【世界を変えた10冊の本】池上彰・著、現代社会の土台を勉強できる良書

アイキャッチ_世界を変えた10冊の本

こんにちは、読書が大好きの管理人です。

現在、世界で起こっている出来事の全てが、1冊の本から始まったひとつの物語だとすると、面白くないですか?

漫画ワンピースに例えると、幼き頃のルフィが、海賊:赤髪のシャンクスと出会ったあのシーン。シャンクスがルフィと別れる際、ひとつの麦わら帽子をプレゼントしました。正確には、あげたのではなく、貸したのですが。ともあれ、赤髪のシャンクスから麦わら帽子を受け取ったことから、海賊ルフィの冒険が始まります。

ルフィにとって、全ての始まりは麦わら帽子でした。

この世界の始まりが、1冊の本だとしたら…。

 

そんな不思議な体験ができるのが、この本。

読みやすさ:
面白さ  :

池上彰の本は、初めて読んだのですが、とても読みやすいですね。他の本もいろいろと読みたいと思いました。

内容は、ざっくり言うと、

「10冊の本から世界史を理解できる本」です。

歴史から現代社会を紐解く切り口。歴史を変えた本、10冊の章から成ります。今まで宗教は特定の人が信仰する、自分には関係ない物だと思っていたけど、宗教にもストーリーがあって、その生い立ちを追うのがとても興味深かったです。

アンネの日記と中東戦争の繋がり。
宗教と民主主義の繋がり。
キリスト教とイスラム教は同じ神様を敬うもとはひとつの宗教だった。

どれも興味深い内容ばかり。

特に宗教と戦争がこれほど繋がっているとは知りませんでした。

あとは、宗教とお金に関する繋がり。ヨーロッパではそこまでお金に貪欲では無いが、同じキリスト教徒であるアメリカが、なぜお金に貪欲になったのか?働き方がどうしてここまで異なるのか?を、分かりやすく解説してくれます。

まとめ

本が世界を変えた歴史を知ると、現代社会の成り立ちも理解することができる。
教養としても、物語としても、面白い一冊。ページ数は少なめだけど、内容はとても濃いです。おススメの1冊!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。