜にも夜驚症は起こる、っていう話。

子供の夜驚症_楽しい出来事

今回は、夜驚症の体験談をお話ししたいと思います。

以前の記事でも紹介しましたが、我が家の娘が5歳になった頃から、夜、急に大声を出して立ち上がったりする症状、いわゆる「夜驚症」の症状が出るようになりました。

我が家の夜驚症が始まった時の記事は、こちらです↓

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子供の夜驚症の症状が初めて出て半年以上経ちましたが、まだ頻繁に夜驚症の症状が出ます。

最近は、初めの頃のように30分とか1時間の長い夜驚症はみられなくなりましたが、少し違うタイプの夜驚症らしき症状が出始めたので紹介したいと思います。

それは、

「楽しかった出来事があった日の夜に起こる夜驚症」

です。

 

Contents

【夜驚症の体験談】楽しい出来事があった日の夜にも夜驚症は起こる

【夜驚症の体験談】楽しい出来事があった日の夜にも夜驚症は起こる

今回、初めて経験した夜驚症のパターンとして、嫌な出来事があって精神的なストレスが溜まった日ではなく、

楽しい出来事があった日の夜にも夜驚症は起こる

ということです。

 

この日は、大好きなレゴランドへ行って、

子供がとても楽しんだ一日

でした。

悪い精神的なストレスは、ほとんど無かった日です。

しかし、その日の夜、夜驚症は起きました。

夜驚症の症状が出るきっかけについて調べてみると、

とても楽しい体験をした時をきっかけに、夜驚症を発症することがある
(出典:東邦大学医療センター佐倉病院小児科の公式サイト)

と言うことのようです。

なるほど。

辛かった体験だけではなく、楽しかった体験も夜驚症のきっかけになり得るんだ。

 

気持ちのアップダウンが夜驚症に関係している

さらに、東邦大学医療センター佐倉病院小児科の公式サイトには、こうも書かれていました。

夜驚は、交通事故などの怖い体験がきっかけになることがありますが、楽しいことや緊張することなど、人の感情を動かすことであれば、何でも引き金になります。

なるほど。

人の感情を動かすことであれば、何でも夜驚症のきっかけと成り得る

ということか。

 

この「人の感情」については、妙に納得しました。

確かにこれまで幾度となく子供が夜中に夜驚症でパニックになることを経験してきましたが、毎日子供にとってストレスを与えていた訳では決してないと思っていました。

むしろ、最近はコロナの影響で、幼稚園へ行くことによるストレスが無くなって、子供の心の状態としては逆に上向いていたはずです。

グリーンマン
グリーンマン
普通は幼稚園へ行く方がストレスが無くなるような気がするんだが…。
お前の家の子供は、家にいた方がストレスが無いのか?

我が家の娘は、とても内向的というか、感受性が高い子供で、仲の良い人以外としゃべるのも恥ずかしがってできないような子供です。なので、家で母親と一緒にいる時間は、とても安心した心理状態で、ストレスはほとんど無い日々を送っていたと思っています。(妻は子供のわがままに付き合わないといけないので、毎日がものすごいストレスなようですが…)

メンタルの振れ幅が大きいほど、心が受ける負荷が大きくなり、ストレスになってしまうのは分かる気がします。

明日は楽しいイベントが待っていると、心がウキウキして落ち着かなくなり、夜寝られなくなった経験は誰しも一度はありますよね。

だから、良い出来事があっても夜驚症の原因と成り得る。

と言うことですね。

 

歯をガチガチと音を立てて震える症状

歯をガチガチと音を立てて震える症状

そして今回、我が家の娘に出た症状で驚いたのが、

歯をガチガチ音を立てて震える症状

です。

 

寒くて凍えるような環境に入った時、身体を震わせて顎がガタガタ震えてしまう、あの生理現象です。

夜、寝静まって2時間ほど経って、いつものように夜驚症で子供が立ち上がりました。

 

しかし、今回はどうもいつもと様子が違います。

歯を食いしばり、顎をカタカタ震わせて寒さに耐えているような症状です。もしくは、とても怖い体験をして、恐怖のあまり歯を細かく振動させて歯ぎしりしているような症状です。

いつもなら1分程度で夜驚症が治まり、スヤスヤと寝静まってくれるのですが、今回は治まるどころか逆に歯のガタガタが強まるばかりです。

症状はさらに進行し、子供の額には汗もかいてきました。

 

これはさすがにいつもと違うぞ?

不安になった私たちは急いで「歯をガタガタ震わせる症状」について調べました。

すると2つの心当たりのある原因を突き止めました。

 

(1)自律神経失調症

自律神経失調症とは、

自律神経のバランスが崩れてしまう病気

です。

自律神経とは、自分の意志に関係なく、自分の身体をコントロールする神経のことです。

自律神経失調症には、以下のような症状があるようです。

  1. 肉体的症状
    (吐き気、頭痛、微熱、立ちくらみ、倦怠感、冷や汗、耳鳴り、生理不順、めまい、不眠症、味覚障害、過呼吸、震え、動悸、激しい血圧変動)
  2. 精神的症状
    (人間不信、情緒不安定、被害妄想、うつ状態など)

 

この中で今回、我が家の娘が当てはまる症状が、

震え

です。

歯をカチカチと小刻みに震わせて音を立てる症状は、親であれば誰でも心配してしまうと思います。

そんな症状が夜驚症と重なって、声を掛けても特に反応なく、ただただ何かに怯えて涙を流し、音を立てて歯を震わせていました。

30分なのか15分だったのか、今となってはよく覚えていませんが、とにかくその時間はとても長く感じました。

辛抱強く娘と妻と私でソファーに座って添い寝していると、次第に歯をガタガタ震わせる症状が治まってきました。

妻と私はホッとひと安心です。

それにしても長い時間に感じました。

 

自律神経失調症の原因は、ストレスや生活習慣の乱れなどが原因と疑われているようですが、はっきりとは分かっていないようです。

我が家の場合、生活習慣はむしろ良いので、娘の震えの原因は、ストレスではないかと思っています。

この日にあった「ストレス」は、先ほどもお話した通り、悪いストレスは無く、むしろ娘にとっては「とても楽しい日」でした。

なので、今はこのように考えています。

夜驚症の引き金となる「感情のアップダウン」は、自律神経失調症の症状(例えば、震えなど)の原因ともなり得る。

のだと。

 

(2)生理的振戦

生理的振戦(せいりてきしんせん)とは、

自分が動かそうと思っていないにもかかわらず生じてしまう「ふるえ」のこと

だそうです。

例えば、

  • 緊張している時
  • 恐怖を感じている時
  • 寒い時

など、自分の意志に関係なく小刻みに震えてしまうことが「生理的振戦」のようです。

無意識に貧乏ゆすりしている時なんかもこの生理的振戦に当たりそうですね。

 

生理的振戦の種類で、さらに「本能性振戦」というものがあるようです。

これは、震えの症状が出ているものの、原因が分からないものを言うようです。

もしかすると今回の症状は、自律神経失調症ではなく、この本能性の生理的振戦だった可能性もあると思っています。

 

いずれも原因の大もとは「心」にありそう

今回、私が調べた「自律神経失調症」と「生理的振戦」は、いずれも根本の原因は「心」にありそうだな、と思いました。

ストレスを受けやすい、感受性の高い子供は、如何にストレスとうまく付き合うのかが大切だと思います。

我が家の娘は、とても感受性の高い子で、幼稚園でも恥ずかしがって先生と話せないような子です。

その反面、一度話したことは、しっかり覚えているし、それを真面目に守ることもできます。おそらく、感受性の高い子は、頭の回転が速すぎて、いらないことまで先回りして読んでしまい、何か行動を起こすにしても臆病になりやすいのではないかと思っています。

そして、感受性が高いと、心の浮き沈みも大きくなり、結果として夜驚症の症状が出やすくなってしまうのではないかと考えています。

いずれにしても、この臆病にして頭の回転の速い性格を変える訳にもいきませんので、これからの長い人生を、この感受性の高い性格とうまく付き合っていかなければなりません。

親としては、とても手の掛かる性格だと思いますが、苦労すればするほど子供が愛しくなるものです。

この記事を読んで頂いているあなたのお子さんも、夜驚症の症状が出ているということは、きっと感受性の高い、頭の回転の速い子なのでしょう。

お父さんお母さんは、毎日、大変なご苦労をされているかと思いますが、その苦労されている分、きっとお子さんを思う気持ちはどのご家庭よりも強いのだと私は思います。

 

まとめ|子供の夜驚症は、楽しかった日でも起こる

まとめ_グリーンマン

子供の夜驚症は、楽しい出来事があった日の夜にも起きてしまうことを、我が家の体験談と併せて紹介しました。

夜驚症の症状は、子供が涙を流して何かに怯えるような症状が多いので、子供に悪いストレスを与えた日に多いのかと思っていましたが、実は楽しかった日にも症状が出ることが分かりました。

夜驚症の症状が出る目安は、「感情を揺さぶられる出来事があったかどうか」で、悪い出来事ではなくても、良いできごとでも感情を揺さぶられます。

だから、楽しい体験をさせてはいけない! という訳では決して無いようです。

それは、確かに良い出来事があっても、夜驚症の症状は出てしまいますが、夜驚症は年齢とともに自然と治まっていく病気だからです。

夜驚症の症状が毎日出ると、お父さんお母さんは本当に疲弊してしまいますが、それもあと少しの辛抱です。

夜驚症は、2歳から6歳の間が最も多いと言われていますので、小学生に上がる頃には、すっかり治っていることを願いつつ、また新しい発見がありましたら、このブログにて紹介したいと思います。

その後、小学1年生になって、真夜中に勉強し出した夜驚症の話は、こちら↓

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子供の性格が内向的であっても良いんじゃないの? について書いた記事は、こちらです↓

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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。