【保存版】成瀬シリーズ三部作の名言まとめ|一覧表と各シーンの背景も紹介
成瀬シリーズの名言には、読者に勇気を与えてくれる名言がたくさんあります。
勇気以外にも、学び、優しさ、そして時には笑いも。
成瀬の”他人の目を無視して「自分の信じた道」を猪突猛進する信念”と、その周りのキャラクターたちが成瀬の影響を受けて発する優しい言葉の数々が、読者の心を掴んで離しません。
このページでは、それらの魅力的な名言を厳選して紹介します。
大ボリュームの内容ですので、気になる名言から楽しんで下さい!
Contents
成瀬シリーズの名言一覧表
| カテゴリ | 名言 | キャラ名 | 出典 |
|---|---|---|---|
| (1)象徴 | 膳所から世界へ! | ゼゼカラ | 天下を〜 P.192 |
| (1)象徴 | 島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う | 成瀬あかり | 天下を〜 P.8 |
| (1)象徴 | 島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う | 成瀬あかり | 天下を〜 P.38 |
| (1)象徴 | 田中、わたしはこの夏を簿記に捧げようと思う | 成瀬あかり | 都を〜 P.99 |
| (2)優しさ | やっぱりこのときの島崎は神がかっていた | 成瀬あかり | 天下を〜 P.64 |
| (2)優しさ | そういう意見の人もいるってことじゃないかな | 島崎みゆき | 信じた道〜 P.32 |
| (3)天才 | 緊張するということがよくわからないんだ | 成瀬あかり | 天下を〜 P.60 |
| (3)天才 | 5082は2×3×7×11×11だな | 成瀬あかり | 天下を〜 P.70 |
| (3)天才 | まるでディープインパクトのようだ | 成瀬慶彦 | 信じた道〜 P.44 |
| (4)勇気 | 大きなことを百個言って〜ひとつでも叶えたら | 成瀬あかり | 天下を〜 P.9 |
| (4)勇気 | どちらにせよ、これで一生〜と言えるようになったな | 成瀬あかり | 天下を〜 P.74 |
| (4)勇気 | やってみないとわからないことはあるからな | 成瀬あかり | 天下を〜 P.187 |
| (4)勇気 | 先のことはわからないが〜何をやるかが大事 | 成瀬あかり | 信じた道〜 P.26 |
| (4)勇気 | イメージと違うことはやっちゃいけないのか? | 成瀬あかり | 信じた道〜 P.125 |
| (4)勇気 | それは十分に生きる目的だと思うのだが | 成瀬あかり | 信じた道〜 P.140 |
| (4)勇気 | なんで全部わたしが従うと思ってるの? | 篠原かれん | 信じた道〜 P.149 |
| (4)勇気 | 生きているだけでいいんだ | 成瀬あかり | 都を〜 P.23 |
| (4)勇気 | きっと、それが彼の役目だったんだ | 成瀬あかり | 都を〜 P.34 |
| (4)勇気 | 自転車に乗れなければ、歩けばよいのです | 梅谷 | 都を〜 P.75 |
| (4)勇気 | わたしは無表情のほうがあかりらしいと思う | 成瀬美貴子 | 都を〜 P.123 |
| (5)笑い | 二百歳まで生きる | 成瀬あかり | 天下を〜 P.9 |
| (5)笑い | その気になったらしゃべれんねん | 成瀬あかり | 天下を〜 P.47 |
| (5)笑い | さながら琵琶湖にサメが現れたかのようだ | 大貫かえで | 天下を〜 P.110 |
| (5)笑い | 坊主頭の女が~高校球児のごとく大胆に滑らせ〜一枚を取ってみせる | 大貫かえで | 天下を〜 P.119 |
| (5)笑い | 人間の髪は一ヶ月に一センチ伸びると言うだろう | 成瀬あかり | 天下を〜 P.138 |
| (5)笑い | RPGの村人みたいな口調 | 西浦航一郎 | 天下を〜 P.146 |
| (5)笑い | 江州音頭を全身全霊で踊った | 成瀬あかり | 天下を〜 P.201 |
| (5)笑い | 三千円で京大受けてくるなんて企画〜 | 城山 | 信じた道〜 P.64 |
| (5)笑い | 殺し屋みたいなこと言うね | 城山 | 信じた道〜 P.66 |
| (5)笑い | 本当にシーチキンか?ライトツナでは? | 成瀬あかり | 信じた道〜 P.94 |
| (5)笑い | コンビーフはうまいと覚えてくれ | 成瀬あかり | 信じた道〜 P.111 |
| (5)笑い | 戦国武将の志だ | 篠原かれん | 信じた道〜 P.114 |
| (5)笑い | 瀬をはやみ〜の成瀬あかりでございます | 成瀬あかり | 信じた道〜 P.126 |
| (5)笑い | はい、その気になれば話せます | 成瀬あかり | 信じた道〜 P.140 |
| (5)笑い | せやろな | 成瀬美貴子 | 都を〜 P.125 |
| (5)笑い | もはやインフラやん | 咲子 | 都を〜 P.145 |
名言まとめ(カテゴリ別)
成瀬シリーズには、心に残る名言がたくさん登場します。
ここでは、その中から特に印象的な言葉をカテゴリ別にまとめました。
気になる名言から、気軽にお楽しみ下さい。
(1)成瀬シリーズを象徴する名言
✨シリーズの“顔”とも言える、読者の記憶に深く刻まれる名言たち。
成瀬シリーズを語るうえで欠かせない言葉を集めました。
「膳所から世界へ!」
「膳所から世界へ!」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.192、宮島未奈、新潮社より)
ゼゼカラが地元の”ときめき夏祭り”の舞台で漫才をすることが決まった時、島崎が考案したキャッチコピー。成瀬シリーズを通して使われる名言。
「島崎、わたしは○○しようと思う」
成瀬が物語の冒頭、唐突に言う名言。成瀬シリーズでは、次のような3パターンが使われる。
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.8、宮島未奈、新潮社より)
「島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.38、宮島未奈、新潮社より)
「田中、わたしはこの夏を簿記に捧げようと思う」
(『成瀬は都を駆け抜ける』P.99、宮島未奈、新潮社より)
(2)優しさがあふれる名言
✨成瀬シリーズの魅力のひとつ、“優しさ”がにじむ言葉たち。
優しさがあふれる、あたたかい名言を紹介します。
「やっぱりこのときの島崎は神がかっていた。本番に強いタイプだな」
「やっぱりこのときの島崎は神がかっていた。本番に強いタイプだな」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.64、宮島未奈、新潮社より)
ゼゼカラとしてM-1グランプリに出場することになり、予行練習として学校の文化祭で漫才を披露した後の成瀬のセリフ。成瀬の”人を肯定する天才っぷり”が見事に表現された名言。
「そういう意見の人もいるってことじゃないかな」
「実際成瀬は変だし、結芽ちゃんが成瀬を変だって友だちに話すのも自然だと思うんだよね。別にそれはゼゼカラを選んだみらいちゃんのことが嫌いになったわけじゃないし、そういう意見の人もいるってことじゃないかな」
(『成瀬は信じた道をいく』P.32、宮島未奈、新潮社より)
成瀬を尊敬する小学生のみらいが、成瀬をバカにされて泣いているときに、島崎がかけたセリフ。島崎の器の広さと、意見は人それぞれ、という真理を子供にもわかりやすく表現した名言。
(3)成瀬の天才っぷりが分かる名言
✨成瀬あかりという人物の“規格外さ”がよく分かる名言たち。
成瀬の天才性が光るシーンをまとめました。
「緊張するということがよくわからないんだ」
「緊張するということがよくわからないんだ。早くやりたいな、ワクワクするなっていうのも緊張だろうか」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.60、宮島未奈、新潮社より)
ゼゼカラの漫才を文化祭で初披露する直前のシーン。島崎は緊張で手が震えているが、成瀬は平気な顔をしている。緊張というものを知らない成瀬が分かるシーンである。
「5082は2×3×7×11×11だな」
「5082は2×3×7×11×11だな」
「大きい数を見ると素因数分解したくなるんだ」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.70、宮島未奈、新潮社より)
M-1グランプリのエントリー番号を見て、成瀬が言うセリフ。普段も数字を見ると素因数分解している天才っぷりが垣間見えるシーン。
まるでディープインパクトのようだ
だいたい、教師なんて「最後まで油断しないように」と言うのが仕事じゃないか。まるでディープインパクトのようだと慶彦は思う。
(『成瀬は信じた道をいく』P.44、宮島未奈、新潮社より)
大学入試の直前、成瀬の父 慶彦が娘の担任教師に愚痴るシーン。京大受験を控え、娘には気を引き締めるよう先生からも言って欲しいが、担任は成瀬なら普通に受ければ普通に受かると言われた。慶彦は、ごく普通の親である自分たちから、あかりのような超優秀な子供が生まれたことに対し、競馬界の最強馬であるディープインパクトのようだと揶揄する名シーン。
(4)読者を勇気づけてくれる名言
✨読むだけで前を向ける、成瀬シリーズの名言の数々。
挑戦、失敗、自己肯定、他者との距離感…。
成瀬や周囲のキャラの言葉が、あなたの背中を押してくれる名言です。
大きなことを百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になる
大きなことを百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になる
(『成瀬は天下を取りにいく』P.9、宮島未奈、新潮社より)
島崎のパートで成瀬の言葉を島崎が代弁するシーン。
成瀬は何でもできるように周りは思ってしまうが、本人は1/100の成功率しか目指していない驚愕の事実が分かるシーン。普通に失敗してもいいんだ、と思える名言です。
「どちらにせよ、これで一生『M-1グランプリに出たことがある』と言えるようになったな」
「どちらにせよ、これで一生『M-1グランプリに出たことがある』と言えるようになったな」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.74、宮島未奈、新潮社より)
M-1グランプリの初戦敗退が決まった後に成瀬が言うセリフ。転んでもタダでは起きない。失敗も今後の人生の肥やしになることを教えてくれる名言です。
「やってみないとわからないことはあるからな」
「やってみないとわからないことはあるからな」
成瀬はそれで構わないと思っている。たくさん種をまいて、ひとつでも花が咲けばいい。花が咲かなかったとしても、挑戦した経験はすべて肥やしになる。
(『成瀬は天下を取りにいく』P.187、宮島未奈、新潮社より)
”ときめき夏祭り”で、島崎が成瀬に、大きなことを言う割にはあっさり諦めることが多い成瀬の態度を指摘するシーン。成瀬は大きなことを言う割には全く気負っていないことがうかがえる象徴的なシーン。
遠慮する道理はない。
声をかけると、大貫は「なによ」と迷惑そうな顔をする。どうも嫌われているらしいのだが、成瀬は大貫が嫌いでないため、遠慮する道理はない。
(『成瀬は信じた道をいく』P.184、宮島未奈、新潮社より)
成瀬がスランプに陥った時、大貫に助言を求めるシーン。大貫は自分のことを嫌っているにも関わらず、そんなことは関係ない。自分は大貫を嫌いでは無いから遠慮なく話しかける。そんな成瀬のスタンスが垣間見えるシーン。
自分は自分。他人は他人。シンプルだけどなかなかできないことを当然のことのようにやってのける成瀬。成瀬のように生きたいと思わずにはいられない名シーンです。
「何になるかより、何をやるかのほうが大事だと思っている」
「先のことはわからないからなんとも言えないが…。何になるかより、何をやるかのほうが大事だと思っている」
(『成瀬は信じた道をいく』P.26、宮島未奈、新潮社より)
小学5年生の北川みらいに将来の夢を聞かれたときの成瀬のセリフ。
自分はなぜこの仕事をしているのだろう? 一度、立ち止まって何のために仕事をするのかを考えてみたくなる名言です。
「イメージと違うことはやっちゃいけないのか?」
「イメージと違うことはやっちゃいけないのか?」
(『成瀬は信じた道をいく』P.125、宮島未奈、新潮社より)
びわ湖大津観光大使の相方・篠原かれんが、趣味の鉄道オタクを隠していることに対して成瀬が言うセリフ。
「それは十分に生きる目的だと思うのだが」
「それは十分に生きる目的だと思うのだが」
(『成瀬は信じた道をいく』P.140、宮島未奈、新潮社より)
こちらも、びわ湖大津観光大使の相方・篠原かれんが、趣味の鉄道オタクを隠していることに対して成瀬が言うセリフ。成瀬が篠原の裏の顔も全肯定していることがよく分かるシーン。
「なんで全部わたしが従うと思ってるの? わたしが自分で決めたいの」
「なんで全部わたしが従うと思ってるの? わたしが自分で決めたいの」
(『成瀬は信じた道をいく』P.149、宮島未奈、新潮社より)
篠原かれんが親と祖父母に言い返すシーン。親だからといって、子供の人生を決める権利は無い。篠原が初めて親に反抗した名シーン。
「そんな気負わずとも、生きているだけでいいんだ」
「わたしには役目なんてないよ」
「そんな気負わずとも、生きているだけでいいんだ」
(『成瀬は都を駆け抜ける』P.23、宮島未奈、新潮社より)
坪井さくらは自分の役目なんて無いと卑下するが、成瀬は生きているだけでいいと勇気づけるシーン。
ちなみに、『成瀬は都を駆け抜ける』の達磨研究会パートで登場する本『夜は短し歩けよ乙女』でも同様のシーンがあるので、気になる人は是非読んでみて下さい。李白翁が黒髪の乙女に発するセリフです。
「きっと、それが彼の役目だったんだ」
「きっと、それが彼の役目だったんだ」
(『成瀬は都を駆け抜ける』P.34、宮島未奈、新潮社より)
失恋した坪井さくらに成瀬がやさしく言葉をかけるシーン。人との出会いは、あなたにとって何らかの意味があり、役目があることを諭してくれる名言。
「自転車に乗れなければ、歩けばよいのです」
「自転車に乗れなければ、歩けばよいのです」
(『成瀬は都を駆け抜ける』P.75、宮島未奈、新潮社より)
成瀬が自転車の練習中であることの話題の際、成瀬が不安なのでまだ公道は走れないと言った後の梅谷のセリフ。
自転車に乗って一気に進む人生もあれば、自分の足で一歩ずつゆっくり歩く人生でも良いではないか。梅谷のやさしい人柄が分かる、キラリと光る名言です。
「わたしは無表情のほうがあかりらしいと思う」
「わたしは無表情のほうがあかりらしいと思う」
(『成瀬は都を駆け抜ける』P.123、宮島未奈、新潮社より)
テレビ番組の取材で成瀬の幼少期を紹介する写真を選ぶ際、成瀬の母・美貴子が言うセリフ。娘のことを”他人”と比較せず、”そのままの成瀬あかり”を肯定する象徴的なシーン。この母あっての成瀬だと納得できるシーンである。
(5)クスッと笑える名言
✨成瀬シリーズの魅力である“ユーモア”が詰まった名言たち。
成瀬の天然ボケ、周囲の鋭いツッコミ、思わず笑ってしまう比喩表現など、読者の心をふっと軽くしてくれる名シーンを集めました。
「二百歳まで生きる」
「二百歳まで生きる」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.9、宮島未奈、新潮社より)
成瀬が小学生の卒業文集に書いた将来の夢。思わずクスッと笑ってしまうけれど、当の本人は至って真面目に書いている。
「その気になったらしゃべれんねん」
「その気になったらしゃべれんねん」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.47、宮島未奈、新潮社より)
M-1グランプリへ出場することになり、ネタの中でいきなり関西弁を使うことに。島崎は、成瀬が関西弁をしゃべれるのか問うたときに成瀬が返したセリフ。
さながら琵琶湖にサメが現れたかのようだ。
さながら琵琶湖にサメが現れたかのようだ。
(『成瀬は天下を取りにいく』P.110、宮島未奈、新潮社より)
大貫かえでが坊主頭の成瀬を見たときに心の中で叫んだセリフ。
坊主頭の女が~高校球児のごとく
坊主頭の女が対戦相手と向かい合って座っているのが見えた。上の句の一文字目が読み上げられた瞬間、敵陣の札に向かって高校球児のごとく大胆に上半身を滑らせ、散らばった札から一枚を取ってみせる。
(『成瀬は天下を取りにいく』P.119、宮島未奈、新潮社より)
大貫かえでが、かるた班の見学をしに行った矢先、飛びこんできた光景。成瀬の躍動感あるかるたさばきが目の前に浮かぶような名シーン。
「人間の髪は一ヶ月に一センチ伸びると言うだろう。その実験だ」
「人間の髪は一ヶ月に一センチ伸びると言うだろう。その実験だ」
(『成瀬は天下を取りにいく』P.138、宮島未奈、新潮社より)
坊主頭になった理由を成瀬が説明するシーン。何の抵抗もなく自分でやろうと思う変人っぷりがいかんなく表現された笑えるシーン。
RPGの村人みたいな口調
成瀬「わたしは膳所高校二年の成瀬あかりだ。大津へようこそ」
RPGの村人みたいな口調に違和感を覚える。普段からこんなふうなのだろうか。
(『成瀬は天下を取りにいく』P.146、宮島未奈、新潮社より)
西浦航一郎がかるた大会で成瀬に声をかけた時のシーン。西浦の「RPGの村人みたいな口調」という表現が絶妙でクスッと笑える。
全身全霊で江州音頭を踊った。
夜空を見上げて一息つくと、江州音頭のイントロが聞こえてきた。いつのまにか隣に島崎が立っている。成瀬は片手にブーケを握り、全身全霊で江州音頭を踊った。
(『成瀬は天下を取りにいく』P.201、宮島未奈、新潮社より)
”ときめき夏祭り”のエンディングで、成瀬の勘違いだったことが分かり、これからも島崎とゼゼカラを続けられるということが分かったときの成瀬の”よろこびの舞い”。キレッ切れの成瀬の江州音頭が目に浮かぶよう。
「だめだ。三千円で京大受けてくるなんて企画、全然面白くない気がしてきた…」
「だめだ。三千円で京大受けてくるなんて企画、全然面白くない気がしてきた…」
(『成瀬は信じた道をいく』P.64、宮島未奈、新潮社より)
成瀬とその家族を見ていると、考案した企画が全然面白くないように思えてきたYouTuberの城山がぼやく絶望に似たセリフ。
「殺し屋みたいなこと言うね」
成瀬「それと、転ぶときは利き手をかばったほうがいい。使えなくなったら問題が解けないからな」
城山「殺し屋みたいなこと言うね」
(『成瀬は信じた道をいく』P.66、宮島未奈、新潮社より)
前日の大雪で道が滑りやすくなっている状況で、成瀬の注意喚起に城山が返すセリフ。
成瀬シリーズは、このように時々、成瀬の天然っぽいボケをうまく処理する優秀なツッコミ役が存在するのが特徴。作者の宮島未奈さんのセンスが光る名シーン。
「本当にシーチキンか? ライトツナである可能性はないか?」
呉間「このあたりです。カートに吊るした黄緑色のエコバッグに、ブルボンのルマンドと三個入りのシーチキンを入れたように見えました」
成瀬はうなずきながらメモを取っている。
成瀬「本当にシーチキンか? ライトツナである可能性はないか?」
(『成瀬は信じた道をいく』P.94、宮島未奈、新潮社より)
成瀬の天然っぷりがいかんなく出ていて、思わず笑ってしまうシーン。
ちなみにこのシーンはボケたのではなく、真面目に聞いているところがさらに秀逸だ。
『コンビーフはうまい』
「わたしの自宅の電話番号だ。『コンビーフはうまい』と覚えてくれ」
(『成瀬は信じた道をいく』P.111、宮島未奈、新潮社より)
びわ湖大津観光大使選考会の会場で、成瀬が自宅の電話番号を後ろの席の女子へ渡すシーン。
そのからくりは、本編を読んでも理解できない…。
戦国武将の志
スマホを持っていない時点で変わっているとは思っていたけど、想像以上にやばい奴だった。勢力を広げたいなんて、戦国武将の志だ。
(『成瀬は信じた道をいく』P.114、宮島未奈、新潮社より)
びわ湖大津観光大使の選考会で、篠原かれんが成瀬をみて心の中で叫ぶシーン。
「瀬をはやみ~の成瀬あかりでございます。」
「瀬をはやみ~の成瀬あかりでございます。」
(『成瀬は信じた道をいく』P.126、宮島未奈、新潮社より)
成瀬が人生初のSNSを投稿したときの文章。元ネタの篠原かれんの文章と比較すると面白さが倍増する。
「はい、その気になれば話せます」
篠原かれん「成瀬って、ですます調でしゃべれるの?」
成瀬「はい、その気になれば話せます」
(『成瀬は信じた道をいく』P.140、宮島未奈、新潮社より)
観光大使-1グランプリに出場することになり、篠原が成瀬に言葉遣いを直せるか問うシーン。
「せやろな」
”二〇〇六年五月十四日十八時三三分、私は大津市民病院で生まれた。誕生の瞬間は覚えていない”
美貴子は反射的に「せやろな」とつぶやいた。
(『成瀬は都を駆け抜ける』P.125、宮島未奈、新潮社より)
娘(成瀬)が自ら書いた”自分史”を、母・美貴子が淡々と読むシーン。
「もはやインフラやん」
「もはやインフラやん」
(『成瀬は都を駆け抜ける』P.145、宮島未奈、新潮社より)
咲子(成瀬のおば)が、ぐるりんワイドで成瀬が自主的に地域パトロールをしているシーンを見て出た一言。核心を突いた笑える名言です。
はい、あります。そんなあなたはこちらの【成瀬シリーズ】登場人物一覧表の記事をご覧ください↓
名言から見える成瀬シリーズの魅力
成瀬シリーズの名言を振り返ると、この物語がなぜ多くの読者に愛されるのかがよく分かります。
成瀬あかりのぶれないまっすぐな言葉は、「ありのままの自分でいいんだ」と、読者の心を温かく包み込んでくれます。
島崎や大貫、篠原、成瀬家の人々など、周囲のキャラクターの一言にも、人生のヒントやユーモアがあふれています。
物語の名言に触れることで勇気がみなぎり、読者を元気づける。
それこそが、成瀬シリーズの魅力そのものなのだと思います。
名言をもっと楽しむための読み方ガイド
成瀬シリーズの名言をより深く味わうために、作品の“読み方”にも少しだけ触れておきます。
ここでは、名言の魅力がさらに広がる3つのポイントを紹介します。
名言が多い巻の傾向
成瀬シリーズはどの巻にも名言が散りばめられていますが、
特に名言が多いのは「1作目(成瀬は天下を取りにいく)」と「2作目(成瀬は信じた道をいく)」 です。
- 1作目は、成瀬あかりの“合理性”と“天才っぷり”が爆発
- 2作目は、島崎・大貫・篠原かれんなど周囲のキャラの名言が豊富
- 3作目は、成瀬家の温かさや人生観が深く刺さる名言が多い
名言を軸に読むなら、
1作目 → 2作目 → 3作目 の順が一番楽しめます。
読む順番に迷ったら
成瀬シリーズは基本的に“刊行順=おすすめの読み順”です。
物語の流れやキャラの成長を自然に追えるので、名言の重みも変わってきます。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
➡ 【成瀬シリーズ】読む順番ガイド(初心者向け)
Audible版で名言がさらに深まる
成瀬シリーズは、耳で聴く本Audible(オーディブル)版の完成度が非常に高いのも特徴です。
- 成瀬あかりの淡々とした口調
- 島崎の優しい語り
- 呉間のキレ具合の面白さ
- 篠原かれんの二面性
- 成瀬家の母と父の温度差
声優さんの表現力によって、文字だけでは伝わりにくい“温度”や“間”が作品の完成度をさらに高めます。
名言の印象もガラッと変わるので、原作を読んだ人にもおすすめです。
Audible版は、こちらから無料体験もできます↓
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解約も簡単にできます。
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※本記事は、2026年現在の情報を元に書いています。最新の情報については、AmazonまたはAudible公式サイトをご確認ください。
まとめ|成瀬シリーズ三部作の名言まとめ
成瀬シリーズの名言を紹介しました。いかがでしたでしょうか。
どの名言も読者に勇気を与えてくれるものばかりです。
気になる名言があれば、ぜひ原作でもう一度読んでみてください。
その場面の空気やキャラクターの表情が重なると、言葉の深さがさらに変わってきます。
物語の流れを知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
➡ 【成瀬シリーズ】あらすじまとめ(ネタバレなし)
この記事を読んで、少しでもあなたの役に立てたら嬉しいです。


