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【読書感想文】「手紙屋」(著:喜多川泰)|1作目の就職活動編と2作目の受験勉強編

読書感想文_手紙屋_1作目と2作目
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こんにちは、管理人です。

今回は、喜多川泰さんの本「手紙屋」の読書感想文をお届けします。

なお、「手紙屋」は、1作目の「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」と、2作目の「手紙屋 蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙」があります。

本記事では、2つの作品の読書感想文を合わせて紹介します

グリーンマン
グリーンマン
ところで、「手紙屋」ってのはどんな職業なんだ?

その辺の「手紙屋」とはどんな職業なのか? についても、本記事で紹介します。

 

「手紙屋」(著:喜多川泰)を読んだ感想

(1)「手紙屋」(著:喜多川泰)を読んだ感想
  • タイトル: 1作目「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」、2作目「手紙屋 蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙」
  • 著者: 喜多川泰
  • ジャンル: 教養小説(自己啓発+小説)
  • 出版年: 1作目2007年、2作目:2007年
  • 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

(1)あらすじ

  • 1作目の「手紙屋」: 

主人公は、大学4年生の涼太(りょうた)。就職活動に出遅れながらも、何となく名の通った会社の応募にエントリー。就職活動の心得、社会人の心得、仕事をする意味。どれも理解できないまま流れに任せる毎日。そんな折、書斎カフェの広告に「手紙屋」の文字を目にする。手紙屋との文通を重ねるたびに、涼太の人生観が次々とアップデートされる。はたして涼太の就職活動は成功するのか。

 

  • 2作目の「手紙屋」: 

主人公は、高校3年生の和花(わか)。勉強嫌いな和花は、何となく楽しそうという理由だけで、大学生活に憧れを抱く普通の女子高生。自分の小遣い欲しさに、アルバイトをしようとするが、父親の許可が出ない。そんな中、父親とは喧嘩状態に突入し、思いつきで大学には進学しないと口を滑らせてしまう。そんな中、兄の喜太朗から「手紙屋」の存在を教えてもらう。和花も手紙屋との文通を重ねるたび、人生観が次々とアップデートされていく。勉強とは何なのか、受験とは何なのか、人はなぜ勉強をするのか。

手紙屋がつづる痛快哲学をぜひご堪能あれ!

 

ちなみに、2作目のサブタイトルである「蛍雪篇」の意味ですが、聞きなれない方もいるかと思います。

「蛍雪」とは、

苦労して勉学に励むこと

です。

「蛍雪の功」とも言います。

その昔、中国が晋(しん)の時代、車胤(しゃいん)と孫康(そんこう)という少年がいました。二人とも家はとても貧しい家でした。日が沈んでも勉学に励むためには、火をつける油が必要です。しかし、二人には油を買うお金がありません。そこで、二人はそれぞれ知恵を出してこの問題を乗り越えます。

  • 車胤(しゃいん)は、蛍を捕まえて、蛍の光を使います。
  • 孫康(そんこう)は、月光に反射する雪の明かりを使います。

のちに晋の官僚に昇進した二人の少年を称し、「蛍」「雪」の字を取って「蛍雪の功」という言葉ができました。

 

(1-1)「手紙屋」とは?

「手紙屋」ってどんな職業?

管理人も初めて耳にする職業でした。

グリーンマン
グリーンマン
確かに実在してもおかしくない職業ではありそうだな

調べてみたところ、どうやら実在する職業ではないようです。

ただし、「手紙代筆サービス」という手紙に関わる職業は実在するようです。

「手紙代筆サービス」は、管理人も大好きな小説「ツバキ文具店」の主人公の職業なので、とても興味があります。是非、一度使ってみたいサービスです。


 

話を戻しまして、「手紙屋」という職業について、

現実世界では存在しないようですが、「手紙屋」の本の中では存在します。

 

「手紙屋」とは、

”私は、希望される方と”手紙のやりとり”をすることを仕事としています。私からお送りするお手紙は全部で十通です。

その十通の手紙で、私は最善を尽くして私がこれまで学んだことを伝え、あなたが人生で実現したいことを実現するお手伝いをさせていただきたいと思います。もちろん、あなたがどういうことに興味があるのか、どういう悩みを抱えて生きているのかを知るために、お返事を書いていただかなければなりません。とはいえ、長文でなくていいのです。

私からの手紙が不要になった場合や、手紙の内容があまりお気に召さなかった場合は途中でやめることもできます。その場合は遠慮なくおっしゃってください。”

(引用元:「手紙屋」喜多川泰 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 

つまり、「手紙屋」とは、

十通の手紙のやり取りを通して、あなたの人生で実現したいことをサポートする職業

です。

 

グリーンマン
グリーンマン
たった10通の手紙で人生を成功に導くって、そんなことできるのか?

本を読んでみれば分かりますが、目からうろこの格言がたくさん詰まっています

本を読んだあとは、本当に人生をやり直せる気持ちになりました。

 

ちなみに余談ですが、

この本の作者である喜多川泰さんは、オフィシャルサイトを持っています。

そのオフィシャルサイトのURLが「tegamiya」なんです

喜多川泰さんの思い入れのあることが伝わりますよね。

この「手紙屋」シリーズも、間違いなく喜多川泰作品の中核を担う、メッセージ性の強い作品です。きっと、あなたの人生を豊かにしてくれます!

 

(2)見どころ

  • 手紙屋が贈る10通の手紙に込められたメッセージ
  • 涼太や和花が手紙屋へ返信する内容にも注目。

 

(3)登場人物

  • 西山 涼太(にしやま りょうた): 1作目の主人公。就職活動中の大学4年生。12歳年上の姉と14歳年上の兄がいるが、年が離れているので兄弟というよりは叔父さん叔母さんの感覚に近い。
  • 内田 和花(うちだ わか): 2作目の主人公。2作目では、大学の受験勉強中の高校3年生。1作目では、涼太と同じ大学の同級生として登場。
  • 喜太朗(よしたろう): 和花の兄。交通事故で足が不自由になる。
  • 千晴(ちはる): 涼太の姉。喜太朗の妻。
  • 手紙屋(てがみや): 手紙を書くことを生業とした正体不明の人物。

 

(4)感想

子供から大人へ変わるとても難しい年代。象徴的なイベントとして、大学受験と就職活動があります。「手紙屋」は、これら2つの人生の転換期に悩む学生にとっての人生の羅針盤の役割を担います。

「手紙屋」1作目では、就職活動に悩む涼太の良き相談相手として、手紙屋が登場します。そして、2作目では、大学受験に悩む和花の良き相談相手として、ここでも手紙屋が登場します。2つの作品はリンクしており、1作目を読んだ後に2作目を読むと、なるほど、こんな伏線があったのか、と納得してしまう場面も多々あります。

さて、「手紙屋」の感想。1作目の就職活動編では、「人はなぜ働くのか?」について、手紙屋がさまざまな切り口でヒントを与えます。

例えば、1通目の「物々交換」世の中は、現代社会でも物々交換で成り立っている、と手紙屋は言います

「今の世の中、物々交換なんてしないでしょ? お金が全てだよね?」

そう反論したくなりますが、手紙屋の文章を読み進めるうちに、

「確かに!」

と、いつの間にか納得してしまう自分がいます。

 

2作目の受験勉強編でも同じです。

人は、なぜ勉強するのか?

「良い大学に合格するため」

と、ありきたりな答えは、もちろん手紙屋に一刀両断されます。

勉強するのは、社会人になって人の役に立つため。

シンプルだけど、まさにその通りなんですよね。お金が全てと惑わされていては、普段、気づけない考え方です。

 

現代のお金中心の消費社会から一歩身を引いて、人生にとって一番何が大切なのか?

それに気づける本です。

まだ読んだことのない方は、ぜひ2冊を連続して読むことをおすすめします。

きっと、あなたの人生観も変わるはず!

 

「手紙屋」をおすすめしたい人

(2)「手紙屋」をおすすめしたい人
  • 就職活動中の人、または就職活動を間近に控えた人
  • 受験勉強中の人、または受験勉強を間近に控えた人
  • 就職活動世代、受験勉強世代の子供を持つ親
  • というか、全部。

グリーンマン
グリーンマン
最後、全部って言ったな。確かに全世代に読んで欲しい本だな。

 

「手紙屋」の試し読み

(3)「手紙屋」の試し読み

手紙屋の試し読みは、Audible(オーディブル)Prime Reading(プライムリーディング)でできます。

特に、Audibleは、プレミアムプランに入会すると、手紙屋はもちろん、他の本も聴き放題なのでオススメ!!

Kindle Unlimitedも読み放題プランなのでオススメです。

「手紙屋」は、Audibleのプレミアムプラン(聴き放題)で聴ける! 電子書籍のKindle Unlimited(読み放題)でも読める! さらに、どちらのサブスクサービスでも、喜多川泰さんの作品が聴き放題、読み放題!

 

まとめ|「手紙屋」の読書感想文

まとめ

「手紙屋」の読書感想文をお届けしました。いかがでしたでしょうか。

1作目の「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」は、就職活動の心得を、主人公の涼太へ贈りました。

2作目の「手紙屋 蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙」は、受験勉強の心得を、主人公の和花へ贈りました。

 

手紙屋のメッセージは、人生観を変えてしまうほどの格言も多く出てきます。

手紙屋の名言をチェックしたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【本】「手紙屋」の名言|1作目と2作目をまとめてお届け
【本】「手紙屋」の名言|1作目と2作目をまとめてお届け!「手紙屋」の名言を1作目と2作目をあわせてお届けします。1作目は、涼太が主人公の就職活動編。2作目は、和花が主人公の受験勉強編です。何のために働くのか、何のために勉強するのか。その悩みを解決するきっかけになれば幸いです。...

 

「手紙屋」の2冊の本は、以下の世代に特におすすめです。

  • 就職活動中の人
  • 受験勉強中の人
  • それらの子供を持つ親世代の人

上記以外の全ての人にも役に立つ内容が盛りだくさんですので、まだ読んだことのない方は、是非読んでみて下さい!

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

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※本記事は、2025年現在の情報を元に書いています。最新の情報については、AmazonまたはAudible公式サイトをご確認ください。




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