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スラムダンク|宮城リョータの名言【21選】

スラムダンク_宮城リョータの名言
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こんにちは。管理人です。
今回は、スラムダンクより、宮城リョータの名言をお届けします。
宮城リョータと言えば、映画「THE FIRST」の主役となったキャラクターですね。
多少、喧嘩っぱやいところはありますが、湘北の中では桜木花道と共にムードメーカーの役割も担います。特に、マネージャーの彩子さんを一途に追いかけるところなんかは、ついつい応援したくなります。
ところで宮城リョータと言えば、チーム湘北の中では口達者なイメージがありますが、意外とセリフは多くありません。

グリーンマン
グリーンマン
ほう、それは意外だな。花道と二人でよくしゃべるキャラだと思っていたんだが

スラムダンク全話を通して見てみると、その理由が分かります。
それは、言葉ではなく表情や体で気持ちを表現するタイプだからです。
ただし、セリフは少ないながらも、心に残る名言はたくさん残しています。
という訳で、そんな愛嬌のある宮城リョータの名言、スタートです!

宮城リョータのプロフィール
  • 湘北高校 2年生
  • 168cm(インターハイ予選当時)
  • 59kg(インターハイ予選当時)
  • ポジション:PG(ポイントガード)
  • 背番号7(3年生が引退後は、4番)
  • 誕生日:7月31日
  • 出身地:沖縄県南城市

※本記事は、「スラムダンク(新装再編版)」(作:井上雄彦、集英社)に基づいて書いています。


Contents

宮城リョータの名言【登場シーンから翔陽戦前まで】

(1-1)「恋するリョータ」5巻102ページ

宮城リョータが初登場するのは、「スラムダンク(新装再編版)」5巻、50話。
いきなり、ボブカットの女の子にフラれる、という何ともセンセーショナルな登場シーンである。
しかし、これには訳があり、同級生の彩子を一途に想うあまり、一向に見向きもされないため、彩子を忘れるための荒療治。しかし、そんなことでは彩子への恋心を消せないのが、純粋な男心を持つ宮城リョータたる所以である。
リョータのバスケ部復帰初日。復帰早々に桜木花道と衝突するが、花道はリョータが彩子さんに惚れていることを瞬時に気づく。
そして、リョータと花道の二人で公園のブランコに座り、純粋な男心を語りあう名シーンがコレだ。

”ひっひっひ
そーか
アヤコさんか
うんうん

でもアヤコさんはイカスからなー”

そして、花道は心無い一言を口にしてしまう。

”フラれるかもよ”

ピクっと動揺するリョータ。

(スーっと涙を流すシーン)

リョータは、花道と二人、ブランコに揺られながら語る。高校でもバスケを続けるかどうか迷っていた時、体育館で彩子を見て、一目惚れしたこと。

”もうホレてたよ…
速攻で入部した
バスケに命かけることに決めた

オレがチームを強くして…
試合に勝って…

それで彼女が笑ってくれれば最高さ”

隣で静かに話を聴いていた花道は、涙を流しながら

”ワカル”

と言った。

翌日、同じ思いでバスケに打ち込む二人は、

”男たちはわかりあったのだった”

宮城リョータと桜木花道の友情が芽生えた名シーンである。

 

(1-2)「アヤちゃん(ハート)」6巻201ページ

宮城リョータの作中での試合デビューは、神奈川大会の1回戦「三浦台」である。
湘北のスタメンの中に、宮城リョータはいない。試合前の体育館での乱闘騒ぎを起こしたメンバーは、スタメンから外す、という安西先生からのお仕置きだ。
前半14点以上もビハインドを追う形となった湘北。
じらしにじたした後、安西先生はついに問題児軍団をコートへ投入する。
湘北のメンバーチェンジだ。
乱闘の原因となった三井寿、被害者兼加害者の宮城リョータ、加勢して火に油を注いだ流川楓と桜木花道の合計4人だ。

”ハッハッハッ
勝利を呼ぶ男 登場!!
おめーら これでもう負け決定!!”

桜木花道が大口をたたく。
宮城リョータは、コート上の誰よりも速い選手だ。相手ディフェンスをかき乱す。

”いいぞォ リョータ!!”

彩子さんの黄色い声援に顔がにやけるリョータ。

”ああっ見るな!!”

相手ディフェンスがリョータのボールをスティールしようとした瞬間、背中からノールックパス。

”アヤちゃん…♡”

このようなシーンが毎試合、登場する。宮城リョータといえば、「アヤちゃん♡」である。

 

宮城リョータの名言【翔陽戦】

次に翔陽戦で出た宮城リョータの名言を紹介する。
宮城リョータは、意外に試合中のセリフが少ないが、その分、観客席から宮城リョータを形容する名言が出ることが多い。

(2-1)「まさに電光石火!!」7巻105ページ

この年のチーム翔陽は、神奈川随一の高さを誇るチームである。
スターティングメンバーの5人は、いずれも190cm前後の身長を有する選手ばかり。宮城リョータのマッチングするポイントガードも180cmあり、リョータより12cmも上背がある。
そんな上背で大きく劣っているリョータを、観客は湘北の穴だと指摘する。
しかし、バスケットボールは身長だけで勝負が決まるほど単純ではない。
湘北がボールを奪い、速攻をかける。
コート上で最も速いリョータは、瞬く間に相手ディフェンスを切り裂き、ゴールに走る桜木花道へ絶妙なパスを供給する。

”置いてくる!!”

花道が得意の「庶民シュート」(レイアップシュート)を決める。
観客が沸く。

”はっ!! はええ!! なんてパスだ!! アッという間じゃねえか!!

まさに電光石火!!”

宮城リョータを表現するこれ以上の言葉はありませんね。

「まさに電光石火!!」

 

(2-2)「すげえぞあの7番!!」7巻110ページ

速攻を決めた後も、宮城リョータは落ち着いている。
翔陽がすぐさまカウンターの速攻をもくろむも、193cmの高野のドリブルを難なくスティール。

”さあ もう1本だ!!”

ポイントガードに最も求められる能力。それがゲームメイク。
リョータは、自分よりも20cm近い大きな選手を相手に、冷静にゲームを組み立てる。

”すげえぞあの7番!!”
”あんなに小さくてもやれるもんだな!!”
”スゲエ スピードだ!!”

観客が宮城リョータのすごさに気づき始める。

”いいぞォ リョータッ!!”

彩子さんがリョータを褒める。

”アヤちゃん♡”

彩子さんからの黄色い声援を敏感にキャッチしつつ、試合にも集中する宮城リョータは、超一流のポイントガードである。

 

(2-3)「県内No.1ガード」7巻194ページ

陵南の監督 田岡が言うセリフだが、宮城リョータの現在の地位を表す象徴的な場面である。
翔陽の4番 藤真は、桜木からボールを奪うと、そのまま速攻を仕掛ける。
湘北のスピードも負けていない。
すぐさま宮城リョータが藤真に追いつく。
観客席から観ている陵南の田岡監督が言う。

”県内No.1ガードの双璧 海南の牧と翔陽・藤真!! それに割って入るか!? 宮城!!”

藤真とリョータの1対1の局面。
リョータは、藤真がシュートを選択すると予測。
予想通り、藤真がシュートモーションに入る。
リョータは完璧なタイミングでブロックを試みるが、藤真のシュートモーションが予想以上に速い。
藤真のシュートは入り、今回の勝負は藤真に軍配が上がる。
ついでにその藤真のシュートをさらに後方からブロックしに来た花道のファウル付き。

 

(2-4)「そいつを倒してオレがトップになる!!」7巻221ページ

神奈川No.2ポイントガードと呼び声高い翔陽の藤真との戦いは続く。
藤真の活躍により、湘北は劣勢におちいる。

タイムアウトを取った湘北は、悪い流れを絶つべく、メンバーを落ち着かせる。
そして、彩子はリョータへ声をかける。
宮城リョータと彩子の関係性を象徴する名シーンである。
リョータの自信が揺らぐのをいち早く察知し、声をかける彩子。

”相手は県内トップを争うガードよ!!
何がいいたいかわかる?”

忘れていたものに気づくように、彩子の目をみるリョータ。

”そいつを倒してオレがトップになる!!”

湘北の反撃が始まる。

 

(2-5)「花道をノせる」7巻234ページ

宮城リョータは、試合中、他のメンバーを褒めて能力を引き出す技にも長けている。
つまり、メンバーをノせるのだ。
リョータは、花道をつかまえ、一言伝える。

”お前のリバウンドはこの試合で一躍県内トップクラスだぜ”

花道のリバウンドにより、湘北の勝利をさらに手繰り寄せる。

 

宮城リョータの名言【海南戦】

神奈川最強の海南戦での名言を紹介する。
海南戦でも、宮城リョータは、強敵と対峙する。海南のポイントガードは、おなじみ神奈川No.1プレイヤー牧である。
リョータの相手は、いつも強敵で、つくづくポイントガードというポジションは大変なポジションであることを痛感させられる。

(3-1)「リョータ直伝フェイク」8巻104話「計算外プレイヤー」

海南戦での宮城リョータは、対戦相手が牧ということで、あまり派手な活躍は見られない。とは言っても、海南の牧を相手に40分間対峙するだけで、殊勲賞クラスの活躍と言ってもいい。
そんな中、間接的にリョータの活躍と言ってもいいのが、桜木花道が見せた「リョータ直伝フェイク」による得点シーンだ。
湘北の6点ビハインドでの場面、リョータから花道へパスが出される。
花道はディフェンスの清田信長に対し、シュートフェイクを入れる。
清田信長がフェイクにかかり、ドリブルで抜き去りそのままレイアップ。

”今のはワザとらしくなかったぞ花道!!”

リョータは、花道のプレーを称賛する。

 

宮城リョータの名言【陵南戦】

神奈川大会、海南の次に湘北が戦うのは、陵南です。漫画「スラムダンク」の初めての試合として描かれた陵南です。前回は練習試合で、宮城リョータと三井寿が不在の中での試合でしたが、今回は湘北もフルメンバーです。監督の安西先生は不在ですが。

翔陽の藤真、海南の牧、と強敵を相手に戦ってきたリョータ。陵南のポイントガードは、植草。スラムダンクの中では脇役扱いなので、久々に自分が優位に立てるゲームである。

(4-1)「仙道vsリョータ」12巻218ページ

後半残り時間6分15秒。
湘北優勢の試合展開の中、陵南は4ファウルを魚住をコートに戻す。
陵南の反撃ムードの中、リョータは植草のパスをスティール。
流川、桜木、リョータの湘北最速トリオが速攻を仕掛ける。
仙道がボールを持つリョータの前に立ちふさがる。
誰もが宮城リョータ対仙道であれば、仙道有利と見るや、流川もしくは桜木にパスが飛んでくるはず、と予想する。
次の瞬間、リョータは自らレイアップでシュートを決める。

”うわぁ 決まったーっ!! 何て速さだ!! 電光石火 宮城リョータ!! 止まらねえっ!!

観客が沸く。

”オレならいつでもブロックできると思ったかい?”

意表を突くドライブで得点を上げたリョータは、仙道を挑発する。

 

(4-2)「ゴリを全国へ」12巻219ページ

仙道をねじ伏せたリョータは、赤木の元へ行き、一言告げる。

”ダンナ、全国に行けるぜ”

赤木が3年間、夢見た全国大会への切符を、まさに今、つかもうとしているチーム湘北であった。

 

宮城リョータの名言【豊玉戦】

神奈川大会で海南に次ぐ2位となった湘北は、初の全国大会へと駒を進める。夏の大会、通称インターハイである。
湘北の対戦相手、初戦は大阪代表の「豊玉」である。
全国大会常連の強豪校であるが、優勝経験は無い。そんな相手である。

 

(5-1)「売られたケンカは買う男(その1)」15巻39ページ

試合前日、豊玉の面々と鉢合わせになる湘北メンバー。
新幹線の車内での因縁に引き続き、豊玉のポイントガード板倉大二朗(183cm)は、宮城リョータにわざとぶつかる。

”おっとと! 見えんかったわ”

カチンと来る宮城リョータ。

”おい、切符買っとけよ。明日帰るんだろ?”

宮城リョータも全く負けていない。第1ラウンドは、引き分け。

ちなみに、背の低い人に対して「見えんかったわ」というくだり、吉本新喜劇の池乃めだかさんのギャグに見えてしまうのは、私だけでしょうか…?

 

(5-2)「売られたケンカは買う男(その2)」15巻83ページ

豊玉戦の火ぶたが切って落とされた。
前半開始早々、宮城リョータは目の前の板倉に敵意むき出しで、本来、流川にパスを出すべき場面で板倉をドリブルで抜きにかかる。
当然のように板倉を抜き去ったリョータは1テンポ遅れて流川へパスを出すも、相手にカットされてしまう。
そのまま豊玉のカウンターを喰らい、リョータは目の前の板倉に成すすべもなく得点を許す。

”「ボン!!」”(板倉)

”「野郎~ッ!!」”(リョータ)

その後も頭に血が上ったリョータは、豊玉にパスカットされてしまう。

売られたケンカは買う男、第2ラウンドは、リョータの負け。

 

(5-3)「売られたケンカは買う男(その3)」15巻203ページ

後半に入っても、豊玉のポイントガード板倉の挑発は止まらない。

”おうおう
チビの相手もラクやないで!!
ヒザつかんとカオが見えへんやんケェ!!”

豊玉のPGがリョータを挑発する。
しかし、冷静さを取り戻したリョータは挑発に乗らない。

”えっ何?”

次の瞬間、リョータが相手を抜き去る。

”さいならっ!!”

体は小さくとも、宮城リョータがスピード勝負で負けるはずがない。

これにて、売られたケンカは買う男、宮城リョータに軍配で完結。

 

宮城リョータの名言【山王戦】

(6-1)「弱気のリョータ」16巻58ページ

山王戦の前夜、チーム湘北は、昨年度のインターハイのビデオで山王vs海南の試合を観る。
湘北メンバーは、皆そろって山王の桁外れの強さに絶句する(桜木花道を除いて)。
そんな中、宮城リョータも珍しく弱気になり、夜風に当たりに行くと言い残し、宿舎を後にする。宮城リョータと彩子が二人で歩く名シーンだ。(ここでも桜木花道が空気を読まずに二人の間に割って入る)

”なんでオレの相手はすごいのばっかなんだ…”

宮城リョータは、彩子の前で珍しく弱気な発言をする。

”翔陽戦では藤真
海南選は牧
そして今後は山王のキャプテンか…”

彩子は、宮城リョータの顔を見る。

”しかもみんなオレより10cm以上でけーんだ
クソッ”

宮城リョータが弱気発言をした瞬間、

”バコッ”

リョータをハリセンで叩く彩子。

”藤真とあたったとき言ったこと忘れたのリョータ!?”

リョータは思い出して言う。

”そいつを倒してオレがトップになる”

リョータが弱気な時は、彩子さんのハリセンに限る。

 

(6-2)「奇襲」16巻223話~224話

高校バスケ王者の山王工業との戦いがいよいよ始まる。
安西先生の作戦は、先制攻撃。
桜木花道と宮城リョータの肩を抱き、

”君達による奇襲だ”

リョータが相手の8番に意表をつかれボールを取られるも、すぐさま追いかけ取り返し、

”花道ィ!!”

山王の河田兄を抜き去り、

”いっ”

引用元:スラムダンク新装再編版16巻224話

花道もリョータに呼応するように顔で「いっ」を作り、アリウープ完成!

リョータと花道による奇襲は、みごと成功をおさめる。

”オレたちって…天才?”(リョータ&花道)

 

(6-3)「ガンメンシュート」16巻227話「狙い通り」

リョータ&花道コンビの奇襲攻撃「アリウープ」が決まったことを皮切りに、シューター三井寿の3連続3Pが決まるなど、湘北は王者山王に対し、互角以上の戦いを見せていた。
この良い流れを受け継いだのが、「ガンメンシュート」である。

深津のスティールを間一髪でかわしたリョータは、そのままペイントエリア(ゴール付近)へ侵入し、そのままレイアップを試みるも、沢北の豪快なブロックでボールをはたき落される。
そのはたき落とされたボールの軌道に、たまたま桜木花道の顔があり、バチコンッと激しい音が鳴る。
花道の顔面に当たった反動で、ボールは宙を舞い、そのままゴールネットを揺らす。

”おおーっ!?
何それぇ!?”(観客)

鼻血を流しながら桜木花道が言う。

”狙い通り!!
ガンメンシュート!!”

続いて宮城リョータが言う。

”そして…
相手のブロックを計算し尽くしたアシスト…!!
狙い通り!”

沢北は困惑した表情になる。

”やはり天才?”(花道&リョータ)

 

(6-4)「湘北の切り込み隊長」17巻236話「スピードスター」

前半を36対34で折り返した湘北。王者山王に対し、三井寿や桜木花道の活躍もあり、2点勝ち越すという前評判を覆す戦いを見せた。
しかし、後半が始まり、山王は、伝家の宝刀「ゾーンプレス」により、湘北が1点も得点を奪えない最中、16点もの得点を奪う。
会場の誰しも、「勝負はついた」と思い始めた矢先の名シーンである。

湘北はたまらずタイムアウトを取る。
後半2分半ほどしか経過していないにも関わらず、湘北のメンバー5人は息が上がっている。
山王が仕掛けてきた「ゾーンプレス」という戦術は、戦術を理解する高度な頭脳と、戦術を遂行する高度な体力が問われる。並みのチームでは使えない戦術であるが、山王は完璧にゾーンプレスを使いこなせるチームである。
このゾーンプレスの一番強力な武器が、相手チームの心をへし折ることである。
ものの1~2分で、普通のチームであれば心をへし折られる。

湘北は、まさに今、心をへし折られる寸前の状態、チームの中の一人でも心が折れたら、チーム全体が総崩れになる。そんな危機的状況である。

そんな危機的状況のチームを救う役割を一手に任されたのが、宮城リョータ、その人である。

”とりあえずメンバーはそのままでいきましょう
三井君
流川君
君たちも前へ走っちゃおう”

安西先生は、淡々と作戦を告げる。

”ボール運びは…!?
どうやって…”

山王のゾーンプレスを打破する上で最も重要なポイント。それがボール運びである。
相手陣内から自陣へボールを運ぶ。
たったこれだけのことができなくなる。これがゾーンプレスの恐るべき効果である。

”決まってるでしょう
湘北の切り込み隊長ですよ…!!”

メガネ君が愕然とした表情でつぶやく。

”1人で…!?”

安西先生は、ゾーンプレスの対策を練習していないチーム事情を鑑み、現在最も成功する確率の高い作戦を伝える。それが、宮城リョータ一人で最強山王のゾーンプレスを打破するというものであった。
絶大な信頼が無いと成立しない作戦ではあるが、チームの混乱を治める意味では、実にシンプルで適格な作戦である。

彩子がリョータへ言う。

”手ェ出して”

リョータはおそるおそる手を出す。
彩子がリョータの手にマジックで何やら書いている。

”あんたはえらそーに相手をおちょくるくらいがちょうどいいのよ リョータ”

リョータの手のひらには、「No.1 ガード」と言う文字が書かれている。

ゴリがフェイントを1つ入れ、宮城リョータへパスを出す。

”沢北 ジャンプした分 Wチームにつくのが遅れる

宮城 その一瞬を逃さず1歩で深津に並ぶ

2つめのドリブルで置き去りにする!”

チーム湘北、ついに山王のゾーンプレスを突破する。

”スピードなら…
No.1ガードはこの宮城リョータだぴょん”

 

(6-5)「流れは自分たちでもってくるもの」18巻56ページ244話「HEAT OF TEAM」

宮城リョータの個人技で、山王のゾーンプレスを突破したはいいが、得点が奪えない。
湘北は、後半8分40秒の間、1点も取ることができていなかった。
安西先生は、最後のタイムアウトを取るしかなかった。

安西先生は、桜木花道をベンチに戻し、逆転の策を花道に伝授した。
花道が再びコートに戻り、ついに後半初得点となる2点を奪取した。
しかし流れはまだ変わらない。
山王のゾーンプレスで疲労困憊の湘北は、山王の攻撃に足がついていかない。
三井寿が松本のドライブを許すと、ペイントエリアでカバーすべきゴリも足が動いていない。流川が急遽ヘルプするも、今度は沢北がフリーに。
松本から沢北へパスが通ると思いきや、宮城リョータのパスカットで難を乗り切る。

”しっかししろォ!!

流れは自分たちでもってくるもんだろがよ!!”

宮城リョータの喝により、流れが徐々に変わりつつある。あとはゴリの立ち直りが不可欠…。

 

(6-6)「1031(イチマルサンイチ)」19巻190ページ262話「1対2」

後半残り3分16秒。
一時、最大24点差まで広がっていた点差は、10点差まで縮まっていた。
湘北にいい流れを手繰り寄せているのは、桜木花道であった。
花道の予測不能のディフェンスが、沢北のリズムを狂わせていた。

”花道!
ディフェンス1031(イチマルサンイチ)だ!!”

宮城リョータが花道へ暗号のような数字を伝える。

”1031(イチマルサンイチ)…?”

沢北は考える。

1031。
テンサイ。

この暗号サインも、高校・中学バスケで流行りましたね。

 

(6-7)「ドリブルこそチビの生きる道」20巻268話「最強・山王の体力」35ページ

後半残り1分59秒。
湘北は、その差を5点まで追い詰めていた。
試合再開し、深津と河田兄の連携で山王2点を追加。

ここで再び山王がゾーンプレスを仕掛ける。
(ゾーンプレスは、仕掛ける方も体力の消耗が激しいので、とっても大変な戦術なのです)

ボールを自陣へ運ぶのは、もちろんポイントガードの宮城リョータ。
山王は、深津と沢北のダブルチームでリョータのボールを奪いに襲い掛かる。

”こんなでけーのに阻まれてどーする

ドリブルこそ
チビの生きる道なんだよ!!”

引用元:スラムダンク_新装再編版_20巻268話「最強・山王の体力」35ページ

レッグスルーに一瞬つられた沢北と深津の間を中央突破するリョータ。

「ドリブルこそチビの生きる道」

全国のちびっこに光を与える名言である。

宮城リョータの名言【インターハイ後】

(7-1)「新キャプテン宮城リョータ」20巻最終話

山王に対し、大金星を上げた湘北は、続く愛和学院にボロ負けする。
そして、3年生の赤木と小暮が引退し、チーム湘北も世代交代の時期である。
新キャプテンとなったのは、宮城リョータ。

”ウホン
オレが新キャプテンの宮城リョータだ!!”

3年生の三井寿はチームに残ることになったが、赤木と小暮の抜ける穴は、選手層の薄い湘北にとっては大きな痛手だ。
しかし、スポーツの世界、主力選手が抜けた後は、必ず新しい選手が育つという興味深い法則がある。
赤木の抜けたセンターという重役を、どの選手が担うのか。
はたまた新しい選手が加入するのか。
新キャプテン宮城リョータの率いる新生湘北の試合を見てみたいのは、私だけではないはずだ。

 

まとめ|宮城リョータの名言【21選】

まとめ

宮城リョータの名言をお届けしました。いかがでしたでしょうか。
冒頭、宮城リョータは意外にセリフが少ないなどと言ってしまいましたが、リョータ本人の名言の他に、リョータにまつわる場面で周りの人々が口にする名言を含めると、21もの名言がありました。
特に山王戦で見せた「ドリブルこそチビの生きる道」の名言は、全国のちびっこに夢と希望を与える名言です。
映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主役となった宮城リョータ。
そして、3年生が引退した後の新キャプテンとなった宮城リョータ。
井上雄彦先生がいつの日か、新生湘北の試合を描く日が来ることを期待し、本記事を締めたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。