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「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の名言

「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の名言
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ペンギン
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「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の本に出てくる名言ってどんなものがあったっけ?

こんにちは、管理人です。今回は、「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の本に出てくる名言をお届けします。

喜多川泰さんの作品には、たくさんのメッセージが込められていますが、この本にも多くの名言が登場します。

この記事を読むと分かること

  • 「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の名言が分かる

結論から言うと、本作の名言は、以下の通り。

  • 「風船」
  • 「お天道様と天道虫」
  • 「かっこいい大人」
  • 「逃げるのをやめる」
  • 「種」
  • 「心の天秤」
  • 「今日一日」
  • 「未来に恋する」
  • 「未来視点」

結構たくさんありますね~。

では、参りましょう。「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の名言は、コレだ!

 

この記事を書いている人

  • 「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」が好きな人
  • 喜多川泰さんの作品が好きな人
  • 本の名言を糧に人生を良くしたい人


Ladybirdメンバーの名言

(1)Ladybirdメンバーの名言

まず初めに、Ladybirdメンバーをおさらいしておきましょう。

”Ladybird”は、日本語に翻訳するとテントウムシ。

特にナナホシテントウムシを意識しており、7人のメンバーで秘密結社を構成します。

 

Ladybirdメンバー

  1. 二階堂 肇(にかいどう はじめ):Ladybirdの発案者であり扇の要(中心人物)。新進気鋭の映画監督として注目され始めていたが、若くして膵臓がんで亡くなる。
  2. 熊谷 謙治(くまがい けんじ):建築士であり、建築デザイン事務所の代表。颯汰も恐れる、ちょっと近寄りがたいおじさん。本作のキーマンの一人。
  3. 保科 希(ほしな のぞみ):女優 兼 書家。本名は保科 希世子(ほしな きよこ)。本作のキーマンの一人。
  4. 御堂 哲(みどう さとし):表の顔は「御堂書店」の店長。裏の顔は、Ladybirdのバーテンダー。読書ソムリエとしても有名。
  5. 月代 漸登(つきしろ ぜんと):ベストセラー小説家。本名は田代 漸登(たしろ ぜんと) 。
  6. 篠宮 香代子(しのみや かよこ):ファッションブランド「フィサリス」の創業者。世界に展開する女性向けブランドを築いた実業家。
  7. 本庄 和宏(ほんじょう かずひろ):大手都市銀行支店長。

 

(1)二階堂肇の名言

では、Ladybirdの発案者である二階堂肇の名言から紹介します。

「風船」

知識は、風船みたいなもの。

  • 風船の中の空気: 自分の知識
  • 風船の外の空位: 自分の知らない知識
  • 風船の中と外の境界線: 自分が今見えている知らない知識

知識が少ないと、知らない世界があまり見えないけど、知識が増えれば増えるほど、自分の知らない世界が増えていく。

 

「お天道様と天道虫」(肇の最後の手紙)

このお天道様(おてんとさま)の話が、本作の核ですね。

漢字で書くと、何を意図しているのかが分かりやすいですね。

  • お天道様
  • 天道虫(テントウムシ)

とても大切な部分なので、ここは是非、本を手に取って是非読んでみてください。

237~246ページにお天道様と天道虫の名言が書かれています。

 

(2)熊谷謙治の名言

次に、Ladybirdのメンバー熊谷謙治の名言を紹介します。

Ladybirdのメンバーの中では、最も近寄りがたいキャラクターですが、最も心の熱い男でもあります。心に残る名言もたくさん登場しました。

「かっこいい大人」

外見の良さや、社会的地位が高い、それが「かっこいい大人」に見える理由ではない。

泥臭く、がむしゃらに自分の力で努力し続ける。その結果、昨日の自分よりも今日の自分の方がちょっとだけ成長する。その繰り返しを続けられた人だけが手に入れられるもの。

18歳の颯汰は、まだそれに気付いていなかった。颯汰は、全く逆の行動をし続けていた。

何か欲しいものがあると、少しでも「楽」して手に入れよう。努力をせずに手に入れられたらラッキー。そう考えていた。でも、その考えに基づく行動をし続けた結果、どのような大人が出来上がるのか。そう、颯汰の考える「かっこいい大人」の真逆の「かっこ悪い大人」だ。

 

「逃げるのをやめる」

颯汰は、幼いころから勉強にしても水泳にしても大した努力なしで器用にこなしてきた。周りの大人たちは、それを褒めてくれた。

”「俺、褒められると伸びるタイプっすから」”

努力なしで幼少期を過ごしてきた人間が大人になるとどうなるか?

プライドだけはいっちょ前に高い、だけどそれでいて自分よりすごい奴が周りにいると、すぐに投げ出し、逃げ出す。そんなかっこ悪い大人になってしまう。

グリーンマン
グリーンマン
確かにその通りかもしれんな。子供の頃、失敗を経験することなく、器用に立ち回る子ほど、大人になって苦労しそうだ

あなたの周りにもそんな大人いませんか?

子供の頃、いろいろとチャレンジして、失敗して成長する機会を与える。

これが子供の周りにいる大人の役目ではないでしょうか。

失敗や挫折を経験する数が多いほど、きっと周りにやさしい人間になれます。

 

「種」

謙治は、自分の育てた桃の種を例に、颯汰へ話す。

種は、育てなければ、捨てられるだけのゴミでしかない。

しかし、一粒の種を育て上げれば、たくさんの実を授けてくれる。

颯汰がLadybirdのメンバーから授かったアドバイスも同じ。

毎日の生活で実践し、育てなければ、何の意味もない。

 

「心の天秤」(肇の言葉を謙治が代弁)

欲しい物を片方の天秤に、それに見合う努力をもう片方の天秤に乗せる。

釣り合うと初めて欲しい物を手に入れられるが、たまに努力なしで手に入れられることがある。

これが不幸の始まり。

努力しなくなる。

何をやるにしても、いつもトラブルに巻き込まれる。

何で自分ばかりこんな目に合うんだ…。

そんな経験、ありませんか?

不運に見舞われるたびに、「自分はついていない」と嘆く。

実は、これは不運ではなく、むしろ自分が成長するチャンス。

そんなこと普通は考えないですよね。

心の持ちよう一つで、見える世界が変わる。

不運に見舞われるたびに、そんなポジティブになれるか分からないけど、心の持ちようで世界が変わる。

ピンチになるたびに、

成長するチャンス!

と思い出せる人間になりたいですね。

 

「今日一日」

謙治は、かっこいい大人になるために、颯汰へアドバイスします。

”「そうだな。つまり自分でもわかっている。今の自分はK大学に合格するにふさわしい人ではないって。そこで、今日一日だけ、そっち側の人間になると決めろ」”

謙治は、

今日一日だけ、たった一日でいいから超難関大学に合格する人間にふさわしい一日を過ごしてみろ。

と言います。

グリーンマン
グリーンマン
たった一日だけなら何とかなりそうだな

そう、この「たった一日」というのがポイント。

誰でもゴールの見えることであれば、とりわけゴールが近ければ近いほど、目標を達成しやすい、と感じるもの。

謙治は、その今日一日ができたらそれで十分だと言います。今日一日ができるのであれば、明日もできるし、明後日も、毎日できる。

逆に、今日一日さえできない人は、何年たってもできない。

 

シンプルだけど、とても理にかなった考え方です。

やると決めたら、今、この瞬間から動き出そう。

そう思える名言です。

 

「未来に恋する」

目標に向かって毎日努力することは、誰にとっても難しい。

そんな時に思い出したい格言がこれ。

「未来に恋する」

人は、好きな人のためであれば、どんな困難があっても頑張れる。この心理をうまく使いこなすということ。

明確な目標を立てて、日々、努力する。

今、この苦労は、未来のなりたい自分になるために必要な経験。そう思いながら行動すると、どんな苦難も乗り越えられる気がしませんか?

グリーンマン
グリーンマン
「未来に恋する」、うん、行けそうな気がする!

 

池田美鈴の名言

(2)池田美鈴の名言

「未来視点」(美鈴の言葉)

彼女の凪早(なぎさ)にフラれ、水泳のライバル風太との水泳対決にも敗れた颯汰。

颯汰は、敗れはしたが、清々しい気持ちだった。

そんな帰り道に寄ったコンビニでの1シーン。

本作の中でも屈指の名シーンです。

颯汰の後ろから声をかけたのは、書道部部長の美鈴。

美鈴は、颯汰の傷心を癒すため、言葉を贈ります。

”「もちろん、それをやめる必要はないわ。大切なのは、未来視点だって」”

自分にとってつらい出来事、逃げ出したい出来事が起きた時、ダメになってしまう人とそれを糧に成長する人に分かれるのだそうだ。

自分の前に試練が現れたとき、未来の自分から与えられた試練だと思い込むこと。

これがポイント。

強くなるためには必要な経験。

本作では、一貫して「逃げ出さないことが大切」というメッセージが込められています。

 

逃げ出したくなるのは、皆おなじ。

でも、逃げる人と逃げない人とでは、その後の自分に大きな差を生んでしまう。

逃げ出さない人になるための視点。これを知っておくだけで、ずいぶんと逃げ出さない自分になれる気がしませんか?

 

まとめ|「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の名言

まとめ

「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の名言をお届けしました。いかがでしたでしょうか。

Ladybirdメンバーの名言からは、二階堂肇の名言と熊谷謙治の名言を紹介しました。

また、Ladybirdメンバー以外からは、池田美鈴の名言を紹介しました。

どれも心に刺さる名言ばかりですが、本作で著者の喜多川泰さんが伝えたいメッセージは、

「逃げ出さないことの大切さ」ではないでしょうか。

人間は皆弱い生き物です。自分ひとりでは、目の前に現れた困難な壁から逃げ出したくなってしまいます。

そんな時、本作の魅力的なキャラクターが発する名言に耳を傾けて下さい。

きっと逃げ出さない心を持てるヒントをくれるはずです。

【読書感想文】「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」を読んで
【読書感想文】「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」を読んで「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」の読書感想文を紹介します。どこにでもいる普通の怠け者高校生、颯汰が、ひょんなことからかっこいい大人たち「Ladybird」のメンバーと出会い、人生観を変えていくストーリー。...

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※本記事は、2025年現在の情報を元に書いています。最新の情報については、AmazonまたはAudible公式サイトをご確認ください。


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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