こんにちは。管理人です。
本記事では、喜多川泰さんの本「上京物語」に出てくる名言「父の5つの教え」を紹介します。
紹介する、というより、管理人が自分で忘れないようにするための備忘録ですね。完全に。
完全にネタバレになってしまうので、まだ本を読んだことの無い方は、本を読んでからこの記事を見ていただくのを推奨します。
一方、一度は本を読んだけど、
ちょっと難しくて理解できなかったわ!
という人は、是非この記事を読んでみてください。
管理人の解釈が多分に入っているところは、ごめんなさい。
この記事を読むと、こんなことが分かります。
- 「上京物語」に出てくる「父の5つの教え」とは? が分かる。
- 父の教えの要点が分かる。
この記事は、こんな人が書いています。
- 「上京物語」が好きな人。
- 喜多川泰さんの本が好きな人。
- いつも人生の壁にぶつかっている人。
ちなみに、「上京物語」のあらすじを忘れてしまった方は、こちらの記事も参考にして下さい↓

では、参りましょう。喜多川泰さんの作品「上京物語」父の5つの教えとは!?
- タイトル:「上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え」
- 著者: 喜多川 泰(きたがわ やすし)
- ジャンル: 教養小説(自己啓発書の要素が入った小説)
- 出版年: 2009年
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
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一つ目の常識の殻「比較」

父の教え、一つ目のやぶるべき常識の殻は、「比較」。
そうそう。この本「上京物語」に出てくる父の教えは、多くの人が持つ「常識」をやぶることが幸せをつかむ鍵。成功者になる鍵。と説明してくれる。
そうです。
ちなみに、この本では「成功者=幸せ」と解釈してもらってOKです。
では、始めましょう。
一つ目のやぶるべき常識の殻は「比較」。
具体的には、「自分と他人との比較」ですね!
”いいかい、祐輔。まずこれだけは忘れてはいけない。
幸せの基準は、自分自身が決めるものだ。
他人との比較の中に自分の人生をうずめて、他人の持っているものを「自分も」と買い求める人生は、たとえそれらすべてを手に入れたとしても、絶対に幸せを感じることはできないんだよ。”
他人との比較は、キリがないですよね。
地球上には、80億人以上の人間が住んでいると言われています。
他人との比較で自分の方が勝っていたら幸せ。
そんな幸せの判断基準でいると、80億人の頂点に立たない限りは幸せになれません。
それが意識しないとなかなかできないようです。
私も気づいたら他人と比較して、いつの間にか幸せがスルスルと逃げて行ってしまうことも多々あります。
”他人となんか比べなくても、昨日の自分よりも一歩でも前進しようと努力しているとき、人は幸せを感じるようにできているんだ。”
比較をしていいのは、「過去の自分」だけ。
これが幸せになる第一歩ですね。
シンプルな格言。
覚えておきましょう!
他人と比較しない
二つ目の常識の殻「安定」

父の教え、二つ目にやぶるべき常識の殻は、「安定」。
「安定」を求めて大きな会社に入るのが夢、って時代もあったなぁ
何の根拠もないのに、大きな会社だから「安定」って思い込んでしまうんですよね。
これも冷静に考えたら「安定」でも何でもないですよね。
誰もが知る大企業が、たった一人の不祥事で経営が傾く、なんて普通にある時代です。
では、正しい「安定」とは何か?
”安定も幸せと同じように、あくまでも心の状態だ。
つまり、何も手に入れなくても得ることができる。
本当の安定というのは、自分の力で変えられることを、変えようと努力しているときに得られる心の状態のことをいうんだ。”
深い言葉が出てきましたね。
「安定」とは「心の状態」。
「何も手に入れなくても得ることができる」。
「自分の力で変えられることを、変えようと努力しているときに得られる心の状態」。
ふむふむ。つまり、こういうことか。
今までできなかったことに挑戦しているとき。目標に向かって努力しているとき。そんな時の心の状態が「安定」ということか。
ほうほう。
一つ目の「比較」と通じるものがありますね。
他人と比べるのではなく、今までの自分と比べる。
少しでも成長できたら幸せを感じられる。「安定」も心の状態ということであれば、確かに自分が成長していれば「安定」していると言えますね。
なるほど。深いけど、自分なりに理解できました。
大きな会社に入ることが安定ではない。正しい「安定」とは、自分が成長していると感じるときの「心の状態」
三つ目の常識の殻「お金」

父の教え、三つ目のやぶるべき常識の殻は、「お金」。
それがゆえに「お金」が原因で不幸せになることも多そうだ
”成功者になるということは、お金持ちになるということではないんだ。”
「成功者=お金持ち」では無い。
これは何となく分かるね。
お金持ちでも嫌われ者っているし。
むしろ、お金持ちは嫌われ者の方が多い気もする。(※完全な偏見です)
”成功する人というのは、今この瞬間からでも、やりたいことを始められる人なんだよ。”
お金が無いことを理由に、行動しない。
では、お金が無い人は、絶対に成功者になれない?
答えは「NO」ですよね。
むしろ成功者は元々お金がなかった人の方が多いのでは?
”私の書いた物語では、すべての行動の基準がお金になっている。
だから、主人公の気持ちはわかるが、かっこよさを感じない。
読んでいてイライラするときもあるだろう。
でも、実際に世の中の多くの人がそうやって生きているんだ。”
人は、知らず知らずのうちに「お金」を全ての行動基準にする。
「お金」をもらえるかどうか、少しでもお得に「お金」をもらえるか、を判断基準にしてしまっているんだね。
この常識をやぶらなければ、成功者にはなれない。と父は言います。
それは、次の「四つ目の常識の殻」で詳しく紹介するので、ここでは、「お金」とは?
について考えてみよう。
実は、「上京物語」の中ではお金とは何者なんだ? については触れられていない。
管理人は、お金を「道具」だと考えています。
単なる道具。
それ以上でもなければ、それ以下でもない。
例えば、お金があれば物を買えるし、お金があれば人の手を借りることもできる。
とても使い勝手のよい、そして便利な道具。
でもね、お金がいくらたくさんあっても、そのお金が世の中の役に立たないお金だったらどうだろう?
例えば、人を騙す詐欺グループのアジトを購入するお金、戦争をするための武器や兵士を雇うためのお金。
要は使い方なんだよね。
お金を何に使うのか?
人の役に立つことに使うのか、それとも人の役に立たないことに使うのか。
使い方によって、良いことも悪いこともできてしまう。
つまり、お金は単なる道具っていうのが私の考え。
父の教えの「成功者となるには、お金を行動基準にしない」には、全くその通り、と思います。
お金を行動基準にしてはいけない。お金を求める生き方では成功者になれないし、幸せにもなれない。
四つ目の常識の殻「職業」

父の教え、四つ目のやぶるべき常識の殻は、「職業」。
※「上京物語」の中には、明確に「職業」という言葉を使っていませんが、管理人の解釈では「職業」という言葉がピッタリだと解釈しました。
これについては、理解するのがとても難しいので、管理人なりにかみ砕いて理解した要点を書こうと思います。
- 職業は、「世の中の役に立つこと」を選ぶと幸せになれる。
- 職業は、「今」の自分にできることの中から選ぶのではない。
- 職業は、自分に「時間」を投資することで得られる知識や能力の中に答えがある。
- 最も大切なのは、「世の中の役に立つこと」。
- もし「お金」や「安定」のために職業を選んでしまうと、幸せになれない。
こんなことを子供の頃や大学の就職活動の前に教えてくれる大人がいたらよかったけれど、自分の周りには残念ながらいなかったなぁ。
自分から何かを学ぼうという姿勢もなかったから、当然の結果かもしれないと思ったりもします。
そんなことを考えると、子供の頃から本を読む習慣を付けることは、その子の人生に大きな影響を与えることになりますね。
人は「出会い」によって人生が変わります。
その出会いは、「人」との出会いかもしれないし、「本」との出会いかもしれない。
人との出会いは、その人の境遇や周りの人がどんな業界の人かで変わってくるけど、本との出会いは無限大ですからね。
その人が求めれば、いくらだって新しい出会いのチャンスはある。
父の教えに戻りますね。
”やりたいことというのは、自分が世の中の人の役に立てると自信が持てること、それを通じて人を幸せにできると思えるものの中にこそあるんだ。”
職業は、人の役に立てることが大事。私は役に立つのは「人」でなくてもよいと思うので、この地球上に住む生き物のどこかの役に立てるといいのかなと。
”やりたいと感じることは、お金を払ってでもやっていく。それを続けることによって、自分の生きがいが見つかる。
別の言い方をすると、自分ができること、知っていることの中で、世の中の人の役に立てるものが見つかる。”
自分の職業を決めるときは、「人の役に立てるもの」を選ぶ。
これが大事ってことですね。
思い起こせば、私も就職活動をしていた当初は、「人の役に立つこと」や「地球環境に役立つこと」をやりたくて就職活動をはじめてみたものの、会社説明会の内容を聴くたびに、「なんか違う」と言いようのない違和感を覚えたのを思い出しました。
会社の実績、規模、安定性、福利厚生、等々。
「職業を選ぶ」というよりは、会社や社員やお金のことしか話さないので、「働くこと」ってそういうことなのかな、と無理やり自分に納得させたのを思い出しました。
大学生のときに、この本に出会っていたら、もっと違った人生を歩んでいたかもしれないと思うと、出会いって大事だな、とつくづく思います。
職業は、世の中の人の役に立てるものにする。今の自分にはできなくても、目標に向かって一歩一歩成長することが大事。
五つ目の常識の殻「失敗」

父の教え、五つ目のやぶるべき常識の殻は「失敗」。
”成功するというのは、数多く失敗しているということでしかない。
成功率そのものが飛び抜けて優れている人がいるというわけではない。
みんな同じなんだよ。
つまり、誰よりも多くの成功を手にした人は、誰よりもたくさん挑戦した人でしかない。
同時に、誰よりもたくさん失敗を経験してきている。”
日本人は特に子供の頃から「失敗しないように育てられる」からな。諸悪の根源は、親の教育や学校教育にあるかもしれんな
そう、なぜか日本の文化には「失敗するのは悪いこと」と思われる風習があるように思えてなりません。
人の成長には、「失敗」が不可欠であるにも関わらず。
かく言う私もそのように育てられたからか、いまだに失敗するのを恐れてしまいます。
頭では分かっているのですが、なかなか「失敗しないこと」の常識から逃れられないでいます。
そして、さらに父は続けます。
”失敗の経験が少ない人はプライドが高くなる。そして、プライドが高い人間ほど「俺が失敗するわけにはいかない」と強く思うようになり、ますます挑戦する勇気をなくしていくんだ。”
核心をつきまくりで、全くその通りだな!
失敗をおそれる人間は、挑戦することを止めてしまう。
その結果、幸せな人生からも遠ざかってしまう。
そんな風にみると、親の教育方針で子供が成功者になるか、ならないか、が変わるとも言えますね。
子供をたくさん失敗させる。
子供を信頼する。
これが大事。
子供に失敗させないように、手をかけて育てたお父さんお母さんは、今頃ドキッとしているでしょう。(管理人もその一人です…)
良かれと思って頑張ってきた親の言動が、実は子供にとってマイナスでしかないとは。
シンプルであるがゆえに、とても重要な教えですね。
成功者となるには、たくさんの失敗を経験することが必要。
逆に言えば、たくさん失敗した人しか成功者にはなれない。
是非、覚えておきたい格言です。
失敗しないように生きるのでは成功者にはなれない。たくさん失敗した者だけが成功者になれる。
まとめ|「上京物語」父の5つの教え

本「上京物語」の中から、父の5つの教えをお届けしました。いかがでしたでしょうか。
父の5つの教えを管理人なりにかみ砕いて解釈すると、以下の通り。
- 他人と比較しない
- 安定なんて存在しない
- お金を行動基準にしない
- 職業は世の中の役に立つことを選ぶ
- 失敗した数が多いほど成功者に近づく
5つ全てを一度に実行するのは大変なので、1つからでも実行できると良いですね。
いずれにせよ、一家に一冊置いておきたい名著であることは間違いありません!
まだ読んだことがないなら、是非読んでみて下さい。
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。